【社長ブログ】新卒採用に見る企業の動向と厚労省国の対策について-その2


優クリエイト代表「高橋」です。

就職戦線は既に2012年度入社の活動が始まっています。
一般的に企業が新卒採用をする場合の流れは以下の準備をします。

事業計画からの採用人数と概算費用算出
採用チームの結成
求める人物像の明確化
採用計画と詳細予算策定
学生向けの採用ホームページの見直し
広報計画実施(就職情報媒体、Twitte、ブログ、求人票など)
会社説明会の計画と内容検討
選考方法の検討(どんな選考方法にするか)
内定時期と承諾方法
内定者フォロー(コミュニケーション、研修計画など)
入社式と導入研修計画

ざっと見ても、新卒採用にはこれだけの準備と流れがあります。
企業にとっては活動を開始するスタート時点では2年後の入社予定者に向けた活動となります。
しかし、現在は2年後の予想すら難しい時代なのです。
なぜ、ここまでして企業は新卒採用を行うのでしょうか?

私がリクルート社にお世話になっていた時に多くの企業を見てきましたが、100人以下の企業が次のステージへ飛躍できた理由には、必ずと言っても過言ではないほど新卒の採用がありました。

企業体としての土台を創り上げることができるのは様々な業界で活躍してきた経験者です。

しかし、その土台ができてくると、同じ思考をもった人材を安定的に集めるには限界が生じます。

即戦力になる人ほど意見の相違によトラブルになるケースが多いのです。

そこで、一致団結している時に新卒採用に踏み切り、自社で人材を育成する方針に切り替える時期が来ます。

採用には人材育成の仕組みが必要になります。また、規則や制度などを整える必要もあります。
つまり、経験者でなくても活躍できる業務システムと人材育成システムを整えることになります。                    これが整った企業は非常に強い会社になります。

そして、そこで育った人材が活躍する頃に次のステージへ飛躍するチャンス訪れます。

今年度、新卒の内定率が低迷しているといっても、中途採用が増加しているかと思えばそうではありません。
求人倍率は今年度9月で0.55倍と依然と横ばいなのです。
有効求人倍率1.JPG

もうひとつおもしろいデータがあります。
人材紹介業の先行指標と言われているデータで求人広告掲載件数の集計結果10月分が社団法人全国求人情報協会から発表されました。



昨年の落ち込みが大きかったことを考慮する必要もありますが、ここに来てようやく対前年比17.2%、4カ月連続4媒体ともプラスに転じています。
しかし、メディア別に見ると折込求人紙が大幅に伸びているのです。

このことから、今の求人広告の増加は正社員の採用にまで結びついていないないと読み取れます。

景気が底を打っても正社員の採用に結びつかないのは別の要因があると感じています。

昨年から急激に労使抗争が増加しています。
私は、企業が正社員雇用に慎重になっている大きな要因がここにあると考えてます。

その辺のお話を次回いたします。