【社長ブログ】子供の教育に農業体験


10年も前の話。子供に田舎暮らしを体験させました。

私と妻は共に江戸っ子、両親とも東京出身のため田舎がありません。

都会で何不自由なく育った子供に、田舎での暮らしを体験させたいと思い、インターネットで農家ステイと検索してみました。

すると岩手県一関市の大東町で農業体験を斡旋しているページを発見しました。

早々に問い合わせてみると「小学生の子供ひとりでは」と困惑した返事でした。

本来の目的は都会から町に永住してもらいたいための体験制度だそうです。

当然と思いつつ、役場の人に同年代の子供のいる農家を紹介してくださいとお願いしたところ、数日後、受け入れてもよいという農家を紹介してもらえました。

直接、その農家に連絡してみると「うちも子供が4人いるので、どうぞ」とこころ暖かい対応でした。そこで、当時小学校3年生だった長男を1週間預けることにしました。

あくまで農業体験ですから、農作業のお手伝いをするのが条件です。

送り迎えは必要ですが、1泊食事代だけ1,000円でとのこと。

早々に、本人に伝えました。

きみは家のお手伝いもしないし、少し我がままだから、今度の夏休に農家で1週間働くことにしたから。。。。

「えっ!小学生は働いたらいけないんだよ!」とびっくり顔での返事。

大丈夫、お父さんがちゃんとお話したから。

「お父さんも一緒なの?」

送り迎えはするけれど、働くのはきみ一人だよ。

そんな会話から夏休みに長男を連れて岩手県一関市大東町まで新幹線と在来線を乗継ぎ、長旅をしました。

駅に到着すると役場の方がお迎えに来ていて、農家まで送ってくれました。

車はどんどん山奥に入り、辺りには民家が無くなり、ようやく到着したのは、りんご農園を営む農家で、建物は想像以上の農家ぁ、という民家でした。

水は湧水、お風呂は離れ小屋、当然水洗でないトイレの壁隣は牛小屋があり、モ~ウゥと声が聞こえます。

ここでは殆どが自給自足。

ヤギの乳を飲んで、畑の野菜を食べて、生みたての鶏の卵、自家製の米、広大やリンゴ園、裏の川でイワナを釣り食卓へ、そんな生活でした。

家族は子供4人、ひいじんちゃん、ひいばあちゃんまでいる大家族です。

家族全員が暖かく迎えてくれて、子供同士は直ぐに仲良くなっていました。

私は翌日に帰宅したのですが、少し心配で時折電話で様子をうかがうと、子供から「何の用、ちゃんとお仕事もしたから電話しないで」と言われてしました。

子供って順応性があり、凄いですね。

迎えにいったときは、楽しそうで、虫かごにはクワガタ虫、カブトムシがいっぱいで、持ちきれないほどの新鮮な野菜をたくさんお土産に頂いたのを覚えています。

その日から自然と自分のことは自分でやるように変わっていました。

あれから10年。岩手の家とは今でも家族ぐるみのお付き合いが続いています。

今年は3人目の末っ子(小学生4年)が昨年に続お世話になりました。

大根の収穫と出荷のお手伝いをしたそうです。

(実際は子供のために収穫できるように用意してくれてます。)

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滞在中、お父さんに陸前高田市へ連れていってもらったそうです。

そこには、最後まで非難放送を続けた役場の赤い鉄骨だけがあり、流されて廃車となった車が山になって延々に続いていたとのことでした。

子供の目にはどのように映ったのでしょうか。

その子の撮影した写真です。

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流された車の山が延々に続いていたそうです。

今年も元気に、手に虫かご、リックに野菜を詰めて帰ってきました。

夏休みの自由研究は農家体験だそうです。