デジタル時代は「無料」からお金を生み出す時代
優クリエイト 代表取締役 高橋です。
最近、心配しているのは日本の起業家が減っていることです。
新しい企業が産まれないと将来の活性化が起こらず雇用の拡大も見込めません。
そこで、将来起業しようと考えている方に参考になればと思い、ブログを書きます。
今、成功しているネットビジネスは無料というビジネスモデルがキーワードになっています。
無料というビジネスモデルを分解すると
<もうひとつ無料型>
たとえば「これを買うともうひとつが無料」
スーツを一着買えば2着目は無料!
よく考えれば「半額大売出し」とまったく同じで、この狙いは、お店に来てもらうことによって、さらにほかの商品を買ってもらおうとするところ。
このモデルはネットショップではあまり効果がありません。
ネットでの購入は「検索による指名買い」が大半だからです。
<情報無料型>
民放番組やフリーペーパーを考えるとかりやすいと思います。
広告出稿(有料) →出版元→ 消費者(無料)
この場合は消費者にとって情報は無料です。
消費者は無料で得た情報を元に「消費行動」を行うことが期待されています。
しかし、消費者にとって実は情報は無料ではないということです。
この費用(広告費)は実際の商品に上乗せさせられているからです。
<無料体験型>
これがデジタル時代の成功している典型的なモデルです。
無料携帯ゲームで成功している携帯サイトのグリーで考えて見ましょう。
ほとんどのゲームは無料です。
でも、ゲームを極めようとすればするほど、有料の「ツール」がほしくなります。
全体の5%の人がこの「ツール」を購入してくれれば同社は経営が成り立つのです。
つまり5%の「プレミアム会員」が95%の「無料会員」の料金を負担しているのです。
「ツール」がないと次に進めないのではなく、あると「近道」になるがポイントです。
<著作物無料型>
これもデジタル時代の成功例で典型は「ウィキペディア」です。
一円の報酬もないのに「世界辞典」を作り上げることに情熱を燃やす。
百科事典を販売している会社にとってはたまったものではありません。
ありとあらゆる分野の専門家もしくは「マニア」が無償で作成してくれ、その内容は日々更新されています。
現在、情報量や確かさでも「ウィキペディア」は「ブリタニカ」を上回っています。
別の視点から見れば「ファイル共有ソフト」もこれに該当します。
ウイニーを使用すれば無料でオリジナルデータをコピーされてしまいます。
この撲滅にずいぶん力が注がれましたが、結局、根絶できませんでした。
するとこうした状況を逆手に使うマーケティング手法が出現してきます。
あのマドンナは新曲のダウンロードを無料化しました。
アルバムを聞いた人たちは、コンサートを見たいとの衝動にかられ、入場料やグッズ販売やファンクラブ有料化で莫大な収入を得ることに成功しています。
中国では、ソフトウエアの90%が「不正コピー」だといわれています。
マイクロソフトもずいぶん長い間戦いをしてきましたが、思うような成果は出ていません。
中国では、不正コピーも自分たちの作品を多くの潜在顧客に届けるための、コストのかからないマーケティング手法だと割り切っているようです。
デジタル時代では、商品を売り込むための最大のマーケティング手法が「無料」。
「なんだ、無料とかいって、結局自分たちが負担しているんじゃないか?」
その通りで、無料に見えるものがあっても、そこでかかるコストは最終的には結局、消費者がそのコストを支払っているのです。
デジタル時代ではその規模が大きく一人当たりのコストは無視できるほどに小さいのです。
なぜ、グーグルが急成長を続けているのかも、このことから証明できます。
コピー、ダウンロードを敵にして勝ち目はなさそうです。
デジタル時代は無料からお金を生み出す時代だと考えます。
① デジタルのものは遅かれ早かれ無料になる
② 「無料」からもビジネスはできる
③ 無料を前提に業態を考え直してみる
④ 「無料」は別のものの価値を高める
⑤ 希少なものではなく潤沢なものを管理する
クリエイターもいつかは起業しよう!
応援します。



