【新卒採用】中小企業の人事必見!クリエイティブ職種の新卒(5名以下)を採用する方法

クリエイティブ職種の新卒(5名以下)を採用する方法

デザイナーなどのクリエイティブ職の新卒採用。大企業ならともかく、中小企業が新卒採用を実施するのは、金銭的にも時間的にも大きな負担がかかるものです。「ウチにそんな余裕はない…」「大手のように候補者すら集まらない…」と諦めている企業経営者や人事の方も少なくないでしょう。しかし、クリエイティブ職種を希望する優秀な学生を確保する方法は実は色々あります。むしろ、大企業と同じような集客・採用をするのはナンセンスです。というわけで今回は、美術系学生のピンポイント採用を可能にする方法をいくつかご紹介します。

 

【1】美大・芸大学生専門の就職サイト

誰もが知っている大手の総合求人サイトは、当然ながら多くの大企業・有名企業も利用しています。また、人気企業の総合職・営業職などをはじめとする多くの職種・求人が並びますので、どうしても中小企業の募集内容や、採用人数の少ないクリエイティブ系の情報は埋もれてしまいがちです。

そこでクリエイティブ職種を希望している学生を採用したい中小企業におすすめなのが、デザイナーなどを希望する層が多い美大・芸大生向けに特化した専門就職サイトを活用すること。大手求人サイトには文理系を問わず様々な学生が登録していますが、専門サイトはそもそも母集団がすべて美術系学生です。つまり、最初からターゲットを絞った採用ができることになります。もちろん、採用確率も格段にUPするでしょう。
しかも、大手求人サイトに比べてかなり広告費用もリーズナブルです。

参考:美大芸大就活ナビ

 

【2】新卒紹介サービス

新卒紹介とは、いわゆる人材紹介サービスの「新卒版」です。

人材紹介会社にあらかじめ「こんな学生が欲しい」という要望を出しておけば、その会社に登録している就職活動中のターゲット学生を紹介してもらうことができます。そのため、就職サイトなどを活用して幅広く学生を公募する一般的な新卒採用とは異なり、最初から自然と企業・学生間のマッチング度が高まるという特徴が挙げられます。
しかも、自社の社員が何百人という応募者の対応に迫られたり、会社説明会を開いたり、面接設定をしたりする手間は発生しません。

また、通常の新卒採用では、たとえ1人も採用できなかったとしても、求人広告費用や会社説明会の会場費などを合算すると軽く見積もっても数百万円はかかりますが、新卒紹介サービスは成功報酬型です。採用ができなければ費用は発生しません。

相場は採用人数1名あたり数十万円なので、採用予定人数が少ない会社ほどメリットが大きいサービスだと言えるでしょう。

 

【3】美大・芸大の就職課やキャリアセンターとの連携強化

知名度の低い中小企業が優秀な人材を確保するためには、学生からの応募を待つだけではなく、積極的にアプローチしていく姿勢も必要となります。その施策の1つが、美大や芸大、そしてクリエイティブ系の専門学校の就職課やキャリアセンターに直接コンタクトを取ることです。

まずは、必要としているクリエイティブ職種のコースがある学校を調べて、求人票を出しましょう。そうすれば、就職課やキャリアセンターの職員さんが学生に紹介してくれます。また、インターンシップの告知などをしてもらうことも可能です。
さらに学内企業セミナーに参加できれば、多くの学生に対して自社の認知度を高められる上、気になった学生に直接リクルーティング活動を行なうこともできます。

各大学・学校に足を運ばなければならない手間は発生しますが、基本的に採用コストはゼロ。ターゲットを絞った採用ができることを考えると、活用しない手はありません。

 

【4】OB・OGの活用

自社のデザイナーやクリエイターに美大・芸大のOB・OGがいる場合は、彼らにリクルーターとして活躍してもらうという方法もあります。後輩や大学の教授などのツテを使って現役学生を紹介してもらえば、最短ルートかつ最小コストで採用活動を終えられることも夢ではありません。しかも、紹介を依頼された側の心理としては、「あまりレベルの低い学生は紹介できないな」と思うもの。したがって、優秀な学生に出会える確率も高まります

ただし、この方法は自社社員のOB・OG自身が現役クリエイター・社会人として魅力的でないと学生の心に響かない、という難点もあります。とはいえ、その点がクリアできていれば、効率的な手段と言えます。

 

「ターゲットを絞る」ことが採用成功のカギ

今回ご紹介した4つの方法の共通点は、「ターゲット学生を絞る」こと。
毎年何十人もの新人を受け入れる新卒一括採用をしている大手企業と同じ採用スタイルでは、知名度の低い中小企業に勝ち目はありません。少人数の有望な新卒を確保したいならば、「どうすれば高い確率でターゲット学生に出会い、ピンポイント採用ができるか」を考えて行動しましょう。それこそが採用成功のカギであり、また同時に採用にかける時間やコストを抑えることにもつながります。
そして、そうして余裕が生まれれば、さらに未来の優秀なデザイナー・クリエイターを育てやすくなるはずです。

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