仕事の効率もガタ落ち!? 子育て世代特有の「ブルーマンデー」 その本音と企業ができる対策とは?

週初め、体ガタガタで気分も最悪、起きることすら億劫、なことがありますね。このように休日後、憂鬱な気分で迎える週の始まりを「ブルーマンデー」と言いますが、誰にでも起こり得る世界共通の「気持ち」と言っても過言ではありません。さらに子育て世帯では、より状況が過酷な場合も多いようです。今回は「子育て世代」のブルーマンデーに焦点をあて、実態のご紹介と、その対策を考えていきたいと思います。

 

子育て世代の親が抱える多忙な日々

現在の子育ては「男性も育児参加」という風潮が強くなりつつあり、子育て問題は、もはや女性だけにとどまらないものになっています。
しかし核家族化も進み、「孤育て」という言葉が作られるほど頼る人も少ない状況です。
子供が低年齢の世帯では育児に手がかかる上、仕事と家事も同時並行です。通常のブルーマンデーに輪がかかり、しんどさが倍増するのも当然かもしれません。

年齢的に子育て経験のある経営者やマネージャーは多いと思います。ですので実際にご経験されてきた方もいらっしゃると思いますが、乳幼児なら昼夜問わずのおむつに授乳、夜泣きに突然の病気、卒乳しても、栄養に気を遣った離乳食、子供が汚す大量の洗濯物や散らかる部屋との格闘。小学生になっても、習い事の送迎や宿題の管理や添削、音読練習の監督など、あらゆる年齢で、日々どうしても手が取られてしまいます。

さらに恐怖なのが休日。
仕事から解放された休日でも、自分の休む時間を確保できない場合もあるのです。早朝から起こされ子供の遊び相手になり、買い物や平日残した家事、そして家族とのお出かけなど、「家族サービス」という名の大きな仕事が休日出勤の如く待ち受けています。

 

「ブルーマンデー」への一般的対策

そして、週の初めを迎える子育て社員達。中には、それこそ予想外の渋滞やトラブルなどでほぼ徹夜で出社し、すでに疲れている人もいるかもしれません。

ブルーマンデーは休日の楽しさと、仕事へのマイナス的な気持ちのギャップがもたらすもので、仕事が楽しいだけの人には無縁と言われているようです。しかし、子育て社員は仕事が楽しくても、上記のような事情で、そもそも自分の時間すらなく、肉体的、精神的に疲弊している人も少なくないのです。

一般論的な対策として、週の初めに大事な会議、多忙なスケジュールを組まない、残業はしない、週半ばに自分の楽しみを設けるなど。

またその憂鬱は、早い人だと日曜日の夕方くらいから起こる人もいて、ちょうど日曜日の終わりを告げるように「サザエさん」が放映されるので「サザエさん症候群」と呼ぶこともあるそうです。日曜は夜更かしを避け、仕事のことを考えないようにするなど、生活習慣的な改善がよくあげられます。これがひどくなると寝込んだり、本当の鬱へ移行することもあるので注意が必要だそうです。

 

子育て世代への対策〈その1〉社員の家族構成把握から

中には、社員一人ひとりに構っていられない、自己管理は個人でやるべきと思う方もいるかもしれません。
しかし、会社の生産性や売り上げ、強いては会社の気運にまで関わってくることですから、個人への対策も必然と考えた方が良さそうです。そしてたいていの場合、子育て社員が働きやすい職場は、他の一般社員も働きやすい環境になりやすいのです。

まず、特に管理職などの方は、部下や同僚などの家族構成をある程度把握することから始めるとよいと思います。子供は何人いるのか、年齢はどのくらいなのか、共働きなのかなど。詳細にわかれば、個人の事情を察しやすくなります。
ただしプライベートな内容で面と向かって聞きにくいので、軽い日常会話の中やランチなどを利用しましょう。一番よいのは入社の時点で人事が把握し、連携をとり情報共有することです。

余談ではありますが、社員のメンタルヘルスケアでは、管理職にはメンバーに異常がないか目を配る役割があります。
この際に、やはりメンバーの家庭環境などをある程度把握しておくことは、メンバーの状況変化を察するために有効であるとされています。もちろんプライベートのことなので、踏み込みすぎないバランスは必要ですが、そのようなコミュニケーションは必要であると言えます。

 

子育て世代への対策〈その2〉声かけコミュニケーション

状況がわかれば「声かけ」がしやすくなります。
週始めの朝、元気がなさそうな場合に、子育てや子供に関する「声かけ」や休めているかどうかの確認ができ、余計な叱咤激励で「いらぬ恨み」を買うことも少なくなります。

例えば、子供や家族が病気などの事情があれば、残業を調整したり、早く帰宅を促すこともできるでしょう。上司が残業しているのに、仕事も残っているのに帰るのは忍びないと気を揉む社員が一定数いるのも事実ですから、上司からの声かけが救いになります。

そして、子供を持つ親はたいてい子供の心配や悩みを山のように抱えています。人は、自分の話を聞いてくれて、気持ちに寄り添う人に対しての信頼は厚くなるものです。最初は社交辞令的な内容でも良いのです。しかし、この「声かけ」がいずれ信頼関係を作り、口には出せない子育ての辛さを理解する手立てになるでしょう。原因がわかると具体的な対策もとりやすく、仕事の加減、人員配置の調整などやりやすくなっていきます。

 

子育て世代への対策〈その3〉常識にとらわれない改革

「常識にとらわれない改革」ですので、ちょっと変わった取り組みをご紹介します。

ひとつは、声かけと似ていますが、週始めに「子育てミーティング」を行い、グチをこぼす機会を設けるというもの。実際、友人の会社で実施しているものです。最初は匿名でメールをする形だったそうですが、顔を突き合わせた方がお互いを理解しやすいということでミーティング形式になったそうです。
疲れが取れるわけではないが、悩みやグチをこぼすだけで頭や心がすっきりし、業務に集中しやすくなったそうです。

もうひとつは、時短でも通常の社員でも公平に「週初め有給」を積極的に推進するという方法。1日思い切り有給を取るもよし、出社はするがいつもより早く帰宅するでもよし。
これは単なる有給とは違い、自分と家族のため、という意味を持たせます。こうすることで脳の報酬系が刺激され、モチベーションアップにつながるでしょう。

ブルーマンデーの呪縛から無理に逃れるより状況を受け入れる。さらにその中で、自分のパフォーマンスや生産性を上げる方法を考える、という視点も取り入れてみても損はありません。

 

まとめ

社員の働きやすさを追求していくというのは、今の時代どうしても重要度が高いことです。また、この働きやすさが全体のパフォーマンス向上に好影響を与えることもわかってきています。

月曜日が「ブルー」なのは仕方のないことでしょう。
しかしながら、子育て世代の社員は、さらに特有の悩みを抱えることが多い状況です。年齢的にも会社の軸として活躍が期待される年代のはず。そんな彼らがより力を発揮できるように参考にしてみてください。

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