【2017】新卒の採用スケジュールは?~デザイナー・クリエイター職編~

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2017年卒の大卒・大学院卒予定者の採用選考について、経団連がスケジュールについて新たな指針を発表しました。時期的にも、学生の採用活動について検討を始めている企業が多いと思います。
今回は、美大生や芸大生などを中心に、デザイナー・クリエイター職の新卒採用動向について解説します。

 

新卒採用全体の市況感・状況

○2年連続でのスケジュール変更
経団連の指針において、新卒採用のスケジュールは2016年・2017年と2年連続で変更となりました。

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2016年については、2015年以前より全体的に大きく後ろ倒しに、2017年については、2016年に対し「採用選考開始」が2ヶ月前倒しとなりました。

○実際に予想される各企業の動き
結論から言ってしまえば、経団連の指針通りのスケジュールで動く企業は限りなく少ないと思われます。

・経団連自体の動きとして、「倫理憲章としての共同宣言+賛同社名公表」→「指針」のみへの変更
・そもそも「賛同社」は経団連加盟社の6割程度でしかなかった
・2016卒について、経団連に加盟している87%の企業が「(経団連の)会員、非会員の別なく日程が守られていなかった」と感じている
・外資系企業の多くは、元々昔からこの倫理憲章・指針に関係なく動いている
・IT系企業を中心とした「新経済連盟」(約700社加盟)は「会員企業に要請しない」と表明    などなど…

では、実態としてどうなるのでしょうか。

就職サイトの多くは3月より採用情報公開・会社説明会エントリー開始を予定しています。
これに連動する形で、早い企業では3月より会社説明会・選考会がスタートすると思われます。
(もちろん、前もってスタートする企業も少なからずあるでしょうし、3月より前から企業HP上で何らかの情報を発信する企業もありますが)

経団連発表のスケジュールでは、3月から広報活動解禁+エントリー開始、6月から選考開始となっていますが、実態としてはこの3月のタイミングから選考スタートとなるかと予想されます。

○採用意欲は2016卒以上
株式会社リクルートホールディングスの研究機関・リクルートワークス研究では、毎年度、新卒採用の市場状況の調査を行っています。
http://www.works-i.com/pdf/151217_saiyou.pdf

この調査によると、採用人数の見通しは
・増やす予定の企業:13.4%
・減らす予定の企業:4.2%
と、「増やす予定の企業」が「減らす予定の企業」を大きく上回る結果となっています。

また、2012年より「増やす予定の企業」が「減らす予定の企業」を上回るようになったのですが、この差が2012年以降では最大となる見込です。

このように、企業の採用意欲は非常に高まっている状況と言えます。

 

クリエイティブ職の動き

一般企業の動きは上記のようになるのですが、クリエイティブ関連職種はどのようになるでしょうか。

○動きが早いのは「営業職」「プロダクトデザイナー」
企業規模にもよるのですが、大手代理店やメーカーなどでは、「営業職」「ディレクター職」「デザイナー職」など、様々な職種の採用を行います。

このうち「営業職」は、非クリエイティブ系の一般企業とも人材がバッティングするため、一般企業に出遅れないようにするため比較的早い時期より選考を開始する傾向があります。
また、メーカーにとって商品のデザインは企業サービスの根幹となるため、「プロダクトデザイナー」は早めに優秀な層を囲い込む動きにでる動きがあります。

○ズルズル型の「デザイナー職」
一方デザイナーについては、大手企業は「営業職」の採用が落ち着いたタイミングで行うケースが多く、採用活動開始から少々間を置いての開始となるケースが多いです。

実際に2016採用においても、日本屈指の代理店系列の制作会社では8,9月ぐらいからデザイナー職の選考を開始していました。

大手企業がこのタイミングで選考をするため、多くの中小の企業は「内定辞退」を避けるために、このスケジュールに追随する形となります。
また、業界的に少資本の企業が多いため、春先では採用実施の可否自体判断せず、業績が見えてくる秋~冬以降に動く会社も少なくありません。

その他、一部の中堅規模の企業や企業の特色が強い企業は早々に選考を開始し、インターンや研修、イベントなど様々な手法で「内定辞退」をさせないよう先行逃げ切りの施策を実施しています。

このように、デザイナー職については長期化する傾向が強く見られます。

○学生の動き
クリエイティブ職への就職率の高い学生・・・美術系大学や、一般大学の美術系学部の学生の動きはどうでしょうか。

美術系の大学生は就職に対する意識が非常に低いと言えます。
実際2015卒においては、主だった美術系大学の就職率(就職した学生数/4年生の学生数)は約49.7%、一般大学の美術系学部にしても約61.7%と非常に低い数値となっています。
(しかも、「就職できなかった」ではなく、「就職をしなかった」層が多い傾向があります)

就職課などが音頭を取っている大学もありますが、学生自体の意欲が全体的に低いため、全体傾向としては就活の準備・スタートが遅い子が多いという特徴もあります。
前述の通り、大手代理店・制作会社のデザイナー採用時期が遅めであることも強く影響していると言えるでしょう。

もちろん就職に対する意識が高く、しっかり準備を進める層の学生もいらっしゃいます。
この層は就活開始も早いのですが、ある程度志望する企業・企業規模などがはっきりしている傾向が強いです。
また、他学部の影響を受けやすい一般大学の美術系学部生も、美術系大学に比べ早い傾向が見られます。

このように美大生・美術系学部生の動きは非常にまばらで、優秀な層は就活開始から早々に決まっていく「営業職」などとはやや異なる動きをすることになります。
秋採用であっても非常に優秀な学生が動いているケースもあり、採用活動時にいかに学生との接点を作るかが大事と言えるでしょう。

 

なお、優クリエイトでは、美大生・芸大生・美術系学部生専門の転職サイト「美大芸大就活ナビ」の運用を行っています。
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