海外のクリエイティブ事情~ママクリエイター必見!クリエイティブキャリアを活かし、子供の教材を作って世界でシェアする!

子供の家庭教育や幼児教育が盛んなアメリカ。また、幼児教育を通して家族の絆を深めようという強い動きもあります。しかし、多くのママが興味を持ちつつも実際にはどうすれば?ということも。そんな時には「Fun with Mama」。クリエイターとしてのスキルが自分の子供に還元できる上、それを世界に発信する。子育てをハンデとせず、仕事に活かし子供に活かす!そんなアメリカ発の教材シェアサイトをご紹介します。

 

ママクリエイター発の「Fun with Mama」とは?

SNSで85,000フォロワーを誇る教材サイトFun with Mamaは、ママクリエイターであるナディアという人が始めたものです。彼女は「家庭教育は難しくありません。子供達を教えるには、情熱さえあれば特別な資格は必要ありません。ただ、みんなが方法を知らないだけなのです。」と言っています。

サイトには、2〜10歳までの子供と遊びながら学べる教材が豊富。そのどれもが楽しみながら学習できるアイデアが詰まっていて、シンプルに作られた教材です。彼女は利用者に、「あなたがゴールを目指すほど、その過程で多くを学ぶことができる」と言っており、ゴールや結果だけに縛られない、母親の努力の過程に重きを置いている点が世界のママたちの共感を得ています。

仕事の現場では常に結果を求められるママクリエイターも、ここでは自分のスキルを自由に、そして発想のままに制作することが可能なのです。また、制作の過程における「トライ&エラー」が後々の学びにつながることを、クリエイターならではの視点と経験で他の母親達を勇気づけています

 

五感とイマジネーションを刺激

これらの教材には、子供向けのデザインでは王道とも言える興味を引きやすい鮮やかな色、大きく見やすい丸系フォントが使用されています。文字に点線があるものや文字にぬり絵をするもの、切り貼りなどの簡単なタスクは、低年齢の子供にも有効です。1つの学習テーマに対しても様々な切り口で作られているのは、日々子どもと接するママクリエイターならではの工夫です。

さらに、1教材の使い方が何通りもあることが特徴です。

例えば、アルファベット教材。切り貼りした後には、アルファベットとそのアルファベットで始まる動物や食べ物ができ上がり、単語も一緒に学べます。その上、フォニックスも一緒に学ぶことができたりと方向性を変えたいくつもの学習が可能です。
これらをファイルにとじれば、子供のアルファベット教科書に早変わり。ママと一緒に過ごした幼児期の時間が思い出ファイルとして残せます。

 

このサイトの教材のメリットは?徹底分析!

1.料金
このサイトのコンテンツは2〜5ドル(約200〜500円)ほどと、大手などが販売する教材と比較して非常に安価です。例えばハロウィンなどと言った季節・イベントのテーマセットなどでも10ドルほど(約1,000円)です。筆者自身も「英語基本動詞100」というカードを5ドル(約500円)で購入しました。日本の大手が販売している英語カードは作りとしてはしっかりしているものの、43枚で2,000円ほど。倍で100単語として比べると、本当に安い金額で買うことができました。

2.持ち運び
基本の大きさはA4サイズ。世界中どこからでも、プリンターとネット環境があればダウンロード可能なのが嬉しいところ。そして紙なので軽く、持ち運びもとても楽です。大手教材は作りがしっかりしている分重く、大きさもあるので保管場所もとります。

3.教材のタイムリーさ
教育者や学習者のニーズは日々変化するものです。それらに必要な最高のアイデアと学習方法は、実際に日々子供たちと関わり、仕事におけるスキルを高めているママクリエイターだからこそ生まれるものだったりします。ここの教材では、変わりゆくニーズに素早く対応、教育者がベストな状態で子供に教えられるよう、必要なリソースを提供しています。

4.使用のしやすさ
学ぶにあたり必要となる材料は、どこの家庭にでもあるようなもの、もしくはスーパーで入手可能なものがほとんど。例えば、数を学ぶ教材では印刷したドットに合わせて粘土を丸めて置いていくスタイルで粘土の代わりに、おり紙や丸いシール、おはじき、豆や小さいパスタなどを使用することも可能です。また、置いていく方法を手→トング→箸と難易度を上げることで、手先の練習にもなります。通常はプリントの1ページ目に使用方法やこのようなアイデアが明記してあり、レベルに合わせて選択できます。

このように子育ての「現場」とクリエイティブの「現場」が組み合うことによって、別の新しいものが生まれる、このサイトはそれを示した好事例とも言えます。また、上述の「Fun with Mama」以外にも、ママクリエイターが参加する「Teachers Pay Teachers」というマーケットプレイスがありますので、そちらにも軽く触れておきましょう。

 

教材やアイデアの宝庫!グローバル職員室「Teachers Pay Teachers」

Teachers Pay Teachers(以下TpT)」は、教師がオリジナルの教材を販売する世界シェアNo.1のオンラインマーケットプレイスです。このTpTは、教育者が必要とする教材・コラボレーション・インスピレーションなど、全ての機会を提供している巨大でグローバルな職員室とでもいうような存在です。

「世界中の教育者が持つ知識と知恵を、いつでもどこでも誰でも利用できるようにする」というポリシーのもと創設されました。現在300万以上の教材を提供。使用者は、塾や学校関係者、言語学者、幼児教育スペシャリスト、自宅学習児童、親など多岐に渡ります。同社の調べでは、アメリカ現役教師の3人のうち2人以上が使用しているとも。こちらのサイトにも登録して教材をシェアしているママクリエイターも多くいます。

 

まとめ

仕事と子育てを線引きしながら日々を過ごすママクリエイターが多いと思いますが、仕事のキャリアが子育てに応用できるのは、さらなる仕事のやりがいにもつながるかもしれません。また、そのスキルと子供への思いは、教材のわかりやすさや見やすさの工夫として現れていると言っても過言ではないでしょう。

ママクリエイター達が参加するこのシステムは、子供達に「学習」という大きな利益を産みだすものとして、今、世界中の注目が集まっています。

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