【扶養内で働く】インタビュー編~扶養内で働いている女性デザイナーたちに聞きました

【扶養内で働く】インタビュー編

扶養内で働くことについて、過去2回にて制度の概要と、働き方で収入がどのように変化するかを解説しました。続いての第三弾では、派遣やパートタイムで働くクリエイターたちのリアルボイスをお届けします。なぜ「扶養内」なのか。メリット、デメリットは?これからも「扶養内」でいくのか、将来の展望は?
まず今回は、グラフィックデザイナーとしてチラシやパンフレット類を作る制作会社にて、派遣で働くAさん。3歳の女の子を保育園に預け、週に3日、10~16時の1日6時間、働いています。130万円の壁以内=社会保険は夫の扶養に入っています。


 

今の働き方を選んだ理由

―どのようにして今の働き方になりましたか?
Aさん:もとはSEでした。昼も夜もないような生活で、結婚を機に退社してしまいました。夫の転勤にともない、どこに引っ越しても仕事ができて、より自分の関心のあるデザインを仕事にしようと勉強して転身しました。出産準備で仕事は一休みにし、出産後は、とにかく子育て優先。もっと子どもと一緒にいたかったのですが、昨年から、派遣で働き始めました。

―社会保険の扶養の範囲で働くことにした理由はありますか?
Aさん:時給で働いている限り、社会保険料の負担と夫の会社の配偶者手当のことを考えると、もっと働いたとしても、扶養の範囲内におさえた時と比べて、それほど稼げません。もっとも、子どもがいて、働ける時間が限られていますから、勤務時間を増やそうにも難しいですし。

―はためには、子育てと仕事をうまく両立しているように見えますが・・・?
Aさん:子育ての時間がとれるのは、とても大切なポイントです。今は子育て第一なので!
子どもがいなければ、本音はバリバリ働きたいんですけどね。

両立していることになるのかもしれないけれど、自分としては、職場でも家庭でも、常にイッパイイッパイで、余裕ないですよ。仕事も子育ても両方できて、恵まれている立場だとは思うのですが、本人にしてみれば、両立している素敵なママのイメージとは違います(笑)
 

働いて気づいたメリット・デメリット

―仕事も子育てもしたいという希望を叶えても、悩みは尽きないということですね。
でも、この働き方にして良かったことは、子育ての時間がとれることのほかに何かありますか?

Aさん:そうですね、仕事のスピードがとても上がりました。
子どものお迎えがあるので、絶対に残業ができない。ムダなことをやっている余裕がないので、仕事を効率よく仕上げられるようになりました。出産前はなんとチンタラ仕事してたんだろうと反省しています・・・(笑)また、周囲のムダや仕事のムラにも気づくようになり、これは大きなメリットでした。

―それはビジネスパーソンとしてよい気づきですね!それでは反対に、デメリットは何かあるのでしょうか?
Aさん:当たり前ですが、収入が少ないことです。扶養内にこだわっておきながら矛盾しているようですが、本音はもっと働きたいのです。でも、子育てが大事だから、時間が限られているからこその、扶養内。このまま長時間働いて扶養を外れても、「損」するところが多いのではないかと。
というのは、働く時間が増えれば、その分増える出費もあるからです。保育料はかさむし、家事の時間が削られて、外食や中食が増える、家事代行サービスを使う、子どもと遊んであげられないので罪滅ぼしのようにレジャー費をかけてしまう、といった具合に。そう考えると、年収250万円くらいは稼がないと、結局は大損ではないでしょうか。それだけを1日6時間しか働けない中で稼げるかというと……。

デメリットといえば、もうひとつ。働ける時間が短くて、仕事中も集中していてほかのことをする余裕がないため、他の社員とおしゃべりしたりもできず、子どもがいるから飲み会ももちろん行けないし、会社の人と付き合いが浅いのが寂しいですね。
 

今後は・・・

―なるほど!それでは、Aさんはこれからも、今の働き方で続けようと思っていますか?
Aさん:将来のことを考えると経済的に不安で、もっと稼ぎたいです。なので、いずれは正社員として働けるところを探そうと思います。通勤時間をかけたくないので、そのあたりの条件が合う会社が見つかればよいなと。まだ子どもが小さいし、2人目ができるかもしれないので不確定ですが。今はひとまず、受注件数を上げて、経験を積むべく、がんばります。

―ありがとうございました。

 

以上、Aさんのケースでした。仕事、家庭、子育てのバランスを考え、派遣で1日6時間、週3日、今の制度の中で有利な扶養の範囲内で働いているということでした。子育て中の女性の働き方のよい見本のように見えますが、ご本人にとっては、とても頑張って維持しているとのこと。ここは、夫や両親など、家事、育児を一緒にする大人がいるかどうかや、勤務先の環境などにより変わってくると思います。

 

<扶養内特集>
【第1回】そもそも扶養とは?10月からどう変わる?

【第2回】どれくらい働くのが得?扶養枠内で働きたいクリエイター必見!

【第3回】インタビュー編~扶養内で働いている女性デザイナーたちに聞きました

【第4回】インタビュー編No.2~扶養内で働いている女性デザイナーたちに聞きました

【第5回】インタビュー編No.3~扶養外で働いている女性デザイナーに聞きました

【第6回】2018年から「配偶者控除」「配偶者特別控除」が変わります!

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