【後編】「フリーランス」が案件獲得する5つの方法とは?各営業手法の特徴と注意点をケース別にご紹介

フリーランスが仕事をする上でどのように営業をすすめ、仕事の獲得に結びつけるかを考える本コラム。仕事受注は生活の要となる重要な問題ですが、実際どうすればいいかとなると悩んでしまう方も多いようです。今回は前編に引き続き、フリーランスでデザイナー・ライターとして活動している筆者の体験などを交えつつ残りを解説、コツや注意点も含め解説していこうと思います。

 

クライアントから仕事を得るには、どのような方法があるか

クライアントから仕事を得るには、おおまかにわけて以下の方法が考えられるかと思います。今回の後編では3、4、5についてお話していきます。

1. 既知のクライアントに営業
2. 未開拓のクライアントに営業
3. 仕事の案件紹介を行っているサイトへの登録
4. クラウドソーシングの利用
5. SNSなどで「自分の仕事」を発信し続ける

1、2については、前回の記事をご確認ください。

 

仕事の案件紹介を行っているサイトに登録する場合

デザイナーなどのクリエイター向けとなると、まだそこまで数は多くないのですが、人材紹介や人材派遣と同じように、フリーランスへの案件紹介を行っている企業・サイトがあります。これらに登録しておくことも1つの方法です。思わぬ好案件、自分に合った仕事を紹介してもらえるケースもあり、仕事の量に関わらず登録しておいて損はないでしょう。

職歴やスキルなどを記入、後は紹介を待つだけで新規のクライアントにも出会えるのが大きな魅力。また、登録会社によっては担当と面接することもあるので、自分のスキル・市場価値を客観的に捉えられるという隠れたメリットもあります。

筆者もいくつか登録していますが、4.で解説するクラウドソーシングなどに比べるとギャラも高い上、業務サポートなども手厚い会社が多い印象です。支払いに関しても、その紹介会社を通して支払われるので遅延や未払いなどの危険も低く、安心度も高いです。

デメリットというほどでもないですが、強いて言うなら、クラウドソーシングに比べると、ギャラが高い=相応のクオリティ・スキルが問われる案件が多いということでしょうか。その点では、実務の経験が一定以上問われるケースが多いかもしれません。また、サービスにもよるので一概には言い切れませんが、やはりクラウドソーシングに比べると、やや企業への常駐や打ち合わせのための出社を求められる案件が多いかと思います。
クラウドソーシングが「企業とフリーランス」という形に対し、こちらは「企業間取引」という色合いが濃いかもしれません。

この手のサービスは比較的新しいサービスが多いので、なかなかその企業・サービスの良い悪いがわかりづらい傾向にあります。なので、絶対ではないのですが、下記のようなポイントをチェックしておくと良いかと思います。

1. 頻繁に更新されているか
2. 募集要項・内容は適切か、発注側の情報がしっかり開示されているか
3. 求人以外にも、サービス説明やフリーランス向けのコンテンツがしっかりあるか
4. その企業のバックボーン/信頼性、フリーランス向け以外に手掛けているサービス

具体的には、案件更新が1ヶ月もされていないケース、すでに募集終了の案件をいつまでも掲載し続けているようなサイトは避けた方が賢明です。案件の詳細、例えば、募集職種・仕事内容・ギャラはなどが開示されているかも確認しましょう。

また、この手のサービスの場合は、多くはこれらサービスを運営している企業と業務委託契約を結ぶことになりますので、その企業がちゃんとフリーランス、あるいはクリエイティブやデザインについて理解があるのか、企業として信頼できるのかなども調べておいたほうが無難です。
なお、その企業やその企業が手掛けるサービスを確認することは、「本当に大丈夫かな?」といったマイナス的なことだけでなく、求人以外にもフリーランスを対象としたサービスやサポートをしていることもあり、それらの情報収集という点でもお得だったりします。

 

クラウドソーシングを利用する場合

スキルやキャリアが少ないクリエイター向けとして、手軽な営業方法の一つに「クラウドソーシング」の利用があります。

初心者対応案件も多く、すぐに仕事を始められるのがメリットで募集件数も比較的潤沢です。
しかしギャラの面では、残念ながら今まで登場したケースには及びません。特に初心者案件では、内職程度の報酬しか支払われないことも少なくありません。さらに、デザイン案件などはコンペ方式が多く不採用の場合は報酬が支払われないので、生計を立てるという意味では現実的ではないと言えます。
ただし、悪条件の募集ばかりではありません。相場にあった金額・好条件の仕事があるのも事実。とりあえず登録し、ときおり募集を眺めるとよい案件に巡り会えることもあるでしょう。

そういう意味では「3. 仕事の案件紹介を行っているサイトへの登録」でも言える話ですが、これらサービスを活用してフリーランスとしての実績を作ったり収入を確保しながら、並行して自分でもちゃんと営業活動をして仕事を増やしていくのが理想的と言えます。

なお、これらクラウドソーシングを利用する際にもっとも注意したいポイント、それが「手数料」の存在です。
某大手サイトを例にとると、10万円以下の報酬は「合計金額の20%」が天引きされてしまいます。例えば、1件8,000円の案件を月に10本行うと80,000円ですが、実質は手数料を引かれ64,000円になってしまいます。比較的安価な案件が多く、手数料も高いクラウドソーシングは補助的な利用がよいかもしれません。

 

SNSなどを利用した「自分の仕事を発信」し続けるという営業

「営業」としては少々飛び道具的なケースになりますが、周りの知人やSNS上に「自分の仕事」を発信することも仕事を得る上でに大いに役立ちます。制作物を納品して終わりではなく、自身の実績についてどんどんシェアして知ってもらい、認知度を高めましょう。

特に30~40代くらいのクリエイターなら、同世代の知人は会社での決済権を持ちえる頃合いですから、自分が何をしているか認知してもらえれば、仕事を依頼される可能性が上昇します。実際、筆者もSNS上で拡散していたところ、突然、知り合いから案件依頼を請けたこともありますし、投稿を見た見ず知らずの方から好条件の案件を打診されたこともありました。

それと周知の通り、SNSは思わぬところまで届くのも魅力の一つです。インフルエンサーにシェアされ意外なところから連絡がくることもあり、発信し続けることは確実にプラスになっていくでしょう。
そのために、発信上のコツでもあり注意点でもあるのが「ただ発信するだけでは意味がない」ということです。「多くの人にシェアされる文章」や「投稿に適した曜日・時間」なども視野にいれなければなりません。自分の作品や仕事のスタンスを、タイムラインに流すだけではフォロワーも増えない上に、投稿センスも問われます。

例えば、企業においては「バズマーケティング」と呼ばれる、上述のインフルエンサーなどを利用したいわゆる口コミのマーケティングで商品を宣伝・ヒットさせることがあります。自分を、もしくは制作物を商品と考え、どのような戦略でSNSを利用していくか、クリエイターとしてのアイデアを試すチャンスにもなるかもしれません。

セルフプロデュースと、声に出して宣伝することは立派な営業です。だからこそ、しっかりと戦略やアイデアを練り取り組まなければ結果も出ないのです。その戦略が実を結べば、世のヒット商品の如く、好条件の仕事が舞い込んでくるのは必至です。仕事を依頼してくれる人々はあなたのフォロワー、もしくはファンのはずですから。

 

まとめ

前後編にわけ、フリーランスで仕事を得る方法や注意点などを解説しました。それぞれの良し悪しはありますが。ひとつの方法にこだわらず、さまざまな角度から営業を行うことで安定して仕事を獲得できるようになるでしょう。

今回は「フリーランス」として仕事を受注することを前提としているので5つの方法をピックアップしましたが、週2,3日は人材派遣やアルバイトで働き、他の日はフリーランスで働くといった取り組み方もあります。これらであれば、収入面の確保が捗るため、フリーランスの営業活動にじっくりと時間をかけられる可能性があります。副業が推奨される昨今は、まずは正社員と並行してという環境もあるかもしれません。

今回の方法を一例としながら、よい案件に巡り会い、安定した仕事受注につながれば幸いです。

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