【フリーランスライター】得意分野の仕事を増やすために!ライターができる3つのこと

ライターの仕事は、商品紹介の文面作成から本の執筆まで内容が多岐に渡ります。ジャンルにこだわらずに仕事を受けるのは、仕事の幅を広げたいときには良いのですが、案件との相性が良くない場合は記事を仕上げるのに多くの時間が必要になったり、ときには書くのが苦痛になってしまったりする場合もあります。
「できることなら得意分野の仕事をもっと増やしたい」と感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、現役ライターである筆者が、得意分野の仕事を増やすために実践している方法をご紹介します。

 

得意分野の記事をブログに書く

得意分野の仕事を増やす方法の1つとして、自分から「記事を書きたい」と思える媒体に提案・売り込みをするというやり方があります。

売り込みをするときに、やはり一番大切なのは実績です。しかしながら、提供できる記事見本がすでにあれば良いのですが、クライアントに提供できるサンプルが手元にない場合もあります。そんなときに役立つのが、自由に記事を書いて公開できるブログです。
得意分野の記事を書きためておけば、文章力や知識量をアピールする資料として使えます。

さらに、TwitterやInstagramのような同じ趣味・業界の人が集まりやすいSNSを使って、ブログの更新情報などを投稿しておくと、そこから仕事を依頼してもらえることもあります。

筆者の場合、ライターになりたてのころは実績もなく仕事も少なかったので、とにかく自分のブログに興味があるテーマの記事を書くようにしていました。旅行系の記事につながるよう、プライベートで行った場所のレポート記事を書いたり、マネー系の記事につながるよう株主優待に関する記事を書いたりしました。
実績がないときはブログのURLを代わりに送って見てもらいましたが、「ブログに書かれているようなテイストでぜひお願いします」とご依頼をいただけたこともあります。

また、筆者は夫の駐在に同行してインドに3年ほど滞在していたことがあるのですが、その経歴をTwitterで見た編集さんから、海外育児に関する記事を書いてみないかと声をかけていただいたこともあります。

当たり前のことですが、得意分野の仕事を増やすためには、「自分はこれが得意です」ということをアピールして、そのジャンルのライターを求めているクライアント様の目にとまる必要があります。
SNSは、大きなお金をかけずに自分をアピールできる便利なサービスです。情報発信の場としてうまく活用していきましょう。

 

実績は得意なジャンルだけを公開する

筆者は自身のブログなどで、今までに請け負った仕事内容を公開しています。
以前は書いたことのあるテーマを全て掲載していたのですが、得意分野の仕事を増やしたいと考え、得意なジャンル以外の仕事については、実績を積極的に公開するのは控えるようにしました。

筆者が今ブログなどに掲載しているのは、資産運用や子育てに関する実績が中心です。実際は、不動産や広告運用に関する記事なども請け負っていますが、そちらは公開せず、お問い合わせがあったときだけ、実績をお送りするようにしています。
間口は狭くなりましたが、その分専門性を求めるクライアント様からの問い合わせが増え、何より好きな仕事の依頼が多くなりました

売上との兼ね合いもありますから、「好きな仕事だけ」というわけにもいかないこともあります。
でも、自分の得意分野を見定めて、その実績だけを対外的にアピールすることで、クライアント様の層が安定し、楽しいと感じられる仕事の割合が増えていったように感じています。

 

得意分野を増やす

仕事の幅を増やすために、得意分野そのものを増やしていくことも大切です。

「そんなにたくさん得意なことなんてない」と思われるかもしれませんが、自分では自分の得意なことに気づけないことも多いものです。

自分の周囲にいる5人程度の友人・知人を思い浮かべてみましょう。彼らより、自分の方が知識や経験があると思える事柄はありませんか。
その事柄の中で、記事を書いてみたいと思えるジャンルがあれば、まずはそこから掘り下げてみると良いのではないでしょうか。

そして、得意かもしれないと感じる分野の仕事が見つかったら、積極的に提案をしてみましょう。
筆者は、10の「得意かもしれない」案件を通じて、「得意で楽しい」分野が1つ見つかれば上出来、という気持ちで依頼を受けています。

また、「得意かもしれない」分野を探すのにクラウドソーシングサイトを活用するのもありでしょう。
クラウドソーシングサイトには無数のライティング案件があり、契約や請求といった手間がほとんどかからないので、新しい案件に取り組みやすいというメリットがあります。クラウドソーシングサイトで募集がかかっている案件の中から、「得意かもしれない」依頼を探し、実際に手を動かして仕事をしてみることで、自分の得手不得手を選り分けています。

トライ&エラーを繰り返して、少しずつ得意なジャンルを増やしていきたいですね。

 

ライターは自分が「個人商店」だということを意識してみよう

フリーライターは、リアルな店舗を構えてはいないものの、個人商店の1つです。

もし筆者がコーヒーショップを開くのなら、自分が望む客層に来てほしいと考えるでしょうし、その客層に合わせた店づくりをするでしょう。
それと同様に、得意分野の仕事を増やすためには、ライターも自分が望むクライアント像を意識し、そのクライアント様が仕事を依頼したくなるような実績をアピールすることが大切だと思います。

得意分野の依頼が増えれば、仕事の効率も上がり、楽しさも増えます。筆者の取り組みが、得意分野の仕事を増やすヒントになれば幸いです。

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