【セミナーレポート】紙媒体からWeb媒体へ~編集者、ライター経験者がWeb業界で生きる道Vol.1

11月24日、優クリエイト主催のWebライター講座が開催されました。セミナーは紙媒体でのキャリアをもつ方々が対象。その経験を活かしながら、Web媒体で活躍するために必要な基礎的ポイントをレクチャーする内容です。講師として、現役で紙媒体とWeb業界に携わり、知見のある簗場久美子さんが登壇しました。

 

紙媒体経験者がWeb業界進出で陥りがちな穴

「みなさんにはすでに良質な原稿を書けるスキルがあります。それは素晴らしいことです。ただし、そのスキルをWeb業界で生かすためには、Webを取り巻く環境を知っておかないといけません。実際に私がWeb業界に参入して、一番とまどったのもそこでした」。

講義は、Web媒体のジャンルと特徴についての説明からスタート。
セミナーのために講師が作成したオリジナルの資料を交え、オウンドメディア、ソーシャルメディア、キュレーションメディアとひとつひとつ丁寧に紹介されていきます。

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「Web媒体には実はさまざまなジャンルがあるのをご存知ですか? 中には聞いたことがあるものもあると思いますが、言葉だけでなく、それが何かということまで、きちんと知っておく必要があります。仕事をするのがどの媒体なのか、最初から選べるわけではありませんので」。

講師の言葉を受け、参加者からは活発な質問が飛ぶアットホームな雰囲気の中、講義は進んでいきます。

また、「ライティングのスキルには自信があるけれど、どこから仕事を探せばいいのかわからないという人がいます。でも、Webサイト上でライターを募集しているメディアもたくさんあります」という講師の説明には、会場から驚きの声が。
「そうなんです、Webで仕事をしたいな、と思っている人の中にも、それを知らない方が多い。まずは、自分がよく読んでいるサイトを深堀りしていってください」。

講師は、具体的に、現在、どのサイトで募集をしているのかも紹介。
参加者には、自分の好きなサイトや、仕事をしたいサイトを調べる時間が設けられました。

「ネットで調べれば簡単にわかることを知らないということは、Web業界では、やる気がない人だなと思われてしまいます。また、自分では、どんなジャンルでも依頼さえくれればクオリティを担保した記事が書けると思っていても、“Web媒体のことはよく知らない、わからない”というスタンスのままでいると、依頼する側はイチから説明しなくてはいけなくなってしまいます。つまり、初心者の方と同じ立場になってしまうんです」という講師の説明に、参加者も大きく頷いていました。

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Web記事のフォーマットも紹介

さらに、講師は「Web記事には基本的なフォーマットがある」と説明。
まずは、紙媒体とは違うルールをもつWeb記事ならではの見出しの付け方や、リード文の意義などを紹介。そして、起承転結をベースに、空欄に文章を入れるだけで、1本の記事ができるというオリジナルフォーマットが2パターン展開されました。
これには、参加者にお願いした事後アンケートでも「ここまで教えてしまっていいのか」「参加してよかった」という嬉しい感想が多くあがりました。講義に参加した人だけのメリットとして、感じていただけたようです。

参加者からの質問により、どの媒体がいくらくらいのギャラで仕事を発生させているのかといった裏話も飛び出し、会場は大盛り上がり。また、「フリーランスとして活躍するための最初の一歩はどこに踏み出せばいいのか」といった個人的な質問にも、講師から具体的なアドバイスがありました。

セミナー後の第2部では、優クリエイトからの業務委託案件の面談会を開催。
希望者のみの自由参加ではありましたが、講義を受けた全員が参加。講義を受けたことによって、Web媒体で仕事をしたいという意欲がますます高まったようです。

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第2回開催は12月14日。第1回の内容を踏まえながら、より具体的な受注の仕方や、Web媒体編集者とのやり取りの注意点などのレクチャーが受けられます。
また、お仕事直結セミナーとして、第1回と同じく、業務委託案件の面談会も開催されます。Web媒体での仕事に興味のある方、仕事をするにあたってWeb媒体全体の仕組みを知りたい方、ぜひご参加ください。

12月14日のセミナーの詳細・お申し込みは下記より。
【お仕事直結】紙とWeb、仕事の進め方の違いとは?Webライター育成セミナーvol.2

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