【ポートフォリオ作りのコツ】第6回作品のキャプションが必要なわけ

【ポートフォリオ作りのコツ】シリーズも第6回になりました。今回は作品を説明するために必要な「キャプション」についてです。どうしてキャプションが必要なのか?について、説明してきます!

第5回作品はとにかくデータ化しよう
 

作品は作った時にメモを残しておこう!


 
作品には、それぞれキャプションをつけておく方が「親切」であるということはわかると思います。ただ、意外とこの説明に必要なテキスト(メモ)をきちんと残しておらず、ポートフォリオを作り始めてから急いで「加える」ということはありませんか?
 
・ポスター
・ポスター
・リーフレット
・ポスター
 
のような単語の連発は、ちょっと格好悪いです。
例えばこれを
 
・キービジュアルB1ポスター/H728mm×W1030mm
・店頭用ポスター/B2/H1030mm×W728mm
・リーフレット/B5変形/P8/蛇腹折り/活版印刷/H182mm×W182mm
・ポスター/B1/H728mm×W1030mm

 
こうして、詳細をきちんとつけてあげるだけでも、どんな作品か想像が膨らみます。相手にも丁寧に伝えることができ、作品の詳細もしっかり抑えられてわかりやすくなりますね。
 
キャプションには、作品だけでは伝えられない重要な効果があるのです。

ファイン系のキャプションはどうしたらいいの?

ファイン系の作品も同じイメージで、キャプションを作って見てください。主に下記のようなものが挙げられます。
 
サイズ/素材/画材/製作時間/テーマ
 
実際の現物に対しスケール感やこだわりの素材などは、どうしてもポートフォリオ上の画像で見せることにより、伝わりにくいことがあると思います。一つ一つ丁寧に言葉で説明する時間もないでしょう。
 
そんな時、キャプションとして最低限伝えたいことが記載してあれば「もっと伝えたい部分を言葉でアピール」する時間を面接に使えますよね。

どうして「キャプション」が必要なのか?

先ほどの話で作品を掲載するのだから「キャプションにそこまで必要?」と思う方もいると思います。それでも「丁寧なキャプションはあった方が良い」という理由はこれにつきます!
 

 
就職活動において、ポートフォリオを見せるタイミングは色々なシチュエーションがあります。「キャプションってそこまで必要?」と思った方は、おそらく採用担当者が「クリエイター」または「クリエイティブに知見がある人」という認識ではないでしょうか?
 
確かに最初の面接などは、現場のクリエイティブの担当者などが面接官として席にいるケースが多いと思いますので、作品を見ただけで大体の内容は理解してくれるかもしれません。
 
では、その先は?
 
企業では、クリエイティブ以外に「人事」や「採用」の担当者もいますし、もちろん最終的には企業のトップとも話をすることになります。クリエティブ職を採用する企業だからといって、全ての人がクリエイティブに明るい訳ではありません。
 
企業の規模によっては非クリエイティブの人事担当が、多くの学生を選考します。ポートフォリオの数も膨大です。

もし、詳しい説明がない作品を見たらどう思うでしょうか?判断のしようがない時があることや、それが合否に繋がってくることは皆さんなんとなく理解が出来るかと思います。
 
全ての人に「伝える」「伝わる」を意識してポートフォリオを作ることが大事です。
 
まだポートフォリオ作りのブラッシュアップは間に合います!キャプションが単調だと感じた場合、このタイミングでぜひ作品の詳細を思い出して付け足してみてはいかがでしょうか?
 


【ポートフォリオ作りのコツ】連載第7回は→今ある作品をプラスアレンジしてみようです。お楽しみに!


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