こんにちは。デジタルマーケティング部の宮本です。
ユウクリではWebクリエイターオンライン座談会を実施しました!
ユウクリ社内のWeb業界知識をアップデートするため、登録いただいているWebクリエイターの方々をゲストにお招きし、ユウクリ社員と5~7人程度の座談会形式で質問にお答えいただくというスタイルです。
2回目のゲストは現在スタートアップ企業でご活躍中のWebデザイナー、Sさんです!
▼Sさん/Webデザイナー(30代男性)
ユウクリからWeb制作会社に入社、その後フリーランスに転向。
現在はスタートアップ企業から声がかかりジョイン。
コーディングも対応できるセンス抜群なWebデザイナーさんです。
終始和やかな雰囲気でWebデザイナーになった経緯やスキル、キャリア、今後のWeb業界についてなど、詳しくお話を伺いました!
以下は一部ですが、オンライン座談会の内容をQ&A形式で共有いたします。
Webデザイナーになるプロセスについて
Q1 なぜWebデザイナーになろうと思いましたか?
もともとアルバイトで洋服の通信販売サイトの運営企業の運営担当をしていたんですけど、もっとワクワクすることがしたい!と思いWebデザインのスクールに通うようになりました。
結果的に、そのスクールから紹介されてWebデザイナーとしてキャリアを積んでいくことになりました。
Q2 Webデザインの勉強はどこでどんなことをされたのでしょうか?
学校では各自で好きなものを見つけてもらうというカリキュラムだったので、プログラムなど幅広く基礎を習得しましたね。
学校以外では、就職用の自主制作のWebサイトを作ったり、本を読んだりして学んでいました。
あとは、平日の朝にコード書いたりブログも書いていましたね。
今思えば、色んな事を実践してそれをブログに記事にして書くことが良かったですね。
広告を貼って収益化も狙っていたのですが、3ヵ月で8000円稼げたんです!
Wordpressのテーマのデザインをアップして、それを見てくれた人から評価されたこともありました。
アウトプットすることでフィードバックをもらえるようになり、さらにやる気になりましたね。
学校では基礎しか学ばないので、自ら積極的にインプット&アウトプットすることが大事かと思います!
現在のスキルについて
Q3 デザインツールは何を使っていますか?
フリーランスではIllustratorをメインにデザインしていましたが、今はFigmaですね。
Q4 クライアントのヒアリングでは何を聞くことを大事にしていますか?
✔依頼されたWebサイトが、何を目的としているか?
✔どういう範囲を求めているか?
この2点が分かると制作する側としてのコストパフォーマンスが違ってくるので、特にこの辺りを重点的に聞いていますね。
お客さんの所有物としてWebサイトがお気に入りになるか?はWebデザイナーとして大事だと思っているので、ヒアリングは丁寧にしています。
Q5 フリーランスの頃、依頼のボーダーラインがあれば教えていただきたいです!
内容にもよりますが、金額だけで言えば30万円がボーダーラインでしょうか。
LPは1枚だと高めに設定していますね。
Q6 価格調整もされていますか?
そうですね。
キャリアとして実績を積みたい内容であれば、交渉してお互い納得のいくところでまとめたりしています。
Q7 現職でのお仕事ではどんなことにモチベーションを感じながら働いていますか?
今までは受託制作だったので、作って納品で完了…といったフローで制作後のフィードバックもらえることなかったんです。
ですが、自社サイトの制作となると、フィードバックがすぐにもらえるし、改善もスピーディにできます。
この事業が好きで今の会社に入ったので、「これはいいモノでしょ!」と思えるサービスをリリースできてそのフィードバックがもらえると、すごくやりがいを感じます!
キャリアステップについて
Q8 『フリーランス』から『正社員』に働き方を変えた理由について、お聞かせください
結婚して子供ができたことですね。
今までのように時間が取れなくなるかな…と感じたのと、自分のスキルアップができなくなっていくかなと感じたんです。
また、あらゆるキャリアの可能性についても考えるようになりました。
フリーランスだと、生計を立てるために、必然的に確実性の高い自分のできる範囲の仕事を中心に獲得することになるので、スキルアップに繋がりにくいサイクルに陥る可能性が高いと感じました。
その状態で今までよりさらに時間が無くなると、自分の持っているものだけで勝負していかないといけない。
Webデザイナーとしてのキャリアに固定されてしまう。
そんな気がしたんですよね。
なので、組織に入ってWebデザインを通して自身も成長していきたい…と思うようになりました。
Q9 フリーランスから正社員として転職するにあたって、こだわっていた条件はございますか?
✔デザイナーの発言権があるかどうか。
✔事業が好きと思ったかどうか。
✔固くない雰囲気の社風かどうか。
こういった点を、社員の人とのコミュニケーションや社内の雰囲気を通してチェックしていました。
Q10 フリーランスと正社員の働き方のメリットデメリットは何ですか?
会社員は、福利厚生で整った環境が与えられる可能性があること。
また事業の進捗次第で思わぬ経験ができること。
フリーランスは、自分の裁量で行動し、提示した額で仕事を承るので評価がそのままわかりやすく反映されること。
自分のアイディアで取り組み挑戦することに、正社員とは違った魅力があるかと思います。
Q11 Webデザイナーとして感じている悩みや不安はありますか?
うーん。やっぱり、キャリア…ですかね。
これから自分がどういう可能性を開いていけるか?
30年後この仕事をやっているか?
業界でも特にデジタルデザイナーは前例が無いと言っても良いでしょうから、よりクリエイティブ業は心配でもあります。
意思決定ができるポジションにどのタイミングで上がっていけるのか?まだ見定められていないんです。
周りでは『35歳まではデザイン力。それ以上はロジックの組み立て、ディレクションやマネジメントを求められる』という考え方の友人がいて納得したこともあり、自分自身も考えていますね。
Web業界の動向・トレンドについて
Q12 Webデザイナーにおける必要なスキルはMUST、BETTERそれぞれ何だと思われますか?
MUST
→調査力、言語化力、ロジック組み立てのスキルですかね。
調査資料を見て課題や手段を深堀りできたり、グラフィックデザインもできることも必要かと思います。
最近はInstagramでも紙のデザインのレイアウトのようなデザインが多く出てきて、Webでもグラフィックの情報処理能力は重要な気がしています。
BETTER
→コーディングスキルですかね。
コーディングの知識やスキルがあれば、実装をイメージしたWebデザインができるので効率よく制作できますので。
ただ、最近はWebflowやSTUDIOといった「NoCode」のツールがあるのでコーディングをしなくてもWebサイトが作れるんですよ。
ですので、こういったツールを理解しておくのも必要だと思います。
【Webflow】
https://webflow.com/
【STUDIO】
https://studio.design/ja
Q13 Webデザイナーのスキルの見極めはどこを見ると良いと思いますか?
✔文字の間隔、出来上がったWebサイトのマージンが合ってるか。
✔影の付け方。
✔選んだ写真が訴求するコンテンツに対して不自然じゃないか。
デザイン面ではこういうところに差が出ると思っています!
Q14 Webデザイナーが今注目しているトレンドやツールはありますか?
【NoCode】
→ソースコードの記述をせずにWebサイトやアプリ開発ができるサービス。
前述したWebflowやSTUDIOがその例です。
【Web GL】
→Web Graphics Libraryの略称。互換性のある任意のブラウザ上で、プラグインを使用せずにインタラクティブな2次元および3次元のコンピュータグラフィックをレンダリングするためのJavaScript API。
【Three.js】
・ブラウザ上で3次元コンピュータグラフィックスを描画する、クロスブラウザ対応の軽量なJavaScriptライブラリおよびAPI(海外のサイトが多い)
先程伝えた「NOCode」ツールの他、今はインタラクティブなデザインを表現する技術も注目されていると思います。
Q15 よく見るサイト、参加するコミュニティはありますか?
【awwwards】インターネット上のデザイン、創造性、革新の賞
https://www.awwwards.com/
【Agenda note】マーケティング専門のWebメディア
https://agenda-note.com/
【Behance】世界中のクリエイターとつながるソーシャルネットワークサービス
https://www.behance.net/
Q16 今後重宝されるWebデザイナーのスキルは何だと思いますか?
調整力じゃないでしょうか。
先方の希望に合わせたデザインができるだけではなく、「クライアントの課題解決のためにより良いモノにするには?」を常に考えて提案・調整していくスキルがWebデザイナーにも必要に思います。
Q17 今後のWeb業界についてどう思いますか?また、どうなっていくと思いますか?
5Gなどでネットワークも進化していきますし、コンテンツ力、実装力が高いモノが評価されていくんじゃないでしょうか。
それに、Web画面の中で動くもの(ビデオ、CG)も関心が高まっています。
最近はツールも豊富になりノンデザイナーもデザインができるようになってますが、Web・動画・3Dなど絡めた複雑なデザインも期待されていくと思うので、今後はさらにクリエイターの格差も出てくるのではないかと思います。
オンライン座談会を終えて
以上、たくさんのためになるお話をいただきました!
私がキャリアアドバイザーの時にSさんと面談してから5年。
今回、お互い当時とは違う立場での再会はとても感慨深いものでした。
そして、着実にスキルアップされ、ご家族も増え、イキイキとしたご様子も伺えてとっても幸せな気持ちにもなりました。
フリーランスでのご活躍されていた時の話や正社員での働き方、これからのキャリア…とてもリアルなお話ばかりだったので、現在Web業界で活躍されているWebデザイナーだけでなく、これからWeb業界を目指す方にとっても参考になる内容だったのではないでしょうか?
現状、ユウクリではWebデザイナーをはじめ、UI・UXデザイナー、Webディレクター、コーダー、フロントエンドエンジニアなどのWeb職種の求人も増えてきておりますので、もしご興味をお持ちになりましたら是非以下より求人をチェックしてみてください!
Sさんのように
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Webクリエイターオンライン座談会 vol.1<ゲスト:プロジェクトマネージャー、Webディレクター>
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