【先輩インタビュー】私がこの会社を選んだ理由と魅力~ゆめみ編~

インタビュー

「みんな知ってるあのサービスも、ゆめみが一緒に作ってます。」
このフレーズが非常に印象的な株式会社ゆめみ。
月間アクティブユーザー数が合計5000万にも昇るアプリやWebサービスを制作している、注目のIT企業です。
 
今回は、そんなゆめみに新卒入社を果たした2年目デザイナーにインタビュー!
「就活だからって、媚びるような作品づくりはしたくなかった…」そんな美大生ならでは就活エピソードや、仕事のやりがいについてお話を伺いました。

今回お話を伺ったのは…


 
上野和歌子(うえの・わかこ)さん
株式会社ゆめみ マーケティングソリューション事業部 UIデザイナー
2021年 新卒入社
 
多摩美術大学 美術学部グラフィックデザイン専攻。
UIデザイナーとして、ユーザーが使いやすいWebサービスやアプリケーションのデザインを担当しているという上野さん。zoomの背景にはニックネームの「わかぼ」の表記が。フラットな組織づくりを進めるゆめみでは、メンバー同士をニックネームで呼びあっているそう。素敵な文化ですね!

まずは就職活動について

-就職活動と、ゆめみに出会った経緯について教えてください。
 
上野さん:大学時代はグラフィックデザインを専攻して、広告やブックデザイン、タイポグラフィやイラストレーションを学んでいました。特に本に興味があったので、就職活動は印刷会社やエディトリアル系のデザイン会社をメインに企業研究を行なっていたんです。ゆめみとは畑違いの方向性だったというか…(笑)。
 
大学3年の2月頃から就職活動をはじめ、並行して卒業に向けた作品制作も続けていました。私の中では、就活用のポートフォリオを充実させるよりも、大学時代の集大成である卒業制作に比重があったんですね。タイポグラフィとイラストレーションで、自分の表現を確立させたいと制作をしていく中で、モーショングラフィックスに出会いました。そこで「私は紙を超えた、動くグラフィックデザインをやっていきたいんだ」ということに気がついて、社会人になったらデジタルデバイスのデザインもしてみたいと思うようになりました。
 
-就職活動と作品制作を同時に行うことで、進みたい方向性が見えてきたんですね。
 
上野さん:それまでWeb系の企業に目を向けることはほとんどなかったんですが、作品制作をする中でモーショングラフィックスへの興味は大きくなりましたね。さらにその作品をTwitterにアップしたところ、とあるデザイナー向け就活イベントの方から「イベントに参加しませんか?」とDMが来たんです。当時の私は企業さんにアピールする作品が何も用意できていない状態だったんですが、せっかく声をかけていただいたからと参加してみることにしました。
 
イベント当日。様々な企業さんが来て、私の作品を見てくださいました。しかし「あなたはこういう作品をつくるのが好きなんですね。でも、これで社会でやっていくのはちょっと難しいんじゃないでしょうか」というリアクションが多くて…。私の作品がポートフォリオではなかったということも大きいのですが、温度差を感じて落ち込んでしまいました。
 
そんな中、ゆめみの方も声をかけてくれたんです。「この作品を作るに至ったプロセスは?」「なぜこのように考えてこの作品を作ったんですか?」「これはどんな技術を使って作ったんですか?」と表面的ではない感想やフィードバックをくれたのが印象的で。私自身を知ろうとしてくれたこと、評価してもらえたことが嬉しかったですね。それがゆめみという会社を知った経緯です。
 
-他社との違いを感じる反応ですね。
 
上野さん美大生って、4年間をかけて自分の作品に向き合う時間を作るんです。特に自分の個性ってどこにあるんだろうとか、何が得意なんだろうとか、自分の内側に問いかけながら制作をしていくんですよね。ところが、就職活動が始まる頃から突然「ポートフォリオを作らなきゃ!」と“自分のやりたい表現や研究”よりも、“就職に有利なもの”をつくる方向に向かってしまうところがあって。
 
それが私、すごく嫌で。学びたいことがあるから大学に入ったはずなのに、4年間のうちの2年間を企業に気に入られるための作品作りに費やすなんて。だから「就活ではゴマをすらないぞ」と決めていたんです(笑)。もちろん会社の中で自分のやりたいことだけしかやらない、というわけではないですよ。ただ、自分の軸をぶらしたくなかったんです。
 
なので、私のそういう気持ちや作品に、社会人や企業側の人が共感してくださるなんて思ってもいなくて。自分が学んできたものや、制作のプロセスを含めて見てくれたのはゆめみらしいなと思いますし、他社企業さんとの違いにはなるのかな、と思います。
 
-ゆめみに入社しようと決意した決め手は何ですか?
 
上野さん:まずはゆめみの初任給がブッチギリで高かったというのがありますね。奨学金の返済や自立して生活していくという点で、計画が立てやすかったというのが一番にあると思います。
 
それから女性の働きやすさ。結婚や出産といったライフイベント時のサポートや制度は重点的に見ていました。採用面接でも「女性が働きやすい環境だと思って受けました」と伝えたような気がします。あとは、働く上で性別を意識したくなかったのでD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の推進にも注目していました。
 
-選考フローで印象的だった出来事はありますか?
 
上野さん:就活イベントの1ヶ月後(大学3年の3月)にカジュアル面談を受けました。その頃はWeb系企業の事業内容を理解できていなかったので、そういったことも詳しく教えてもらいました。その後「少し準備をさせてください」とお願いして、書類選考を8月にしてもらったんです。ここのステップに余裕があったのがとてもありがたかったですね。しっかり準備をして臨めたので。他社では考えられないんじゃないかと思います。
 
-Web系企業に飛び込む不安などはありませんでしたか。
 
上野さん:未経験ということでめちゃくちゃ不安はありました。なのでカジュアル面談では自分の状況をきちんと説明しましたね。「入社してから勉強できるから大丈夫」と不安を払拭してもらえたので安心しました。
 
それから書類選考のフィードバックもすごく丁寧で励みになりました。自分がどう見られているかが理解できるので、「この会社が私に求めているのは、こういうことかも」と自分と会社のマッチ度を測るのにも役に立ったと思います。
 

入社後のお仕事ついて

-実際に入社してから印象深かったことは?
 
上野さん:入社後初めての業務は、ゆめみオフィシャルサイトの改修作業でした。ちょうどWebページがリブランディングされた時期で、サムネイル画像をかっこよくしたいよねというタイミングだったんです。「上野さん、グラフィック得意だと思うから一緒にやってみない?」とチームの方に声をかけていただいて、いくつかのサムネイル画像を制作しました。初めての取り組みということで「私もこの会社で役に立てた」という嬉しさがありましたね。チームに貢献できたという実感がすごくあったので、とても印象的でした。
 
-Webの勉強などもしていたのですか?
 
上野さん:そうですね。社内勉強会がたくさんあるので積極的に参加しました。13人いる同期のうち、私以外は全員エンジニアなので、同期に誘われてエンジニア向けの勉強会に参加したこともあります。何を言っているのかわからない部分もあったのですが(笑)、「エンジニア視点から、デザイナーにはこうやってデザインしてほしい」などを聞けたのがよかったですね。デザイナーだけの勉強会では聞けないことですから。一緒に働く人たちが何を大事にしているのか?とマインドを理解することは積極的にやっていたと思います。
 
それから「ゆめみという組織をどういったものにしていきたいか」という会にも、新卒の頃から参加していました。組織の一員として、今後のゆめみの方向性を考える場に参加できることがすごく新鮮で印象的でした。組織構造を理解するきっかけにもなりましたし、「ゆめみで動く私は、何がしたくて、何にコミットできるのか」が分かるようになりました。
勉強会も、お客さんの案件も、ゆめみ内部の活動も、そのすべてが今の自分のデザインにつながっている感覚がありますね。
 
-入社2年目の現在は、どういったお仕事をされていますか?
 
上野さん:入社当初はデザインの一部を担うことが多かったのですが、現在はWebサイトやアプリケーションの全体を見て、“本当にユーザーに使いやすい画面とは何か”を考え、デザインに落とし込んでいく機会が増えています。
 
さらに自分だからできることも探し続けていますね。「モーショングラフィックスがやりたい」という想いも変わらずに持っているので、アプリケーションで実装するためには何が必要かを学び、案件の中でも提案をしました。今もベクターデータでのSVGアニメーションをたくさんつくっています。
 
-ご自身のやりたい分野も活かせる環境なのですね。
 
上野さん:入社後1年経って、それをようやく実感しはじめました。社内の活動でも、つい最近、新しくチームを立ち上げました。
 
-上野さんが立ち上げられたのですか?
 
上野さん:はい、そうです。
1年間UIデザイナーとして過ごしていく中で、“サービスのデザイン”にも関心を持つようになって。UXデザインですね。そのUXデザイナーさんとも密にコミュニケーションを取ってみたいと思い、UIデザイナーとUXデザイナーが交流・ナレッジ共有・困りごとのシェアができる社内チームを作ったんです。
 
まだ一人前に仕事ができるわけではないので「仕事ができるようになるには、どんな環境を作ったら良いのか?」を考えました。必要なものを自分で揃えるという意識で、自分でチームを作ったイメージです。「こんな環境がほしい」と思った時に、自ら環境をつくることができるのが、ゆめみのいいところだなと思います。

やりがいや働く環境について

-ゆめみの特徴である共創事業はいかがですか?
 
上野さん:ゆめみでは、案件ごとに社内でデザイナーやエンジニアを募集し、プロジェクトごとにチームを組んで仕事を進めています。プロジェクトによって、規模や期間もバラバラ。だからこそ「デザインって色々なものがあるんだな」ということを知りました。
 
この1年間はいろんなプロジェクトに携わってみようと、さまざまな募集に手を挙げました。LINEミニアプリやアプリケーション、Webサイトなどたくさんのプロジェクトに参画しましたね。その中でサービスデザインに興味が湧いてきたのでワークショップづくりやお客さんにヒアリングをする会議にも参加させてもらいました。
 
-共創事業の魅力ややりがいについて教えてください。
 
上野さん:ひとつは「誰かのためにデザインをする」ということに魅力を感じるようになりました。
学生時代は自分で好きなように制作をすればよかったのですが、会社に所属していると様々な制限や他部署との調整が必要になります。それでもお客さんの望みを叶えてあげることができるこの仕事は、面白くて魅力的です。
 
またゆめみならではということでいえば、別の職種のスペシャリストの方とコミュニケーションを取りながら制作ができることでしょうか。「これがやりたいんですけどできますか?」「それがやりたいならこういうやり方ができますよ」という話し合いがすごくスムーズに行えるので、ありがたいなと思います。
 
あとは、組織設計の観点から。微力ではありますが、自分もゆめみという環境の一部なんだと実感できることです。「こんなこと言っていいのかな」ということもきちんと共有できるし、思ったことを素直に伝えることもできる。そういうコミュニケーションがある中で働けていることが、すごく楽しいです。メンバーと意見が一致して「そうだね、それめっちゃいいね」となった時の気分の高揚とか、そういう瞬間の「もっと良くなる」「もっと良くしよう」という掛け合いがすごく盛んなので、そこが働いていて楽しいポイントですね。
 

▲デザイナーチームのMTGの様子
 
最後にやりがいですが、自分が携わったアプリケーションが実装された時の嬉しさはひとしおです。アプリケーションってすごく身近じゃないですか。ユーザーさんが多くいるサービスもあるので、そこが結構モチベーションになっていると思います。「これ、本当に誰かが使っているのか」と実感できることがやりがいになっているかもしれないです。
 
-上野さんがコミュニケーションを大切にされているのはなぜですか?
 
上野さん:学生時代、個人制作がものすごく多い学科でした。共同制作をする機会がまったくなかったので、作品以外でクラスメイトのことを知る機会もなくて。4年生で卒業制作の展示会運営を担当することになって、そこで“人といっしょに作ること”の楽しさを知りました。
 
周りには自分のやりたいことがはっきりしている人が多くいて、その人たちが大切にしていることを理解しつつ制作を進めていくと、1人でつくるよりもかっこいいものがつくれたりするんですよね。1人だと微力でも、2人、3人、10人集まったら大きなことも成し遂げられるという達成感を味わうことができて、その経験がものすごく嬉しかったんです。
 
さらに、グラフィックデザイン専攻といいながら、教授たちからは「ビジュアルコミュニケーション…ビジュアルコミュニケーション…」と言い聞かされていて、絵を描くことも文字を書くこともコミュニケーションだし、コミュニケーションの塊がデザインなんだという考え方が根底にありました。
 
「コミュニケーションをつくるには、コミュニケーションが不可欠だよね」という考えを持っているからこそ、社会人になった今も、コミュニケーションをとることを大切にしているし、社内のプロフェッショナルな皆さんとのコミュニケーションを楽しめているのかなと思います。
 
-ゆめみにはどんな人が集まっていますか?
 
上野さん:意欲的で積極性の塊みたいな人が多くて、そこはすごく影響されました。
ゆめみでは「自立自学自責」が組織づくりの根幹になっているんですが、それを体現している方が多い印象です。みなさん面白い方ばかりで、何かしら尖った部分をお持ちなんですが、根が真面目なんですよね。そこが面白いと思いますね。変な会社だなって(笑)。

最後に就活生へのメッセージ!

-どんな人と一緒に働きたいですか。
 
上野さん全力で面白がれる人がいいなと思っています。
楽しく仕事しようと思っていると本当に楽しくなっていくんですよね。なので、壁があった時に辛い辛いと思うんじゃなくって、え、なにこれ楽しいって。それを楽しんでいける人。と言うとちょっとハードルが上がってしまいますが(笑)、ゆめみの自由さをちゃんと握っていける人と働きたいですね。あとは、個人的にいっしょにご飯を食べてくれるような人がいいなと思います!
 
-就活生へのメッセージをお願いします!
 
上野さん自分らしさを貫いてください。
就職活動で自分を偽って入社しても、何も楽しくありません。そのままのあなたでゆめみに来てください。ゆめみに興味を持ってくださっている時点で面白い人だと思うんですよ。すごく面白くて変な会社なので、興味を持ってくれてありがとうございますと伝えたいです。
 


 
インタビューにご協力いただきました上野さん、ありがとうございました!
 
株式会社ゆめみでは、2023年度デザイナー新卒採用を積極的に行っております。
上野さんが印象的だと語ったカジュアル面談も受け付けているので、気軽にご連絡くださいね!
 
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【インタビュー企業概要】
株式会社ゆめみ
設立: 2000年1月27日
代表者: 片岡 俊行
所在地:東京都世田谷区三軒茶屋2-11-23 サンタワーズB棟8階