【Meets Company】ステキに出会う旅 Vol.5:株式会社鎌倉紅谷

【Meets Company】ステキに出会う旅 Vol.5:株式会社鎌倉紅谷

あじさいやクルミッ子などお馴染みのヒット商品が代表的な昭和29年創業の老舗菓子メーカー鎌倉紅谷様。
企業理念『常に美味しさを追求し続ける。』『心を込めたお菓子とサービスで、「笑顔」と「しあわせ」をつくる。』を掲げ、創業からの伝統と時代の流れと共にトレンドを取り入れながら進化を遂げてきています。
SNS発信などデジタル領域にも積極的にチャレンジし、ますますターゲット層を拡大してきている注目の菓子メーカー様です。
今回は、人事総務本部の駒﨑様にインタビューをさせていただきました。

鎌倉紅谷

鎌倉紅谷の歴史 -創業からの伝統と新しいトレンドの融合―

-元々は神楽坂が出発点なのですね。御社について詳しくお聞かせください。

はい。
うちの初代が最初にいたのが神楽坂の菓子処「紅谷」です。
そこから、洋菓子職人だった2代目とともに、鶴岡八幡宮すぐ側にお店を構えたのが昭和29年です。
今年で創業67年ですね。

-リニューアルされたんですね。

そうですね。
今まで何回かブランドリニューアルしてきていますが、創業当時は生ケーキなどの洋菓子も作っていました。そこから鎌倉の観光地化と共にだんだん変わってきて、街の和洋菓子屋さんからお土産店にシフトしていった感じですね。
以前はウェディングケーキとかも作っていたみたいです。

初代は東京の神楽坂で和菓子を作っていたんです。
サブレなどの焼菓子を作るようになったのは、洋菓子職人の2代目と鎌倉紅谷を創業してからです。
そこから和洋がうまくミックスされていったのだと思います。

-『あじさい』というお菓子もラスクのようなお菓子ですよね。

そうなんです。
スポンジケーキを作ってそれをスライスして焼いていくという工程なので、もともとは洋菓子なんですよね。

-現代表のお考えである「『おいしい』の先にある気持ちを一番大切にするお菓子屋」という言葉、とても素敵だなと思ったのですが、創業当時からのお考えなのですか?

いいえ。
創業当時よりも今の代になってからの言葉だと思うのですが、その根幹にあるのは先代や二代目がしていたこと、彼らであればこう言うのではないか?ということを守っていったんではないかと思いますね。

-お菓子を売るというよりもその喜びといったものを提供価値として伝えていらっしゃるという事ですよね。

はい。
とは言いながらも、まずは味にしっかり自信を持っていないとその先はないと思うので、「おいしい」を追求することは当たり前にしていますね。

-あじさい、クルミッ子など商品へのこだわりはございますか?

こだわりはやはり味なんですけど、実はクルミッ子ももともとは、鎌倉だよりを型抜きした際に、周りに余ってしまう生地を廃棄してしまうのがもったいない…という発想から、最後まで生地を活かす方法として、クルミとキャラメルを挟んで焼き上げたことから生まれています。
一般的に弊社の考えとして「もったいない」という思いは強いんですよね。

-店舗のスタイルやブランドの印象も時代に合わせて変化させているように見受けられますが、その中で大事にされていることはありますか?

はい。そうなんです。
伝統を守りながらも、新しさを取り入れたいという思いは強いですね。
クルミッ子の例で言うと、実は、うちの会社は今度の大河ドラマの主人公になる北条義時の長男、北条泰時の小町邸跡地に建っているんです。
また、以前クルミッ子のパッケージは、先代が好きだった源頼朝が描かれたものでした。

それを、今の代に変わってからパッケージデザインを一新したんです。

最近は鎌倉に来る多くのお客さんは女性の方が多いので、だいたい20代後半から40代の女性が好きそうなイメージを想定してデザインを変えました。
それから段々に売上が上がっていったようです。
7、8年前に比べると比べると4倍くらい増えました。

-4倍⁉ すごいですね!
今は様々な店舗を多く展開していますね。

はい。
先代までは地元で展開してましたが、今の代からより多くのお客様にお召し上がりいただけるように販路を広げていっていますね。

-ブランドイメージも変わってきて社内にデザイナーを採用してきたのもその頃からでしょうか?

そうですね。
今までは、現在の社長がデザインに知識が深いので、彼が関わりながら社外のデザイナーさんと一緒に基本的な包装デザインはやってきました。
ところが、だんだん商品が増えたり販売する店舗が増えたりして様々なものをやらなければならなくなり、社内にデザイナーを入れないと回らない…ということになりましたね。

-そういった経緯で社内にデザイナーを置かれているんですね。

はい。そうですね。

社員の採用・育成 -社員を大切にしている理念経営-

-採用に関して、何か大切にしている部分はございますか?

自社の理念に共感できるかどうか?というところが一番ですかね。
そこは一番大切にしたいですね。
やはりそこに共感ができないと、その後が辛くなると思うんですよね。

「お菓子が好き」というだけではなくて、仕事の細かいところでもその理念をベースにして意識して仕事をしてほしいという思いが強いですね。
それは、職人さんだけでなく、販売する方にとっても共通するところです。

それと、今は社員人数300人超えているんですけど、4年くらい前は100人の社員人数だったんです。
3年前に、幸浦の工場を中心に100名程度採用し、その翌年横浜ハンマーヘッド内にオープンした「Kurumicco Factory」を中心に100名程度採用しており、多くの方は5年以下の勤務年数ですね。
そういった構成なので、しっかりと会社の理念を社員一人一人に浸透させていく考え方になりますね。

-理念を浸透させるうえで取り組んでいることはございますか?

うちの場合は、必ず年1回、会社が今年どんなことをして行くのか?を全社員に共有するために経営計画発表会を実施していますね。
今年はコロナがあって全員集まることはできませんでしたが、オンライン配信に切り替えて実施しました。
社長副社長から、その年の方針について発表があり、経営計画書も製本して全社員に配布しています。
内容としては、経営ビジョン、ミッション、7つの行動指針などを含めて経営計画を具体的に網羅しています。

理念経営をしていきたいという社長と副社長の思いですね。

-人をすごく大切にしているのが伝わってきますね。
はい。そうですね。

-最近ではSNSの活用もされていますね。

そうですね。
うちはSNSで売上が伸びていることもあるので、社長のFacebookから始まり、社長と副社長とでInstagramやTwitterの運用もしています。
インスタライブもしていますね。

-更新頻度高いですよね。写真もすごくキレイですね。写真はどなたが撮っているんですか?

ユウクリから派遣就業してもらっているYさんです(笑)
実は以前まではカメラマンに撮ってもらっていたんですが、Yさんの方が上手に撮ってくれるので(笑)。
先日Instagramにアップした写真、『あじさい』の缶のパッケージデザインもYさんが手掛けています。

あじさい挿入画像

-こういった商品のパッケージデザインはもともとは外注でしたね?

そうなんです。
今も外注に頼むこともあるのですが、YさんのデザインもいいのでYさんのお仕事量と相談しながらお願いしています。

-店舗のデザインにも社長、副社長さんのこだわりが感じられます。今はイートインの店舗なども出されているのですね。

現在は2019年にみなとみらいに誕生した施設「横浜ハンマーヘッド」内に工場見学もできるカフェを営業しています。
実はそこのメニューもYさんが作ってくれたりしています。
パフェとかもInstagramに上がってますね(笑)

-社員の育成はどのようにされていますか?

うちは中途採用も多いので少し難しいところがあるんです。
新卒も採用してはいるんですが、一からよりも、必要な人を必要に応じて中途で入ってもらって活躍してもらうというケースが多いですね。
現場はOJTによる育成が基本です。

工場の方は新卒の採用もしており、製菓学校の出身の新卒を毎年2、3名定期的に入れていますね。
製菓学校の方の採用も大事ではありますが、ただ、作るだけでなく、工場でどう効率よく作っていくかという課題もあるので、エンジニアの経験のある方を含めて採用しています。

-異動はありますか?

ありますよ。
ただ、鎌倉から横浜の範囲なので、住所が変わる必要はないかなと思います。

-商品企画はどこで行っているんですか?
幸浦工場と、ここ横浜オフィスにある企画部で行っています。

-工場の人も商品企画に携わるのですか?

そうですね。
商品企画についてはコンセプションの部分と実際に手を動かして作っていく部分と両方あるので、やはりお菓子の知識が必要になりますよね。
その後、どう売っていくのか?も必要ですね。
企画・プロモーションについては副社長を中心に企画部門で管理しています。

-300名というとかなり大きい組織ですが、社長、副社長との距離も近いですか?
かなり近いと思いますね。
僕より社長副社長の方が若いですしね(笑)。

-女性の活躍のための取り組みや、働きやすさの工夫などされていますか?
そうですね。
お子さんの体調不良などがあったときには気兼ねなくお休みを取るなど柔軟に社内で調整していますね。
あとは、フレックスを拡大していまして、土日働いて平日お休みをしてもOKとして働き方の多様性を図っています。

働きやすさという意味合いからすると、年間休日114日なのでちょっと違うかもしれないと思われがちですが、有休消化をしやすい社風ですので実際は働きやすい環境にあると思います。

クリエイティブ職種の採用の難しさ ―派遣社員の採用で課題解決へ-

-今回、派遣をお選びになった理由は?

私はクリエイティブ系の採用を随時行っているんですけど、クリエイティブ職種って意外と難しいんですよね。
今回はぴったりだったんですけど(笑)、普通に難しいところがあり…。
結局、一回採用を決めてしまうと後戻りができなくなってしまうんですよね。

採用活動でポートフォリオを見せてもらったりしていても、必ずしも合うとは限らないですしね。
社内にデザイナーの数がそれなりにあるのであればいいんですが、うちの場合、社内デザイナーが一人体制なのでやはり「確実な人を採用したい」ということであれば、派遣会社に相談してマッチする方をご紹介していただいた方が安心なのかなと感じています。

-採用の難しさがあることから、派遣をお選びになったのですね。
仰る通り、デザイン職種の人材を採用する難しさ。経歴だけでは判別できないですよね。

そうですね。
まずはポートフォリオを見せていただかないと…。
その人がある程度決まったフォーマットの中でデザイン作っているのだと思うのですが、「どういう方向のデザインが好きなのかな?」とか、制作する上で社長と話す機会も多いのでうちが作ってもらいたいデザインをどうイメージできるかどうか、デザインの趣向性もありますね。

あとは人柄ですね。
デザインできるだけじゃなくて、コミュニケーションがしっかりできる方がいいですね。

-今回、弊社からYさんが派遣就業いただいていますが、その際も他の派遣会社にもお声かけしてましたか?

はい、していました。
でもユウクリさんにご紹介いただいたYさんがダントツに良かったので(笑)。
-ありがとうございます! Yさんを採用いただく前と後では変化はありましたか?

かなり大きな変化ですね!
催事など、短期出店の店舗のデザインもしていただいていますし、やっぱり一番は、写真の素晴らしさを感じています。
というのも、私がもう一つ見ている部署(ダイレクトマーケティング)では、自社ホームページも含めてオンライン上でお客様に商品価値を伝えていくものになるので、やっぱり写真が肝になりますよね。
以前は社外で撮ってもらったものを活用してもうまく行かなくて…、Yさんに入っていただいたことでかなりクオリティが上がりましたね。

-やはりデザイナーが社内にいるといないとでは全然違いますよね。

そうですね。
スピード感も伝わる情報量も違いますね。
今回派遣社員を採用するときには写真撮影の業務の仕事は予定していなかったんですけど、Yさんの写真のセンスが抜群なのでお願いしています(笑)。
社員のメンバーとも雰囲気よく仕事してくれています。

ユウクリについて

-弊社ユウクリを知ったきっかけは何でしたか?

前職ではユウクリさんをそこまで知らなかったんですけど、4、5年前から人事の知り合いの方から「デザインに強い」という評判を聞くようになり、ユウクリさんの名前を知るようになりました。
それと同時に、もともとお付き合いしていた他社さんが事業拡大していき以前に比べて方向性が違ってきたので、じゃあユウクリさんにも頼んでみよう、という話になりお声かけさせていただきました。

-弊社の取り組みとして、派遣社員さんのサポートをする部署としてサポート部が立ち上がったのですが、その印象はいかがですか?

他社さんを含めて考えてみても、比較的しっかりしていただいているので助かっています!
あとは、国も派遣に対して法的に厳しくなってきているので、それに対してフォローがしっかりしているのはありがたいなと思います。

-ありがとうございます!派遣スタッフさんと普段接していても見えないところもありますよね。

そうですね。
実は、他にも派遣社員の皆さんで成り立っている部署もあるんです。
Yさんとは違う部署ですが、派遣スタッフさんそれぞれの思いなどに齟齬があったりするんですよね。
そんな時にサポートの方のフォローがあったりするとありがたいなと思いますね。

-最後に、ユウクリに期待することはございますか?

またデザイナーを採用するときにはぜひお願いしたいなと思います!
やっぱり専門性の高い派遣会社だからこそ、ピンポイントで「分かってくれてる」という安心感は大きいですね。

-ありがとうございます!
鎌倉紅谷さんもオンラインやSNSでの取り組みをされているように、今後色んなデバイスが出てきてそれを活用されていくと思います。
その時に、今のデザイナーの枠に捉われずにクリエイティブの範囲内で価値として提供できるよう私たちもデジタル領域に取り組みをしていますので、その際はぜひご相談ください!

そうですね。
今後デジタルの方面ももっと力入れていきたいと思いますので、ぜひご相談させていただきたいと思っています。

株式会社鎌倉紅谷

鎌倉紅谷のお菓子は親しみやすいながらも、鎌倉紅谷だからこそ作れる、プロのセンスを感じるものであることを大切にしています。
昨日よりも今日、さらに良き菓子をお客様にお届けするため、変わらぬ情熱を持って進化する美味しさを追求してまいります。
株式会社鎌倉紅谷様のホームページはコチラ : 株式会社鎌倉紅谷