【人材派遣】Webのディレクター・進行管理人材を早期/着実に採用する方法

【人材派遣】Webのディレクター・進行管理人材を早期/着実に採用する方法

テーマ:「派遣でWebのディレクター・進行管理人材を早期/着実に採用する方法」
所要時間:約5分

こんにちは。高田です。
各種求人媒体では4月以降、Web系の求人倍率がコロナ前の水準まで復調してきています。

急増する「Webディレクター」と「Web進行管理」の需要

Web系求人の中でも、需要が急増し供給とのバランスが崩れ始めているのが、「Webディレクター」と「進行管理」の職種です。
これらの人材はプロジェクトの屋台骨を支える必要不可欠な存在であるため、「週5・フルタイムのピンポイント即戦力人材」については「予算に糸目をつけない」という企業様も出てきています。

Webディレクター・進行管理系のクリエイター側の状況は?

特に優秀層、週5フルタイム対応可能な人材の場合、好条件の求人が増え選び放題となっています。
派遣だけではなく、業務委託や正社員での募集も増えています。

各社で人材の取り合いとなっていることに加え、一度捕まえた人材を社外に流出させないよう抱え込みに取り組む企業様が増えています。
結果、市場になかなか人が出てこないといったことが起こっています。

正攻法以外の手法を検討することも一手

このような市場状況ですので、大半の予算に限りが有る企業様の場合、フルタイムで即戦力の長期的な人材採用をする難易度が格段に上がってきています。

正攻法で人材を採用しようとすると、予算が潤沢な企業様との真っ向勝負となってしまいます。
しかし需要が集中しているところではなくあえてその周辺を狙うことで、実は適正価格で優秀な方と出会える確率が高まるのです。

緊急度が高い場合は、単価を上げることが一番効果的

「プロジェクト途中での社員の急な欠員」が発生した場合は、特急で人材を探す必要があります。
しかしディレクター・進行管理はプロジェクトの根幹に関わってくるため、社内でフォローできる人が少なければ、相応のスキルが求められます。

こういったケースでは、即戦力でフルタイム、フレキシブルに動ける人材を探さざるを得ません。
数ある求人の中でより早く確実に振り向いてもらうためには、他の求人より好条件にすることが一番手っ取り早く効果的です。

募集の際には同内容の求人の平均相場より時間給を最低でも500円~上げることで、選ばれる可能性が少しずつ高まってきます。

とはいえ、期間が長くなればなるほど多額の費用がかかります。
緊急時を除き、正直あまりオススメはしません。

条件の調整ができるかを考える

予算がそこまで取れないが即戦力人材を探したい!という場合は、条件面の調整をすることで打破できる可能性が高まります。
クリエイターの希望で多いのが「完全リモート」「~週3」「時短」という条件です。
社内業務を調整することで、いずれかもしくは複数に対応できるようであれば、マッチする人材の母数が格段に増えます。

例えば「週2と週3で組み合わせる」、「時短の人間を2名入れる」、「顧客対応する時間帯を午前中~昼過ぎまでに絞る」などができるようであれば、積極的に検討することをオススメします。

人気の条件に合わせるメリット

マッチする人材が増えますので、候補者が見つかる可能性が高まります。
特に「完全リモート」とすることで、地方・フリーランス等から人材を募ることができるようになります。
「~週3」とすることで経験豊富なフリーランス人材と巡り会える確率が高まります。
「時短OK」とすることで、出産・育児により第一線から退いている優秀な方と巡り会える可能性が高まります。

経験豊富な優秀層を採用できれば、多少稼働する時間帯を限定したとしても、集中して効率的な動きがとれるようになります。

時間に余裕がある場合は、2~3ヶ月前に募集をする

派遣契約や業務委託契約の場合、契約の更新返答期限が「終了日の1ヶ月前までに」という条件になっていることがほとんどです。

いずれかで就業中、他に移りたいが悩んでいるという層を狙って早期に募集をかけることで、優秀な方と巡り会える可能性が高まります。
派遣の場合、2~3ヶ月先のスタートで募集する求人はまだまだ数が少なく、他社との差別化にもなります。

ディレクターや進行管理の職種経験者ではなく、「デザイナー」などから探すのも有効

小さな制作会社や事業会社では、「デザイナー」という職種の人が、実はディレクションや進行管理まで携わっているということも珍しくありません。
彼らをターゲットにすることで、隠れた即戦力人材とのマッチング母数を増やすことができます。

このとき重要なポイントは、業務内容を噛み砕き具体的に明示することです。
必須条件を「ディレクション経験 ●年以上」「進行管理の経験 ●年以上」などと大雑把にしてしまうと、これらのデザイナーは自分が対象外であると感じて検討対象から外してしまいがちなため、できるだけ具体的にすることが有効です。

【具体的な必須条件の提示例】
・スケジュールの作成経験
・各スタッフとの連絡、スケジュールの調整経験
・クオリティチェック経験
・赤字の取りまとめ経験
・校正経験
など

紙のディレクターや進行管理、編集経験者から探す

Webディレクションで開発が絡むようなものは専門知識が必要となるため難しいのですが、運用案件のディレクションや進行管理であれば、紙媒体のディレクターや進行管理経験者から採用する手もあります。

紙媒体の出身者の中にはWebに興味を持ち、独学やスクールにで勉強している方も多く存在します。
こういった方であれば、Webのルールを教える余裕さえあれば比較的早期に即戦力化します。

【紙媒体出身者が共通して対応しやすいもの】
・スケジュールの作成
・全体のフロー、ルール作成
・オリエンテーション
・全体の進捗管理
・各スタッフへの連絡、スケジュールの調整
・関係者の状況把握、連絡
・撮影の手配
・クオリティチェック
・赤字の取りまとめ
・校正
など

なお紙媒体の方を採用する場合は、「業界」を合わせることで即戦力となりやすくなります。
業界ならではの法令や慣習などの専門知識が必要になるのは、紙もWebも共通だからです。

注意点として、下記内容が紙とWebで大きく変わってくるため混乱がおこるケースがあります。
こちらを丁寧に説明することで、トラブルを最小限に防ぐことができるようになります。

【紙媒体出身者に特に注意して教える必要があるもの】
・画像の重さ/サイズ/RGBの確認
・フォントサイズ・使用可能フォントのチェック徹底
・ファイル名(半角英数記号)の徹底
・Webの基礎的な用語(Web業界では無意識に横文字や略語を使うため、初心者が混乱しやすい)
・グループウェアや進捗管理ツールについての把握
など

まとめ

「ピンポイントの経験がなければ自社案件の対応は難しい」そう考えていらっしゃるご担当者様は少なく有りません。
しかし本当にピンポイントの経験がないと難しかった、ということは実はそこまで多くありません。
結局会社によって業務の遂行手順やノウハウは様々ですので、ご提案する人材の対応力や引き出しの多さに注目してマッチングするほうが良い結果になることが多いのです。

あえて周辺職種の方から探したほうが、結果的にパフォーマンスが高かったという話もよく聞きます。

固定観念を外すことで採用がうまくいくケースも多くございますので、現在募集に難航している企業様は、条件を変えてみることを是非ご検討してみてはいかがでしょうか。

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派遣の他、社員採用や業務委託でも取り扱いがございますので、状況に合わせて柔軟なご提案が可能です。

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