株式会社流機エンジニアリング様は、特殊なフィルターを搭載した集塵機をはじめとする「流体機械」を開発製造する環境ソリューションメーカーです。同社の高い技術力はトンネル工事や排水処理といったものから、原子力や宇宙など幅広い分野の課題解決に貢献しています。
今回の『ステキに出会う旅』は、同社の管理部・広報グループに所属する山崎美樹様に、企業として大切にしている姿勢や今後の展望、そしてパートナーとしてのユウクリへの期待をお聞きしました。
独自の「なんとかする力」でお客様の課題解決とSDGsに貢献する
- 御社がどのような事業をされていらっしゃるのか、教えてください。
弊社は名前の通り、大気・水・ガスなど手に掴めない「流」体を「機」械で「エンジニアリング」する会社です。「環境課題を解決する」というスローガンのもと、独自のフィルター技術を柱としてトンネル工事や排水処理、工場やプラント、環境・災害対策、原子力や航空・宇宙関連など、難しい環境下での課題解決に向き合い、きれいな地球を未来に届けることを企業使命としています。
このような環境負荷を低減させることや作業員の方々の安全を守ること、さらには東日本大震災で福島の除染に関わらせていただいたような災害からの復旧や復興など、様々な現場の課題解決をするのが弊社の事業の特長です。これは創業以来45年以上に渡って当たり前のようにやってきた事業の中で培ってきたもので、それが結果として今社会が注目しているキーワードSDGsに結びついている、という感じですね。
そして私たちが長年取り組んでいるフィルター技術と同様に、あらゆる現場の課題に向き合って解決に取り組む「なんとかする力」も、私たちの強みだと思っています。

制作したパンフレット
-「なんとかする力」という言葉は非常に響きますね。具体的にはどういったことですか?
「なんとかする力」とは、すなわち「現場対応力」です。
弊社は課題解決ソリューションというところに重きを置いてビジネスを展開していて、技術にプラスアルファして、それぞれの現場にある困りごとの根っこをきちんと聞いて、困りごとの根本から改善することを大切にしています。
ユウクリさんに作っていただいた会社案内でも、しっかりこの言葉をアピールしているんですよ。
大手企業へのアプローチで気づいた「クリエイティブにお金をかける価値」
-最初にユウクリに依頼された時の状況についてお伺いできますか?
最初はかなり前になりますが、当時新規事業として常設型の工業用集塵機シリーズをプロモーションしていくことになり、カタログを作ることになったんです。その当時、新規で作るときは社内製作が基本でした。アシスタント職や営業職が写真を選んでキーワードを決めてという手作りカタログだったのですが、億単位の売上になる新規事業のプロモーションをするのに手作りは厳しいだろうと。
そこで当時の私の上司に相談したところ、新しい会社を開拓するのも面白いかもと言われ、ユウクリさん含め数社にご依頼をして、コンペを行いました。我々としては新製品の魅力をバーンと打ち出したいという思いがあり、さらにプロにお願いすると、どんなものに仕上がるんだろうという期待を込めたコンペでしたが、総合的にみてユウクリさんの評価が高くて、お願いすることになったんです。
-選んでいただいて、ありがとうございます。ユウクリに頼む前と後で、社内の変化はあったでしょうか?
とにかく仕上がりが斬新でカッコよくて、自分たちではとても作れないデザインでしたから、やはりプロの方に頼むっていい!と思いましたね。
特にこのカタログは大手企業へのプロモーションがメインだったので、内容も見た目もきちんとしたカタログがあると説得材料として効果的で、信頼を得やすいという社内認識が生まれました。当時は印刷物やそれを生み出すクリエイティブにお金をかけるという概念がなかったのですが、これを機にお金をかける価値はあるという実績が残せたという印象ですね。
競合との差別化。堅いものからポップなものまで期待を裏切らないデザイン
-現在、ユウクリが支援させていただいている御社の部門について教えてください。
ユウクリさんにお願いしているのは、主にカタログ・パンフレット制作になります。
弊社は部門が多岐に渡っていて、営業部門だけでも3部門あります。
これまでユウクリさんと作ってきた色々なパンフレットを見ていただいても分かるように、私たちが作りたいデザインのイメージは一定ではなく多岐に渡ります。それは弊社の事業内容が幅広く、製品のジャンルによってプロモーションしたいお客様がかなり違うので、その時のプロモーションに合うイメージに変えていきたいからです。
そういう時にまず相談して、「今回はこういうものをこういうイメージで作りたいんです」とご依頼すると、それに合ったデザイナーさんを探してくださって、「こういうデザインを作れる人ですよ」と期待を裏切らない返事が必ず返ってくる。だからずっとお願いしているんです。

幅広いデザインのパンフレット
-そう言っていただけるとうれしいです。
御社の事業自体が専門性の高いBtoB向けの技術でもありますし、制作物を作る上では製品に対する理解が不可欠かと思います。
そして製品の機能が確実に伝わるパンフレットにしなければならないという使命もあるかと思いますが、いつもどんなことをポイントにして指示をされているのでしょうか?
そうですね、弊社は結構こうしたいという要求が多いと思いますし、伝えたい情報を多過ぎるほどお伝えしています。そういう情報をいつもコンパクトにまとめて、毎回きっちり範囲内に収めてくださるので、ありがたいです。
先程も申し上げた通り、弊社に一定したデザインの方向性はなく、その都度、仕様もデザイン性も異なるんですね。ですから差別化として、正攻法じゃないものを作るというのを意図的にやっていて、「今回のポイントはここ!」という部分をお伝えしています。
-御社の広報クループの立ち上げにユウクリが寄与したとのことですが、どういう経緯だったのでしょうか?
ユウクリさんと制作物の実績を積み上げていく中で、広報PR自体の社内価値は本当に上がりました。
プロモーションに力を入れれば新規開拓につながるし、営業のチャンスになるということが共通認識になっていって、それまではプロモーション活動は営業アシスタントがお手伝い程度に行うものだったものが、プロモーションに力を注ぐ割合が大きくなって、専任化したのが今の広報グループです。
ユウクリさんと一緒に実績を積み上げていけたことが大きかったですね。
新しいパンフレットで営業のモチベーションもアップ
-御社の今後の展望を教えてください。
うちはそんなに大きな会社ではないですが、常にチャレンジするという姿勢は変えず、おかげさまで売上規模も従業員数も社屋の規模も、年々右肩上がりで成長し続けられています。
SDGsに関連の深い事業も活況になってきていまして、この領域では10年以上前からトライ&エラーを繰り返しながらニーズに応える準備を進めていたことの結果が今出ているという状態です。ですから今後も、あらゆる課題解決に向き合い続ける姿勢は貫きたいと思っています。
また私が取り組む広報PRについても、会社の取り組みをより一層しっかりと発信していきたいですし、プロモーションを大切にする文化も受け継いでいきたいと思っています。
良いパンフレットができると社内の伝播はすごくて、「あっちの部門でこんなイイのができたって。だったらうちの部門も作ろう」となることも結構多くて、「今度新しいパンフレット持ってきますね!」と言って再訪問につなげる営業もいるようです。
これからもユウクリさんと一緒にプロモーションを盛り上げていければと思っています。
株式会社 流機エンジニアリング
きれいな地球を未来に届ける「環境ソリューションメーカー」
独自開発した「フィルター技術」を主力として、大気・水・ガスなど手に掴めない流体処理に関する課題を、機械で解決するソリューションを提供しています。40年来の実績を持つトンネル工事をはじめ、環境・災害対策、原子力、航空・宇宙、工場・プラント、水・排水処理といった難しい環境下での難題に「なんとかする力」で向き合い、新しい技術とアイデアで成長を続けています。
流機エンジニアリングさまのWebサイトはこちら : >https://www.ryuki.com/
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