【21年卒振り返りと22年卒採用計画】企業アンケートを実施しました

【21年卒振り返りと22年卒採用計画】企業アンケートを実施しました

クリエイターワークス研究所および、ユウクリが運営する美大芸大就活ナビではクリエイティブ職の新卒採用実績あり、または検討中の企業に対し21年卒新卒採用の振り返りと22年卒の採用計画について調査を行いましたので結果をお知らせいたします。

21年卒採用振り返り

21年卒クリエイティブ職において、約3割の企業がクリエイティブ職採用を検討しながらも結果的に採用を見送った形となりました。今年8月にクリエイターワークス研究所が行った調査でも、美術系学生の内定率は思うように伸びていません。そして今回、企業側の3割の採用活動見送りという回答からも、内定率の低下が裏付けられており、コロナ禍はクリエイティブ職採用への影響度が高かったものと見られます。

一方「21年卒は内定辞退率が高い」といった考えもあるようですが、本調査では「内定辞退率が例年より多い」との回答は2割に留まりました。そもそもクリエイティブ職は求人企業の母数が少ないため、学生側としても内定辞退が出来るほどの選択肢はなかったものと考えられます。
ただし、今後売り手市場が復活し選考フローのオンライン化は継続となると、辞退率が上昇するのは必然的と思われます。企業はオンライン化のメリットを保持しつつ、学生との関係構築をより強化していく必要があります。今年度の就職活動を通し、企業にはまだまだ課題が残っています。多く回答を得たのは「より自社にマッチした人材獲得」と「母集団形成」です。
母集団形成に関しては、学生からの知名度が低い企業が、合同イベント等がない状態でどのように自社の存在をアピールをしていくか、コロナ禍ならではの課題があります。学生から一定の知名度がある企業の場合、オンライン化により全国的な応募が可能になった中で、どのように優秀層の学生獲得を行っていくか課題のようです。

22年卒採用計画と美大芸大就活ナビの動き

22年卒クリエイティブ職の新卒採用において「検討中」と回答する企業が約3割となっているものの、採用予定とする企業はすでに活動を開始、または3月以前の比較的早期の段階で動くことを想定をしています。一方、学生サイドも自身の先輩となる21年卒の就職状況を見ていることから、例年より早めの就職活動準備を始めているケースが高いです。

22年卒の採用方法としては、自社HP等にて求人情報公開のほか求人媒体の活用、次いでスカウトサービスの活用が多い状況です。選考フローのオンラン化にともない採用関連のプラットフォームが増加、優秀層の学生については、それらのプラットフォームを活用し自社からアプローチするダイレクトレクトリクルーティングの傾向が強まっています。

今回のアンケート結果を受け、美大芸大就活ナビいおいても出来るだけ早い22卒採用向け提供サービスの見直し・強化を行い、一人でも多くの美術系学生にクリエイターとして社会に出る第一歩の支援ができるようサービスを推進してまいります。

調査概要

◆調査期間
2020年10月21日(水)~11月2日(月)

◆調査対象
新卒学生のクリエイティブ職採用実績あり・または検討中企業

◆調査方法
インターネット調査