【教育】どうやったら新卒社員に響く? 覚えておきたい新人指導の心得

4月、今年も新卒社員が入社してきたという会社も多いことでしょう。あなたの会社では、新人指導はどのように行っていますか?
筆者が行った入社3年目までの社員100名のインタビューによると、先輩が過去学んだOJT(On the job training )の正解が今の新人には通じないということがわかりました。
クリエイティブ業界では、営業職・クリエイター職ともにOJTでの教育がメインになる企業は多いと思います。ではどうすれば新人は意図通りに感じ取り、動いてくれるのか。大事なポイントは、上司や先輩の価値観ではなく、新人の価値観に寄り添うことです。代表的な例をいくつか解説します。

 

新人や若手にちょっとチャレンジが必要な仕事を任せる時

×「何かあったら俺が責任を取る」
〇「任せるから何かあったら言ってね。その時は俺も一緒にがんばるからさ」

今の新人や若手層は、任されること自体は望むのですが、「放置される印象を持つ言葉」は苦手のようです。あくまでも、人としてフラットな関係を好みます。
「任せる」と「放置」は非常に曖昧で紙一重なのですが、いざとなったら責任を取るではなく、一緒にやってくれるという一言の方が刺さるようです。
 

新人や若手の売上が伸びない時/なかなか成果が出ない時

×「君の問題点は〇〇だよ。だから最初にこれをやって(問題点と指示を同時に複数提示)」
〇「最近どう?元気?(さりげない感じで)」

今の新人は「ダメ出し」をされた経験がほとんどなく社会人になっています。
なので、あなたが思う以上に、まさかこんなレベルでと思うような注意でも、強く響いてしまうそうです。彼らは自信がつくまで打たれ弱く、こちらがよかれと思って伝えた気付きやアドバイスも、ある種攻撃と受け取ります。
そうなると、あなたのことを「敵」とみなすようになり、信頼関係を築くのが難しくなります。

なので、まずは新人やがどんな気分でいるのかをさり気なく聞いてみるような声掛けをしましょう。
「ダメ出しせず、一人の人間として気にかけてくれている」と彼らに思ってもらえれば、素直に心を開いてくれるはずです。アドバイスは心を開いてからフラットに行うといいでしょう。
 

新人や若手の小さなミスを叱る時

×同僚やみんなの前で指摘する
〇二人きりになり、こそっと言う

最近の新人や若手は、上下の関係にあまり慣れていませんし、注意されることにも慣れていません。みんなの前で怒られる事にも苦手意識を持っていることが多いです。
恥をかかせて二度としないようにさせる、まわりにも注意を促すという考えは、本人にも周囲の新人にも良い影響は与えられないですし、むしろ心の中で反発をすることでその注意に真摯に耳を傾けなくなる可能性もあります。

もし彼らがミスを犯したら、近くの会議室やお茶コーナーなどに一緒に行って、「〇〇するといいよ」「××を忘れないようにね」とこっそり教えてあげてください。素直に注意を聞き、かつ、自分のことに気を使ってくれてありがたい、とあなたへの信頼感は増すでしょう。
 

新人や若手が個人の責任レベルを超えた失敗をした時

×「こんなことしているとお客様の信頼を失うぞ」と叱る
〇とにかく守ってあげる姿勢を示す

新人や若手は打たれ弱いことは先に申し上げた通りです。
上司や先輩世代はまず「自分の非を認め、受け入れ、謝る」ことを最初に求められましたが、今の新人や若手にはそのやり方は通用しません。

「失敗した、申し訳ない」という姿勢があなたから見ると感じられないかもしれません。非を認め受け入れることもですが、それに加え、反省していることを慣れていないのです。
反省が感じられないため、つい「普通反省したらこうなるレベル」まで追い込んでしまいがちですが、それはNGです。今の時代パワハラ問題になったり、想像以上にメンタルを傷つけ体調を崩すことも考えられます。
あなたが「守ってあげる」という姿勢を示すことが大切なのです。
 

新人や若手に仕事の指示をする時

×「正しく細かいことを淡々とアドバイスする」
〇「(アドバイスした箇所について)どんどんよくなっているよ。次はこうやってみよう」、
 「(具体的な事実とともに)進捗しているね。次はこれをしよう」

今の新人や若手は、自称「褒められて伸びる」タイプばかりです。かといって大げさに褒めて甘やかしても、冷静に見透かされてしまうのがオチです。
大事なことは、事実ベースで「ここまでできている、よくなっている」ことを示し、次のアクションを一つ指示することです。たくさん細かくアドバイスをしても彼らは消化しきれません。ただ圧倒され、わかっていなくても「わかりました」としか言えない状況に追い込まれドツボにはまってしまいます。

こちらからすると、新人や若手の動きがいろいろ気になり、まとめて指示を出したくなるものですが、事実ベースの進捗を褒め、次の指示出しは一つにして、細かく確認していくことでかれらの成長を手助けしてあげられるはずです。

 

新人指導で気を付けたいことをいくつか紹介しました。
せっかく縁があり入社してきた新人たちです。彼らの価値観を大切にした指導法で、心の距離をどんどん縮めていき、育てていきましょう。

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