ランニングなどで快感を生じる「ランナーズ・ハイ」。この感覚に似た状態で「ワーカーズ・ハイ」という言葉があります。これは長時間働いても本人の苦痛も少なく職務満足も高い状態です。しかし、その状態を会社が放置したまま健康を害すると、企業側の「責任問題」になりかねないこともあります。今回は、長時間労働などが関与するワーカーズ・ハイについて、クリエイティブ企業としての防止策や気を付けるべきポイントを解説します。
制度・教育
【働き方改革関連法 第4回】「フレックスタイム制の見直し」が、デザイナーをもっと働きやすくする!?
「フレックスタイム制」は、実は30年も前に導入された制度です。とは言え導入している会社はそこまで多くなく、「知ってる、知ってる。通勤ラッシュを避けて出社できる制度でしょ?」なんていう人も多いかもしれません。今回の「働き方改革関連法」では、このフレックスタイム制がさらに使いやすくなります。その具体的な内容と、クリエイティブ業界やクリエイター・デザイナーにとって、この制度を利用して効率よく働くヒントを紹介します。
「副業・兼業」解禁でクリエイティブ業界はどう動く!? 経営者が押さえておくべきポイントを解説!!
平成30年1月「副業・兼業」について、企業や働き方が現行の法令のもとでどういう事項に留意すべきかまとめたガイドラインが発表されました。そのため、「副業・兼業」に関する話題が、最近ホットになってきています。また、すでに副業・兼業を取り入れている企業も少しずつ増えてきています。「副業・兼業」を自社で取り入れるにあたり、そのメリットやデメリットは何か、さらに克服すべき課題などについて解説します。
【働き方改革関連法 第3回】 有給休暇の「取得義務化」に制作会社はどう対応すべき?
2019年4月に施行される「働き方改革関連法」の中に、「年次有給休暇の取得義務化」が盛り込まれました。「有給休暇って、実はなかなか取れない…」という人にとっては「休むことが義務!」なんて嬉しい法案のようにも聞こえます。ただ、納期や締め切りにまつわる残業や休日出勤が多めのクリエイティブ業界にとって、救世主となるのでしょうか。具体的な運用規定と期待される効果、起こりうる問題点などについて考えてみます。
【働き方改革関連法】第2回:「残業規制」の導入でクリエイターの働き方はどう変わる?
2019年4月に施行される「働き方改革関連法」。中でも注目されるのが「時間外労働の上限規制(=残業規制)」です。長時間労働の是正による「ワーク・ライフ・バランス」の実現が期待される一方、時間に縛られない働き方も必要なクリエイティブ企業や専門職などでは、それによって生産性の低下も懸念されます。この規制により、クリエイティブの現場はどうなっていくのか? さまざまな企業事例を元に考えてみたいと思います。