【デザイナー選考】ポートフォリオのどこを見る?

【デザイナー選考】ポートフォリオをどう活用する?

デザイナーを採用する際、ほとんどの会社がポートフォリオをチェックします。これが、手っ取り早く、かつ、できるだけ正確に相手の力量(スキルや人となり)をはかる材料となるからです。
また、現在はネット経由でのポートフォリオデータの提出が可能となり、面接時だけでなく、書類選考の段階からポートフォリオをチェックすることが当たり前となっています。
それでは、どのようにポートフォリオをチェックすれば良いかを見ていきましょう。

 

ポートフォリオで注目すべき評価ポイント

【1】スキル・センス
まずは言わずもがな、クリエイティブのスキルとセンスです。形として仕上がった作品のビジュアルを見ることで、IllustratorやPhotoshopのスキル、デザインのセンスだけでなく、表現力や企画力、Web制作に関する専門知識、得意な文章スタイル…といったことを推し量ることができます。

【2】論理的思考力
クリエイティブの仕事にも、論理的思考力は絶対に必要です。
「なぜこのようなデザインにしたのか?」「この作品を通じて何を伝えたいのか?」「見る人にどんな感情を持ってほしいのか?」といったポートフォリオのコンセプトを踏まえた上で、実際の成果物と整合性がとれているかをしっかり確認しましょう。
もしそれが「なんとなくカッコイイから」「オシャレに見えるから」などという、根拠のない感覚だけで生み出された作品なら要注意です。

 

こんなポートフォリオは要注意

【1】公開NGの作品や情報が含まれている
クリエイティブ業界は、情報漏洩や著作権、版権などに厳しい世界。そのため、リリース前のものに関わる作品や、個人で使用不可とされているものを自分の実績として躊躇なくオープンにしてしまう人もNGです。
実際のところ、面接をする側が何が機密情報なのか把握するのは難しいのですが、とは言え常識的にそこまで公開していいのか疑問に思う時もあると思います。
クライアントの意向や制作上の制約などの記載は、黙秘義務をしっかり守れる人かどうかの判断材料になります。情報に対するリテラシーの低さは、入社後にも何らかのトラブルを生む可能性があります。
スキル以前に、人材として問題のある場合を見抜く資料としても活用しましょう。

【2】ポートフォリオそのものの作りにも注意!
いくら作品のクオリティが高くても、ポートフォリオ自体のデザインや構成がバラバラで、非常に読みづらい場合は要注意です。
ポートフォリオは、その人自身のプレゼン資料です。
受け手の求める条件に合わせて全体をプロデュースする能力が低いというのは、せっかく採用しても単なる指示待ちデザイナーになりうる可能性があります。「時間がなくて・・・」とフォーマットの揃っていないような読みにくいポートフォリオを持ってくる候補者は、仕事の優先順位を付けられない人であるパターンが多いです。

 

番外編~判断が難しければ課題制作や紹介予定派遣も

選考におけるポートフォリオの評価は非常に難しいものがあります。
また、場合によっては、守秘義務の都合などで把握できる制作実績に限りがあるケースもありえます。
ですので、ポートフォリオで評価しきれないこともあると想定することも大事です。

この場合は、課題制作の選考を実施するのも一つの手です。
また、紹介予定派遣という形を取り、実際に働く中でスキルを確認してから入社判断をする方法もあります。
(紹介予定派遣制度についてはこちらをご参照ください)

デザイナーの採用時に様々な情報が読み取れるポートフォリオ。うまく活用するのはもちろんですが、過度にポートフォリオのみに判断を依存させないバランスも大事と言えるでしょう。

 

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