デザイナーやクリエイターの不足で現場が回らないと悩んでいませんか?
本記事では「派遣を雇うメリット」をクリエイティブ現場の視点で解説。
採用コスト削減から即戦力人材によるリソース確保、さらに知っておくべき注意点まで、貴社の課題を解決しプロジェクトを成功に導く最適なプロ人材活用法をご紹介します。
※一般的には「派遣社員を雇う」と表現されることがありますが、派遣社員と雇用契約を結ぶのは派遣会社です。本記事では、派遣先企業が派遣社員を受け入れるメリットや注意点を解説します。
クリエイティブ特化の人材エージェント「ユウクリ」が、
貴社の現場で本当に必要な即戦力人材をご提案します。
目次
派遣を受け入れるメリットとは?

厚生労働省が公表した令和6年度の労働者派遣事業報告書の集計結果によると、国内の派遣労働者数は約220万人、派遣先件数は約86万件に上ります。
このデータから、人材派遣が幅広い企業で活用されていることが分かります。それでは、企業が派遣を利用する背景には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
必要な期間だけ人材を確保できる
派遣を活用するメリットは、必要な時期に絞って人員を増強できる柔軟なリソース管理にあります。
企業活動においては、繁忙期や特定のプロジェクト期間中のみ業務量が急増することが多々あります。正社員を採用すると業務終了後も固定費(人件費)が発生し続けますが、派遣であれば期間を定めた契約が可能です。
不要なコストを抑えつつ、業務の繁閑に応じた最適な人員配置を実現できます。
採用・教育コストを削減
求人広告費や面接工数といった、採用から教育にかかる見えないコストを削減できる点が大きな強みです。
通常の採用活動では、媒体掲載費だけでなく選考対応に膨大な時間がかかります。しかし、派遣会社が企業の要件に合う人材を選定するため、以下のコストを削減できます。
- 採用コスト:求人媒体の掲載費や紹介手数料
- 教育コスト:基礎的なビジネスマナーなどの研修費
- 時間コスト:書類選考や面接にかかる社内工数
自社の要件にマッチした人材をスピーディに確保できることは、コスト面で大きな利点といえるでしょう。
労務管理の手間を軽減できる
給与計算や社会保険手続きなど、人事労務の負担の一部が派遣元企業に移行することで自社の業務を効率化できる点も魅力です。
派遣社員の雇用主はあくまで派遣会社(派遣元)となります。そのため、以下のような煩雑な労務管理は派遣会社が行います。
- 給与の計算および支払い
- 社会保険や雇用保険の加入手続き
- 有給休暇の付与と管理
派遣クリエイター活用のメリット

派遣クリエイターを活用することで以下3つのメリットがあります。それぞれのメリットについて詳しく解説します。
突発的なリソース不足を即座に解決
派遣を活用することで、制作現場で発生する突発的なリソース不足を即座に解決し、即戦力を確保できます。大型案件の受注時や急な退職が発生した際など、スピーディな人員補充が求められる場面で特に有効です。
実際の現場では以下に挙げる声が多く寄せられます。
「来月のコンペに向けてカンプ(完成見本)を制作できる人材が急務」
「店頭販促(SP) 案件で週4日以上常駐できる人材が欲しい」
このような制作会社やインハウス(自社内制作)の緊急ニーズに対し、必要なタイミングで要件を満たす人材をアサインし、納期遅延のリスクを回避できます。
自社にない専門スキルを柔軟に補完
社内に不足している専門スキルや、特定の領域に特化したプロフェッショナルを柔軟に補完できる点が大きなメリットです。UI/UXデザインや特定のツールスキルなど、自社にない専門性を持つ人材を必要な場面で活用できます。
実際に法人のクライアントからは、以下のような特化型スキルや幅広い対応力への需要が高まっています。
- 会社資料を高品質に仕上げる PowerPointデザイナー
- マス広告やパッケージデザインの経験を持つクリエイター
- 企画からデザインまで一貫して担える人材
- 紙媒体からWebまで横断的に対応できる人材
基本的なIllustratorやPhotoshopが使えれば対応可能な案件も多いため、自社の課題に合わせた最適なスキルセットを補完できます。
実務におけるミスマッチを未然に防ぐ
将来的な直接雇用を見据えた「紹介予定派遣」制度を活用すれば、双方が納得した上で正社員化を進めることも可能です。派遣期間を通じて実務でのスピード感や適性を見極められるため、採用のミスマッチを未然に防げます。
クリエイターの採用において、ポートフォリオだけでは実際の作業スピードやチームとの相性を正確に測ることは困難です。しかし派遣であれば、実務を通してスキルを確認できます。
結果的に、採用の失敗による時間やコストの損失を最小限に抑えられます。
派遣を受け入れるデメリット・注意点

派遣活用には多くのメリットがある一方で、契約期間の制限などの注意点も存在します。企業側が理解しておくべきデメリット・注意点は以下の3つです。
契約期間に上限がある
派遣社員の受け入れには、労働者派遣法によって定められた期間制限(いわゆる3年ルール)が存在します。同一の派遣社員を同じ組織(部署など)で受け入れられる期間は、原則として最長3年までと規定されているためです。
厚生労働省のガイドラインにおいても、派遣はあくまで「臨時的・一時的な働き方」として位置づけられています。そのため、期限を迎える際は、直接雇用(正社員化など)を検討するなどの対応が必要です。
長期的なプロジェクトを任せる際には、あらかじめ契約期間の上限を考慮した計画を立てておきましょう。
参考:厚生労働省「派遣先の皆様へ 」
自社にノウハウが蓄積しにくい
派遣社員は契約期間の終了に伴い退職するため、業務を通じて得られた制作ノウハウが社内に残りにくい点に注意が必要です。クリエイティブ業務は個人のスキルに依存しやすいため、人が入れ替わるたびに業務効率が低下するリスクがあります。
このデメリットを防ぐためには、派遣期間中から以下のような対策を講じることが重要です。
- 制作手順やデザインルールの社内マニュアル化を進める
- 成果物だけでなく、制作過程のデータ(作業ファイル等)も社内共有する
- 正社員のディレクターが業務の進捗を適切に連携・管理する
外部人材と正社員の連携を強化することで、組織全体のナレッジ (知識や経験)として蓄積する仕組みを作りましょう。
長期利用時のコスト構造を把握する
短期・中期のスポット利用では割安な派遣ですが、長期利用においては正社員を採用するよりも総コストが高くなる可能性があります。派遣料金には、派遣社員の給与だけでなく派遣会社へのマージン(運営経費や社会保険料など)が含まれているためです。
総コストを最適化するためには、業務の性質に応じた雇用形態の使い分けが推奨されます。
- 一時的な繁忙期や専門スキルの補完: 派遣を活用する
- 恒常的に発生するコア業務:正社員を採用・育成する
短期的な課題解決には非常に有効ですが、長期的な視点では適切な期間設定と費用対効果の確認が不可欠です。自社の事業計画に照らし合わせて活用を検討してください。
派遣と業務委託(フリーランス)との違い

外部人材の活用において、派遣と業務委託は契約形態に以下のような違いがあり、リスクの差もあります。それぞれの違いについて詳しく解説します。
指揮命令権の有無と業務の進め方
派遣と業務委託の最大の違いは、企業側に指揮命令権(業務の指示を出す権利)があるかという点です。
派遣であれば自社のディレクターが直接指示を出せるため、制作の意図が伝わりやすいというメリットがあります。
厚生労働省の「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準(37号告示)」において、業務委託(請負)では発注者が直接指示を出すことは偽装請負にあたるとして禁じられています。
そのため、業務の進め方には以下の違いが生じます。
- 派遣: 自社の指揮下で、細かなデザイン修正や進行管理が可能
- 業務委託:成果物の完成が目的であり、制作プロセスへの直接指示は不可
柔軟な修正対応が求められるクリエイティブ現場では、自社で指揮命令権を持てる派遣のほうがスムーズに業務を進められるでしょう。
セキュリティや情報漏洩のリスク
派遣では、派遣社員を自社の指揮命令下に置き、貸与端末や社内ネットワークを使用してもらう運用を設計しやすい点が特徴です。そのため、情報漏洩などのリスクを下げることができます。
一方、業務委託では個人のPCやネットワーク環境で作業を行うことも多く、セキュリティ管理が委託先へ依存しがちです。
しかし、そういった場合でも、貸与端末の利用やアクセス権限の制限、秘密保持契約などによって情報管理を強化できます。
どちらの契約形態が安全かを一律に判断するのではなく、扱う情報の機密性や作業場所、使用端末を踏まえて管理体制を整備することが重要です。
専門の派遣会社で優秀な人材を確保

株式会社ユウクリには、プロフェッショナルなクリエイターが多数在籍しています。専門エージェントならではの強みと、優秀な人材を確保できる理由を解説します。
専門エージェントによる確実な審査
業界に精通した専門エージェントが的確なスキル審査を行うため、要件に合致した優秀な人材を確保できます。総合派遣会社とは異なり、クリエイティブ領域に特化した担当者がポートフォリオや実務スキルを事前に確認しています。
そのため、受け入れ企業側には以下のようなメリットがあります。
✔メリット
- 専門ツールの操作スピードや実務レベルを正確に把握できる
- 過去の制作実績から、デザインのテイストが自社の案件に合うか判断できる
自社の求める基準を満たした人材のみが提案されるため、人材のミスマッチが起こりにくくなります。
現場カルチャーに合う即戦力を提案
制作環境やチームの雰囲気にマッチする人材をアサインし、法人の課題解決に直結するサポートを提供します。
クリエイティブの現場では、単なる技術力だけでなく、企業のカルチャー(社風)やコミュニケーションの取り方が合うかどうかが重要です。専門の派遣会社では、事前に現場の状況を詳細にヒアリングしてマッチングを図ります。
- MacとWindowsなど、OSや制作環境の違い
- ディレクターやチームメンバーとの相性、業務の進め方
これらの要素を総合的に考慮して最適な即戦力を提案するため、配属後すぐにスムーズな稼働が実現します。
UI/UXやWebデザインの専門性
高度な専門スキルや最新ツールの知見が求められるWeb領域のポジションにおいても、的確なマッチングが可能です。
近年、UI/UXデザインなど、より専門的で高度なスキルを持つ人材の需要が高まっています。専門エージェントであれば、こうした最新のトレンドや細分化された職種にもすぐに対応できます。
- Webサービス立ち上げにおける専任のUIデザイナー
- 大規模なサイトリニューアルを進行・管理するWebディレクター
自社だけでは採用活動が難しいニッチな専門職の確保にも、大いに貢献します。
派遣活用に関するよくある質問

企業担当から寄せられる、派遣活用に関するよくある疑問に回答。労働者派遣法などのルールも交えて解説します。
派遣社員に直接指示を出してもよいか
現場のディレクターから派遣社員へ、直接指示を出すことが可能です。労働者派遣法により、指揮命令権(業務の指示を出す権利)は派遣先企業にあると定められているためです。
そのため、細かなデザイン修正や進行管理なども、直接かつスムーズに行えます。
参考:厚生労働省「第9派遣先の講ずべき措置等」
受け入れ期間に制限はあるか
厚生労働省の規定に基づき、原則として同一の派遣社員を同じ組織で受け入れられる期間は3年が上限です。ただし、派遣会社に期間の定めなく雇用されている労働者などの場合は、この制限の例外措置となります。
詳しくは、厚生労働省のHPなどを確認してください。
参考:厚生労働省「無期転換ルールについて」
派遣から正社員への登用は可能か
派遣期間の終了後、双方の合意があれば直接雇用(正社員化など)への切り替えは可能です。また、最初から直接雇用を前提として派遣を受け入れる「紹介予定派遣」という制度を活用すれば、実務を通じてミスマッチを防ぎながら正社員化を目指せます。
リモートでの派遣受け入れは可能か
自社の規定や情報セキュリティの要件などを満たしていれば、リモートワークでの受け入れも可能です。特にWeb領域やデザイン制作の現場では、リモート対応の需要が高まっています。
情報漏洩対策を整えた上で、多様な働き方に対応できる人材を活用できます。
まとめ: プロ派遣で自社の課題を解決
本記事では、派遣を受け入れるメリットと注意点、そしてクリエイティブ現場におけるプロ人材の活用法について解説しました。クリエイター不足の課題は、専門知識を持つプロフェッショナルな派遣社員を活用することで即座に解決できます。
採用費や教育費の削減、自社にない専門スキルの柔軟な補完は、企業活動において大きなメリットをもたらします。
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