実態調査

インターンはめんどくさい?22卒美術系学生311名のデータから見る【内定の近道】とは?

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内定の近道とは?

こんにちは。クリエイターワークス研究所(CWL)の宮本(まるこ)です。
クリエイターワークス研究所では、6年間『美術系学生就職活動実態調査』を行っています。
今回は、その実態調査をもとに、内定の近道について探っていきたいと思います。

Contents

美術系学生はインターン参加率減少している!?

クリエイターワークス研究所(CWL)は、22年卒の美術系学生を対象にインターンの実態についてアンケート調査を行いました。
気になったデータは、以下2つの結果です。

この2つのデータから読み取れるのは、21卒からインターン参加率は5割と大幅に減少したこと。
さらには、参加社数も前年を下回る結果となりました。

では、なぜ参加率も参加社数も減少したのでしょうか?
以下のデータから考察してみます。

「応募することを面倒に感じた」
この項目が21年卒よりも圧倒的に増え、昨年に比べインターンシップへの興味関心が薄れている傾向が見られました。

一方で、
「参加したかったが、インターンシップへの申し込みが間に合わなかった」
この項目も昨年に比べ約3倍増となり、就活早期化が影響したためか「申し込みに間に合わなかった…」という学生も増えているようです。

さらに、「就活で実施したもの」についてアンケート調査したところ、内定取得者の約6割はインターンシップへの参加を経験していることがわかります。
一方で、インターンに参加しなかった学生は、内定取得に苦戦している様子が伺えます(下図参照)。

今だからこそ、インターンで差をつけられるチャンス!

ここまで、最近の美術系学生のインターン参加率の低迷やその原因について、データを元に見てきました。

クリエイターワークス研究所(CWL)では、今まで6年間美術系学生の就活実態調査を行っていますが、今までの傾向から今年もインターンの参加率は上昇すると見込んでいただけに、正直ここまで低下するとは思いませんでした。

前述したデータからも見てわかる通り、応募を面倒に感じてしまう学生が多いとするならば、学生本人がインターンの本来の意味について理解できていないからかもしれません

さらに、仮にそうだとすれば、インターンを意欲的に捉え直すだけでも他の学生と差をつけることができ、結果的に就活を前進させることができるはずです。

そこで、インターンに参加することのメリットを4点、挙げさせていただきます。

インターンのメリット

以下のグラフは、上記のメリットを裏付ける22卒の先輩学生の声です。

(複数回答)

このデータから、インターンに参加すると
✔企業の雰囲気
✔具体的な仕事内容
✔業種理解
✔自分のスキル・キャリア観

を明らかにすることができた、といった声が多く挙がっていることがお分かりいただけるかと思います。

さらには、インターン先から内定取得できた学生も18.6 %いたり、「社会人との人脈を作れた」と回答した学生もいました

こんなインターンもある!インターンシップ事例紹介

学生のなかには「インターンって何するの?」そんなギモンを持っている方も多いかと思いますので、比較的参加しやすい短期間の事例紹介をしていきます。

1DAYインターンの中でも、ワークショップ形式やセミナー形式、交流形式など様々。
長期のインターンは気が引けても、このような1DAYや3DAYSの短期間であれば複数の企業と比較検討することもできたり、第一志望ではない業種の企業のインターンにも参加してみて適正を確認することもできたりします。

また、選考がある場合のインターンでは本採用選考にもプラスになる場合もあるので、内定を狙いたい企業であれば、事前準備が必要になります。

このように、インターン参加の有無の差が大きく影響してくる可能性もありますので、24卒生においても、インターンから就活を開始することがベストと思われます。

後悔しないためには、やはり早めの準備が肝!
24卒インターンのスケジュールをおさらい

以上、インターンの実態とメリットについて22年卒学生のアンケート調査をもとにお伝えしてきましたが、実はそんな先輩学生の59%は「もっと早く始めればよかった」と後悔しています。

就活は長い道のりです。
準備をするためにも、まずは24卒のインターンのスケジュールをチェックしておきましょう。
そして、そこから自分がやるべきコトを逆算していきましょう!

尚、今の時期で言えばそろそろインターン募集を締め切る企業もありますので、まずは興味のある企業がインターン募集をしているか?早々にチェックしましょう!

24卒 インターン選考スケジュール

応募するまでに、以下はしっかり準備しておくと良いです。
✔自己分析
✔業界研究
✔企業研究
✔ポートフォリオ制作

前述した通り、「応募間に合わずにインターンに応募できなかった」という声も多く挙がっているため、今の時期から少なくともポートフォリオだけでも早めに着手したほうが良いです。
ポートフォリオは構成も考えなければならず、人によっては1日で作れるものでもありません。

ポートフォリオ制作は1人で完結させず、色んな人を巻き込みましょう!
友人同士で意見交換したり、憧れのクリエイターのポートフォリオサイトを参考にしたりして多角的に修正を加えていき、中身を充実させていくことがポイントです。

ぜひこちらも参考にしてみてください▶ポートフォリオ作りのコツ

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とは言え、就活は誰もがはじめての経験であり、「何をどうやって準備したらいいの?」という学生の方も多いかと思います。

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ちなみに、美大芸大就活ナビにご登録いただくと、ここでご紹介した『22年卒美術系学生就職活動実態調査』のデータもすべてご覧になれます(もしくは、このコンテンツページの下にある『【2022年版】美術系学生就職活動の実態調査をダウンロードする』からご覧になれます)。

コロナ禍でさらに他の就活生の動向が見えにくい現状。
先輩学生の動向を知ることも就活の参考になるかと思いますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。

さいごに

22年卒の先輩学生のデータを見ても分かるように、正直、「インターンは面倒」なのかもしれません。
みんな考えることは同じ。
そんな状況だからこそ「私だけ一歩踏み出す」勇気さえあれば、もうそれは差をつけていることになり、近道を歩んでいることになります。

本気で就職活動に向き合うのは本当に大変なことですが、これからの長いキャリアをスタートさせるための1社目を決めるビッグイベントです。
「あの時がんばってよかった!」と思える就活ができるよう、応援しております!

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コロナ禍2年。
美術系学生の就職活動の実態はどのように変化してきているでしょうか?

・学生はいつから情報収集をスタートさせている?
・内定を得ている学生と得ていない学生、どう違う?
・インターンシップ、昨年に比べ参加した学生減少。応募に面倒と感じる学生増?
などなど、コロナ禍の美術系学生の就活における実態を詳しくご覧になれます。

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