実態調査

23年卒美術系学生の就職活動アンケート調査を実施しました①【2022年6月時点 内定取得状況・実態】

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就活実態調査6月内定取得状況

クリエイターワークス研究所(CWL)および、ユウクリが運営する美大芸大就活ナビでは、2023年卒業の美大生・芸大生(以下美術系学生)に対し、2022年6月時点での「就職活動状況」を把握するアンケートを実施しました。

Contents

6月時点で内定取得社数0社が65.0%(内定取得できているのは35.0%)

株式会社リクルートキャリアが行う『就活プロセス調書』では、6月1日時点の大学生の就職内定率は「73.1%」となり、6月選考解禁となった2017年卒以降最も高くなったと報告しています。

一方で、美大芸大就活ナビ利用の学生を対象に行ったアンケートでは、6月末時点の就職内定率は35.0%となりました。


一般の内定率調査と比較すると約半分に留まりましたが、昨年6月に行った同様のアンケートと比較すると、+13.9ポイントUPしており、昨年より回復傾向が見られました。
(※本アンケートの回答者は就職活動を平行している学生の回答割合が高いため、一般の内定率調査と比較し内定率が低い傾向にあるためご留意ください。)

美術系学生の内定率が伸び悩んだ理由とは?インターン参加経験のない学生が47.9%、面接社数0社の学生も…

昨年より回復傾向とは言え、一般学生に比べまだ内定率が低いのはなぜでしょうか?
美術系学生の就職活動の実態を見てみると、以下のような実態がが明らかになりました。

・インターンシップでは、オンライン・オフラインどちらも参加経験ない学生が47.9%

説明会に参加した社数の1位は1~5社にとどまっている。

エントリーした社数も1位は1~5社と少なめ。

まだ1社も面接に進めていない学生も18.0%と一定数いる状況。


このように、美術系学生の行動量の少なさゆえ、一般学生よりも内定率が低い結果を招いているのかもしれません。

美術系学生に人気な職種1位はダントツ『グラフィックデザイナー』

今回のアンケートで、美術学生に希望職種を聞いてみたところ、以下のような結果となりました。

昨年と同様、『グラフィックデザイナー』が圧倒的な差で1位となっており、2位は『イラストレーター』、3位に『パッケージデザイナー』と『UIUXデザイナー』が並びました

しかし、美術系学生人気の高い広告・出版業界は、22年も苦しい状況が続いています。
帝国データバンクが発表する業界天気図では、テレビ広告の需要減により広告代理店は曇り、出版・広告も雷雨の見立てとなっています。

参考:帝国データバンク発刊の戦略情報誌「TDB REPORT」

かろうじて希望職種3位に『UIUXデザイナー』がランクインしているものの、企業の採用ニーズがエンジニアやUIUXデザイナーなどのWeb系職種の人気がますます高まってきています。

このように、市場の募集職種と学生の希望職種には乖離があることも、美術系学生の内定取得率に影響しているのかもしれません。

さらに、美術系学生が「企業選択において重視しているポイント」についてアンケート調査を行ったところ、以下のような結果となりました。

この結果から、『職種・仕事内容』にかなり絞った状態で就活を行い、そのために受けられる企業も限られてしまっている可能性が高いのでは…と推測ができます。

就職活動では、その点も理解した上で引き続き志望企業の選考準備をするとともに、応募する業界や職種についても幅広く検討していくことが必要になりそうです。

※本記事では2022年卒との比較をする表現がいくつか用いられます。2022年卒の就職活動詳細はクリエイターワークス研究所が行う「就職活動実態調査」の結果をもとにしています。

▼続編【内定取得後の美術系学生の意識調査】はこちら

https://www.y-create.co.jp/CWL/?p=2244

■調査概要
23年卒美術系学生の就職活動アンケート調査
◆調査期間
2022年6月1日(火)~2021年6月30日(水)
◆調査対象
全国の美術系・芸術系大学生:122名
◆調査方法
インターネット調査

尚、2022年1月時点に実施した311名の美術系学生を対象としたアンケート調査報告もございます。
ここでは、コロナ禍2年、美術系学生の就職活動の実態はどのように変化してきているのか?など、より詳しい実態について、以下よりご覧になれます。
・学生はいつから情報収集をスタートさせている?
・内定を得ている学生と得ていない学生、どう違う?
・インターンシップ、昨年に比べ参加した学生減少。応募に面倒と感じる学生増?

まだ間に合います!23卒美術系学生を採用したい新卒採用担当の方へ

以上、2022年6月時点における23卒美術系学生の就職活動の実態をご報告させていただきましたが、いかがでしたか?

学生の行動を見る限り、これから本格的に就職活動を始める学生が多くなると見込まれます。
そのため、23卒の美術系学生を採用したい企業にとっては、これからの採用活動がポイントとなってきます。

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