実態調査

23年卒美術系学生の就職活動アンケート調査を実施しました②【2022年6月時点 内定取得後の意識調査】

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就活実態調査6月内定取得後意識調査

こんにちは。クリエイターワークス研究所(CWL)のまるこです。
前回の報告では、23年卒の美術系学生の6月時点での内定取得率や、就職活動状況の実態について見ていきました。

今回は、内定取得した学生が今後の就職活動をどのように考えているのか?についての意識調査の報告をしていきます。ぜひ、採用活動にお役立ていただければと思います。

Contents

内定取得後も半数以上が就職活動を『継続する』と回答

6月時点で内定取得している学生を対象に、就職活動を継続するか否かについて問うたところ、51.0%の学生が引き続き『継続する』と回答しました。

尚、一般学生においても「5月時点で内定を得ていても就職活動を続ける学生は半数以上にのぼる。売り手市場が強まるなか、企業は内定者の引き留めに苦心する。」と日本経済新聞で報じており、美術系学生と同じ傾向が伺えます。

参考:日本経済新聞『就活選考解禁 「内定後も継続」半数、強まる売り手市場』

では、なぜ『継続する』という判断なのか?理由も調査してみました。

・より志望度の高い企業の選考を受けるため
・内定取得先の企業でいいのか不安が残る

この2つの項目に票が集中する結果となりました。
これは、昨年22年卒の卒業生のデータではありますが、コロナ禍で説明会や選考、人事面談などもオンラインで働くイメージが持てない…という22卒の実態調査と同じ傾向なのではないかと推測ができます(以下データ参照)。

クリエイターワークス研究所『22年卒美術系学生就活実態調査』より

内定辞退を防ぐために各企業が工夫していることとは?

強まる売り手市場の中、企業は内定辞退を防ぐためにどのような対策を講じているのでしょうか?
例えば、以下のような取り組みで内定辞退者を出さない工夫をしている企業もあります。


・電話やメールはもちろん、社内報、SNSなどで内定者と定期的に接触を行う。
 →内定者の不安や疑問があれば、すぐにいつでも相談できる体制を全社で作りカバーしていく。

・入社までの期間で、懇親会・内定式・内定者研修などを継続的に開催。
 →人事や上層部だけでなくなるべく多くの社員がリアルで参加し、社風を直に感じてもらう工夫を。

・学生の夏休みなどを利用して、出社してもらう機会を作る。
 →『会社参観日』として実際に働いている社員の姿を見てもらったり、社員とのコミュニケーションを通してイメージの解像度を上げてもらう。


とにかく、内定承諾後も油断せず、内定者となるべく多くの社員が定期的に会う機会を作る
これがとても重要になりそうですね。

美術系学生の就職活動終了イメージは『9月末まで』が40.3%!

就職活動は学業も両立しなければならない学生にとって、非常に大変なイベントの一つです。
美術系学生に就職活動で困っていることについて意識調査したところ、以下のように多くの悩みを抱えていることがわかります。

この中でも
・受けたいと思える企業が見つからない
・自分の適職や向いていることがわからない

という側面の悩みについては、採用側の情報発信や学生との関わり方次第で改善できる可能性もありそうです。

さらに、就職活動の終了時期について、どれくらいまでを目処としているのでしょうか?
アンケートで聞いてみたところ、『9月末まで』が40.3%となり、年内までを想定している学生は23.5%となりました。

今回と前回の調査結果から、まだ内定を獲得できていない美術系学生も含め、年内までに就職活動を終了させたい意欲が高いことが分かり、秋には学生の行動量が加速化していく見込みです。
この学生の意識やタイミングをしっかり押さえながら、企業側も採用活動を加速していきたいですね。

■調査概要
23年卒美術系学生の就職活動アンケート調査
◆調査期間
2022年6月1日(火)~2021年6月30日(水)
◆調査対象
全国の美術系・芸術系大学生:122名
◆調査方法
インターネット調査

尚、2022年1月時点に実施した311名の美術系学生を対象としたアンケート調査報告もございます。
ここでは、コロナ禍2年、美術系学生の就職活動の実態はどのように変化してきているのか?など、より詳しい実態について、以下よりご覧になれます。
・学生はいつから情報収集をスタートさせている?
・内定を得ている学生と得ていない学生、どう違う?
・インターンシップ、昨年に比べ参加した学生減少。応募に面倒と感じる学生増?

まだ間に合います!23卒美術系学生を採用したい新卒採用担当の方へ

以上、2022年6月時点における23卒美術系学生の就職活動の実態をご報告させていただきましたが、いかがでしたか?

内定辞退に備えて追加募集を検討されている、もしくは、まだ内定者数が予定人数に達していない企業の方に関して、前回の報告の通り、6月末時点で内定未取得層が65%いるということは、これから採用活動を強化していくことで間に合う可能性は十分にあります。

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