WebマーケターがGoogle サーチコンソールでチェックすべきテクニカルSEOのポイント

多くのWebサイトにとって、Googleからの自然検索流入を増やすためのSEOは欠かすことのできないマーケティング施策ですが「公式情報は具体性がない」「ブログ等の情報を信用していいかわからない」「人によって言うことが違う」といった背景から、イマイチどう取り組んでよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
また、SEOはマーケターだけでなくWebディレクターやデザイナー、エンジニアや編集者など、幅広い領域の担当にとって重要となる考え方であることも1つの特徴です。
今回は、解析×デジタルマーケティングを展開する株式会社プリンシプルの中村さんに、SEOのイロハを解説してもらいました。
5月にはセミナーも開催しますので、ぜひご参加ください!
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【無料ツールを徹底解説】Googleサーチコンソールで実践するテクニカルSEO

 

SEOの3つの要素

SEOには大きく分けて3つの要素があります。
1)オーソリティ要素(リンクやブランディングなど)
2)コンテンツ要素(テキストやキーワードなど)
3)テクニカル要素(モバイル対応やサイト構造など)

1)のオーソリティ要素については、数年前まではSEOといえば「リンク」の時代もありましたが、2013年のペンギンアップデート以降、非効率的かつリスキーな施策となりました。Googleにとってリンクは今でも重要なシグナルの1つですが、ユーザーが自然に貼るナチュラルリンクをいかに獲得するか、という考え方で取り組むべきものになっています。

2)のコンテンツ的要素については今でも重要な要素ですが、不正確な情報を含めた「質の低い」コンテンツによるいわゆるキュレーションメディアについては、昨今のWELQを始めとした問題を受け、コンテンツには「専門性」「権威性」「信頼性」がより重視されるようになっています。
外部ライターに丸投げして量だけ確保するコンテンツSEOについては成果が出にくくなり、本質的に意味のあるコンテンツが評価されるようになってきていますが、こういったコンテンツは一朝一夕に作れるものではありません。

3)のテクニカル要素は、Googleがそのサイトをどう認識するかをコントロールするものです。
URLが大量に生成される動的サイトでは、googleのことを考えずにサイトの実装をしてしまうとGoogleから見たURLが多すぎ、Googleが上手く評価できないという問題が出てきます。
また、モバイル対応やサイトの読み込みスピードなど、Googleが評価する技術的な要素や、AMP(Accelerated Mobile Page)やMFI(Mobile First Index)などの新しい仕様に対して対応することも重要です。

本来はリンクもコンテンツも、SEOを目的に取り組むというよりは、「ユーザーにとってより有益なサービス」を提供するというマーケティング視点で追求すべきものです。短期的に取り組むと「ユーザーの満足度」を大事にするgoogleからすると過剰最適化(ユーザーの目を欺く)と判断され、ペナルティの対象となってしまうことも多々あります。

営業トークで事実と異なることを言ってしまうと詐欺になるのと同じで、上流から下流まで考えた際、「過剰ではない最大限」に評価をしてもらうという考え方がSEOでは大事です。

 

SEOの必須ツール「Googleサーチコンソール」

SEOをやる上で必須のツールが、Googleの提供する「Googleサーチコンソール」です。無料で使えるツールですが、色々なレポートがある反面、それぞれのレポートが真に意味するところを読み取るためにはある程度専門的な知識が必要です。

Googleは、検索結果一覧を表示する過程で、大きく以下の3つのシステムが動いています。
・クローラー(URLとコンテンツの読み取り)
・インデクサー(Googleデータベースへの登録)
・サーチャー(検索クエリに対して結果を返す)

サーチコンソールではこれらがgoogleの中でどのように動いているかを示してくれています。
サイトのリニューアルを行ったり、アルゴリズムの変動などにより自然検索流入の傾向が大きく変わったりした際、サーチコンソールのデータを元にどこにボトルネックがあるのかを判断することは重要です。

 

今回のセミナーでは、Googleの仕組みとサーチコンソールの見方の基礎をさらに踏み込んで詳しくお伝えします。ぜひご参加ください!

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株式会社プリンシプル 常務取締役COO
中村 研太氏

2008年京都大学理学部卒業。
人材業界の企業にてマーケターとして勤務。 SEO難関ワードでの上位表示の実績を残した後、SEOを中心としたウェブマーケティングのフリーコンサルタントとして独立し、2013年より株式会社プリンシプルに参画。2014年執行役員就任。
ECサイトを中心に不動産・求人・BtoBサイトなどのSEOを手がけ、多くのサイトでSEO収益向上の実績を残す。
GAIQ・Adwords認定資格所持。

株式会社プリンシプル https://www.principle-c.com/

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