クリエイターが語る。幸運な転職をかなえる4つの方法

幸運な転職をかなえる4つの方法

あなたの仕事選びの基準は何ですか?雇用形態、仕事内容、それとも会社規模や勤務場所でしょうか。
いずれにしても、自分が幸せになる働き方を実現したいですよね。
ライフイベントに合わせて、さまざまな雇用形態での転職経験を持つクリエイターが、自身の経験の中で気づいた「幸運な転職をする考え方のコツ」をお伝えます。

転職先を探すとき、まず、さまざまな条件を比較するという方も多いと思います。
「正社員か契約社員か」「やりがいか待遇か」「給料か勤務地の近さか」「今転職すべきか、残るべきか」…。
それらを天秤にかけ、考えれば考えるほどわからなくなり、答えがでなくて悩んでいる…そんな方もいらっしゃるかもしれません。自分が心から納得できる転職は、どうすればかなうのでしょうか。

 

視野を広く持つ

英国のハートフォードシャー大学のワイズマン博士は、望み通りの仕事につき、幸せで意義のある人生を送る「運のいい人」について、科学的にリサーチした心理学者です。
博士は「自分は運がいい」という人と「自分は運が悪い」という人をグループに分け、新聞の中の写真を数えてくださいと指示する調査を行いました。
実は、新聞の中に大きく書かれた「この文字を見つけたと伝えたらお金をあげる」というメッセージをどれだけの人が見つけられるかという実験だったのですが、結果、「運がいい」と答えた人の方が、その箇所を多く見つけることができたそうです。

ワイズマン博士は、運のいい人はそうでない人と比べて「視野が広い」という特徴があると述べています。
先ほどの実験からも、「運が悪い」と答えた人は目の前の作業のみに夢中になる、つまり視野が狭くなる傾向があることがわかります。
運がいい人は、リラックスして視野が広がっていることで、人生を変える人物に出会ったり、思いがけない求人を見つけたりといった、偶然のチャンスに多く巡り会える、という訳なのです。

 

点と点がつながると信じる

Apple社の共同創立者のひとり、スティーブ・ジョブズは、2005年にスタンフォード大学を卒業する学生に贈ったスピーチの中で、大学を中退した後にカリグラフィの授業を受けたことが、後にマッキントッシュ・コンピューターのフォントの基礎になったことを例に出しました。
そして、思わぬ寄り道が1つの点になり、点と点が後に予期しなかった形でつながることについて、こう話しました。

「未来に先回りして点と点をつなげることはできない。できるのは過去を振り返ってつなげることだけなんだ。だから点と点が将来、何らかのかたちでつながると信じなければならない」

あなたが「これは望み通りのものと違う」と嘆く今の仕事も、あなたが今気になっている仕事も、スティーブ・ジョブズ氏のいう「点」なのかもしれません。自分では想像もしない未来が、点をつないだ先に用意されている、と信じることが、思うままに生きる、すなわち納得できる選択の鍵になるのです。

 

直感・本音『も』大事にする

もし今、仕事選びの答えが出ないと悩んでいるのなら、理性で考えている「~すべき」「~であるべき」を優先し過ぎているからかもしれません。

人間の脳の構造は、生命活動を維持する脳幹、大脳辺縁系からなる「本能脳」、大脳新皮質からなる「理性脳」にわかれていると言われます。
この「本能脳」と「理性脳」が葛藤するとき、人は強いストレスを感じます。「すべき」「しなければならない」という理性だけでがんばろうとするとき、本能や感情は反抗し、葛藤が起こります。
実は「こうしたい」という本音を、「~すべき」で抑えこんでしまっている、それが悩みの根底かもしれません。

人生において、予期せぬ出来事は日常茶飯事です。
キャリアにおいても8割は偶然によって決定される、というキャリア理論もあります。実際に転職が決まったとしても、転職活動と企業の採用タイミングが、たまたま偶然にも重なったと言えます。
ですので、理性だけ考えていくのではなく、直感・本音で「そうしたい」と思うことを肯定してあげることも、本当に自分が納得できる、幸運な選択へとつながると言えます。

 

自分ひとりで考えない、相談をする

視野を広げ、つながりを信じ、「そうしたい」と思うことを肯定する。
これらに対し、最後の一ピースとして、周囲の人との相談が大事になります。

やりたいことはわかった。でもやり方がわからない。
あるいは、そもそも、上記の3つがうまくできていないこともありえます。

そんなときに、周囲の人々とぜひ相談をしましょう。
まったく想定していなかった働き方や転職活動の方法、企業が見つかるかもしれません。また、本当の自分の思いに気づけたり、既に点と点がつながっていたりするかもしれません。

相談をする相手も、いろんな人がありえます。
例えば同業種の人であれば、その人の体験談は非常に参考になるでしょう。異業種の人だとしても、想像すらしなかった新しい考え方に触れることができるかもしれません。
また、人材会社のキャリアコンサルタント・キャリアアドバイザーに相談するのも有効です。多くのノウハウや方法を知っている他、キャリアという人生における長い視点での考え方に長けています。

そういう意味では、キャリアアドバイザーはやや「理性脳」寄りかもしれません。また、同業種の人であれば、「本能脳」的な要素が強くなるかもしれません。
これらもバランス良く、もしくは自分の必要な要素を考えつつ相談相手を選ぶといいでしょう。

 

転職活動で行き詰まったとき、それは「視野が狭まっているよ」というサインなのかもしれません。
頭で考えすぎることを少し休んで、心を感じてみる。いろんな人と話をしてみる。「それだけが唯一の道じゃない」「他の選択肢もある」という風に捉えなおすことができ、思わぬ本音に気づき、予期せぬ偶然のチャンスに出会うことにつながるかもしれません。

 

参照元:
(1) リチャード・ワイズマン「運のいい人の法則」
http://www.amazon.co.jp/%E9%81%8B%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%83%B3%E5%8D%9A%E5%A3%AB/dp/4042982255

(2) スティーブ・ジョブズ スピーチ:
https://www.youtube.com/watch?v=87dqMx-_BBo#t=0m55s

(3) 脳の構造:日本メンタルヘルス協会のテキストより
8割が偶然:クランボルツ 1999年 Planned Happenstance Theory(計画された偶発性理論)

 

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