Webディレクター必見!「Word Press」に必ず入れておきたいプラグイン

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Word Press(以下WP)には、機能を拡張する便利なツールが多くあります。しかし、そのクオリティは様々。それ自体の機能は優秀だったとしても、すでにアクティブになっているほかの「プラグイン」を干渉してしまう場合もあり、改修時には入れられない…、ということも多々発生します。今回は後々の更新作業も踏まえて、「忘れがちだけど、最初に入れておきたいプラグイン」をご紹介します。

WPでサイト構築をする上でプラグインのメリットとは

WPのプラグインの主たるメリットは下記の3つです。

  • 運用が楽になる
  • 集客を手助けしてくれる
  • ユーザビリティが向上すること

スパムコメントを自動で除外してくれるAKismetや問い合わせフォームを設置できるcontact Form7など、それにかかわるプラグインは、クライアントとのヒアリングの中で当然導入も検討されるでしょうし、話がでない場合でも、提案の中にもいれておくべきです。

一方、忘れられがちなのが「更新作業」に関わるプラグインです。

Webディレクターの仕事はエンジニアとの間に入り、クライアントの要望に合ったサイトを作ることです。運用すべてを継続して行う場合もありますが、ブログ感覚で投稿できる仕組みさえつくれば、記事作成などの更新作業は誰にでもできます。その分コストが抑えられるため、更新作業はクライアントが行うということも多くなってきました。
それだけに、なおのこと、更新時のことも考慮した制作をしなければいけません。

Webディレクターなら意識しておくべきプラグインとバグ

Webディレクターとして見栄えのいい記事が簡単に書けるよう、デザインを追加できるTinyMCE Advancedあたりを導入提案するのはデフォルトですが、クライアントが実際にしばらく使いながら不便を感じ、改修や機能追加を依頼してくることが多々あります。
しかし、追加のプラグインを導入することによってエラーやバグなどが発生することもあり、エンジニアからNGが入ることも。

エラーやバグが起こった場合、すでに実装されているどのプラグインが影響しているかの検証には時間と工数がかかります。そして、見積もりを出した結果、予算の関係で見送りになる事態も珍しくありません。
そうなると、更新担当者はもやもやした気持ちを抱えながら作業をするということになり、中には「知見があるなら、必要とわかるはずでは?」とWebディレクターの落ち度として指摘され、実際にトラブルとなったケースもあります。

記事などの更新作業には初期導入しておきたいプラグイン

筆者がWPの更新作業で必要性を強く感じ、しかし、エンジニアから「エラーが起こるから、今からの追加では入れられない」と言われたもののひとつがDuplicate Postです。これは「記事複製」ができるプラグインです。

設定によって記事だけではなく、その記事に付随する「関連タグ」や「カテゴリー」、「アイキャッチ画像」などもすべてコピーできるので、ひな形にも使えます。つまり、連載企画などの更新においては、公開用の詳細設定がそれこそ「秒」!で完了します。

とてもシンプルなプラグインですが、エンジニアから「追加では入れられない」と言われたサイトが複数ありました。
更新があるサイトであればDuplicate Postは最初から入れておくべきプラグインといえるでしょう。
また、クライアントから「サイトが重い」とクレームが入ることを回避するために、「自動で画像圧縮」してくれるEWWW Image Optimiserも初期段階での導入検討の余地があると言えるでしょう。

更新作業における効率を考えた校正

またWP記事編集中に、普段ビジネスで使っているWordやExcelのように「打ちミスした単語を検索置換したい」という場合があります。WPの校正プラグインとしてはjapanese proofreading Previewが有名ですが、これは、エディター部分のみ対応で、別フレームで書いているリードなどには適用がされません。

また、1記事全体の検索置換に使えるものとして、chromeの拡張機能であるSearch and Replaceがあります。しかし、こちらは速度が遅く、編集業務の効率性は高いとはいえません。

そうなると、自作するか既存のプラグインやコードを「カスタマイズする」という対応になりますが、これこそ改修にでもなればどこにバグやエラーなどの悪影響が出るかわからないので、後々大変な作業となってしまうのです。
そのため、エンジニアによっては「今さらできない」と言われることも多いです。

更新作業があるサイトでは、単語などの検索置換は絶対必要になる機能です。Webディレクターとしてクライアントやエンジニア含め、初期での導入検討を提案してみてください。

まとめ

プラグインは非常に便利な機能ですが、定期アップデートが必須。便利さを求めすぎ、ついつい欲張ってたくさん入れすぎるとメンテナンスに手が回らなくなるという事態に陥ります。

また、上述の通り、プラグインの質も様々で、導入によってウィルスに感染したり、ハッキングされやすくなるということも言われています。クライアントがネットで流れているこういった情報に不安に感じ、プラグインに対して不信感をもつこともあります。

サイト構築の新規ジョブ時には運用しやすい適切な数と将来的な視野も入れ、クライアントの要望に即したプラグイン導入を提案してみてください。もし、そのサイトから手離れすることがあっても、数年後、改修を担当するスタッフに必ずや感謝されること請け合いです。

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