SNSなどの「実名・顔出し」はフリーランスクリエイターにメリットあり!?

今回のコラムではフリーランスクリエイターが活動する際において、仕事をしたときのクレジットやSNSなどで、実名出しや顔出しをするべきか否かについて考えていきたいと思います。

ちなみに結論から言わせていただくと、ずばりフリーランスクリエイターは実名(または仕事用の名前やペンネーム)や顔出しをした方が、何かと「トク」をすると言えます。その理由について以下で解説していきたいと思います。

 

フリーランスクリエイターは「実名・顔出し」の方がトクをする

なぜその方が「トク」をするのかについては皆さんもある程度おわかりかもしれませんが、何よりも「信頼性が高まる」ということが挙げられます。そんなこと今さら当たり前では?と思われるでしょう。しかし、この効果は何よりも馬鹿にできない大切なものなのです。

例えば、まったく同じスキルをもったデザイナーが2人いるとしましょう。そして、あなたが仕事を発注する側です。そこで、それぞれのSNSやクラウドソーシングを「実名・顔出しで運営」している場合と、「ハンドルネーム・景色や動物など個人が特定できないようなアイコンで運営している」場合では、どちらに仕事のオファーをしたくなるでしょうか? 

試しにわかりやすく画像にしてみました。

今回は「実名・顔出し」の方もフォトストックサイトの写真を使用したので若干の胡散臭さは拭えませんが、どちらのプロフィールが信頼できますか?と問われたら一目瞭然、言わずもがなではないでしょうか。
猫は可愛いですがここでは特に「通院中」という一文が入ってしまったことで、見るものに「この人は本当に大丈夫か」という疑問を沸かせることになってしまいました。

実際に筆者も、SNSは「実名・顔出し」で運営しています。そのためTwitterやFacebook上で知らない方や企業から突然、じかに仕事を依頼されるということがよくあります。
そこで依頼が来る理由としてはもちろん当人なので想像の域を出ませんが、おそらく上記のような猫大好き@通院中のようなハンドルネームで猫のアイコンだった場合は、今よりオファーは少なくなっていただろうと思われます。

クリエイターは「物を作る」ことが仕事ではありますが、それと同様に「信用商売」でもあると言えるでしょう。この信用は、当然その人自体の信用でもありますし、クリエイションのレベル的な信用も含まれます。誰でも信用がなければ仕事は回してもらえませんし、どこの誰かもわからない人間へ企業はお金を払いません。

せっかくSNSやクラウドソーシングで自身を宣伝できたとしても、そこにいる「中の人」を感じさせられなければ依頼のハードルは高くなるばかりですので、大きな機会損失となってしまうことも事実です。

このような点から、既に有名人であったり仕事が引く手あまたの方を除いて、「実名・顔出し」をした方が恩恵を預かる確率が高いと考えてよいでしょう。

「実名・顔出し」による最大の懸念!「炎上リスク」をどう捉えるか?

実名・顔出しの話をするにあたっては、メリットとデメリットを天秤にかけなければ、不平等というものですね。実名・顔出しをする上でのデメリットと言えば、やはり「炎上リスク」が一番に挙げられるのではないでしょうか。

最近では、何が燃え上がるか本当にわかりません。自分としては、当たり前であることを表明しただけでも、『他人にとっては燃やしたくなる薪だった』というケースも多々あります。
しかし、実際のところちょっとした発言が「炎上した」くらいでは、実生活には何の問題もありませんし、それこそネット上でもすぐに忘れ去られてしまいます。

筆者も、過去に納品したコラムが編集者の手によって大幅に改変された後に公開され、軽く炎上したことがあります。おかげでかなりのPVになりましたが、現実世界で「燃えてるねー」などと言われることもなく、いつの間にか鎮火していました。
増してや「過去にこんなことを書いている」などと蒸し返されたこともありませんし、仕事においても一切支障は出ていません。

この実例などから踏まえて(当然、燃え方にもよりますが)、「実名・顔出し」での炎上リスクに関しては軽視こそはできないものの、神経質にそれほど気にすることでもないというのが現実的でしょう。

そもそも、真っ当に仕事をしていれば、大やけどをするような炎上はないでしょうし、仮に不可抗力で燃えてしまったとしても、そこまで大きなダメージはありません。

 

「自分を売る!」自己プロモーションにおすすめ

実名・顔出しに関するメリットとデメリットを並べてきましたが、フリーランスクリエイターは「自分を売ること」が何より重要です。どんなに実力を持っていたとしても、誰にも知られていなければ、残念ながら誰からも仕事を依頼されることはないのです。

昔から「顔を売る」と言いますが、現代もまさにその通りです。顔と名前を世の中に向けて出してこそ、初めて周囲から「その人」が認知されます。
自分が何者で、何をやっているかを知ってもらう。そこがあってこそ、「じゃあ、この人に仕事を頼んでみようか?」というアクションを起こさせることができます。
そこで「実名・顔出し」で素性を明らかにしていれば相手に安心感をもたせやすく、その行動ハードルを下げることもできるのです。

また、仕事と直接関係があることではないですが、実名・顔出しをすることによって自分の発言や制作物に責任と自信を持てるようになってきます。責任や自信が持てれば、SNSなどに書く内容にも変化が現れます。さらに、発信する言葉が変わってくると自然と行動にも変化が訪れます。
そして、それは最終的に自分の結果を変えてくれるのです。これもまた、メリットの一つであると言えるでしょう。

 

まとめ

もしあなたが現在「実名・顔出し」をするか・しないか?を検討しているなら、ぜひチャレンジしてみることをおすすめしたいと思います。自分の名前と顔で世の中に向けて発言や作品を発表してみたなら、きっと世界が広がり違う結果も訪れるはずです。

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