
国内、国外問わず、最近では商用可能な無料写真素材サイトのクオリティがどんどん上がっています。例えば日本なら、「ぱくたそ」や「写真素材 足成」、「写真AC」などなど、「本当に無料でいいの?」と勘ぐっってしまうほど良質な写真素材が、日々提供されています。特に、「ぱくたそ」で配布されている写真を見ない日はないと言っても過言ではないほど、今やインターネット上に溢れていますよね。便利な時代になりました。
そんなわけで今回は、仕事でも使えそうな無料写真素材サイトをいくつかご紹介していきます。
※冒頭でご案内したサイト
ぱくたそ https://www.pakutaso.com/
写真素材 足成 http://www.ashinari.com/
写真AC http://www.photo-ac.com/
目次
■Skuawk
http://skuawk.com/
フォトストックサイトの「Skuawk」は、無料写真素材サイトの中でも、ひときわ美しい写真をパブリックドメインにて公開しています。使用感としては、カテゴリー別にしっかりと整理されているため、目的の写真が探しやすく好感がもてます。高解像度なのも嬉しいところ。大きめの印刷物を制作する際や、背景すべてを画像で表示するようなデザインをする際に重宝しそうです。少々難点を挙げるならば、あまりに写真がお洒落過ぎるので、加工がしにくい点でしょうか。これは他の海外ストックフォトサイトにも多く共通しています。
■Unsplash
https://unsplash.com/
「Unsplash」もまた、数万点にも及ぶ著作権フリーの写真素材を無料で使用することが可能です。「Unsplash」の一番の特徴と言えば、コレクション機能でしょう。単純に好みの写真をまとめられるだけでなく、他人がキュレーションしたコレクションを参照することも可能です。「水」に関する写真を集めたものだったり、「都会的なもの」を集めたものだったりと、さまざまなコレクションが存在しており、見ているだけでクリエイティビディを刺激されます。
難点は、これまた写真がお洒落すぎることと、慣れないうちはお目当ての写真に辿り着きにくいところでしょうか。しかし、左上の検索窓に単語を放り込んであげれば意外となんとかなります。臆せず検索してみましょう。
■StockSnap
https://stocksnap.io/
「海外サイトはどうにも検索がし辛い…解りにくい」とお悩みの場合には、検索のし易さに特化した「StockSnap」はいかがでしょうか。なにせ、トップページにドカンと検索窓が配置されており、その下部には「Business」や「Nature」など、よく検索される語句がタグで並んでいます。また、日付、ビュー数、ダウンロード数、お気に入り数などでソートできるのも嬉しいところ。痒いところに手が届く設計になっています。
こちらも難点を挙げるとすれば、上で紹介しているサイトより、若干写真のクオリティが劣る(同程度のものももちろんあります)点でしょうか。しかし、案件によってはこのくらいのクオリティが丁度よい場合も多々ありますので、状況に合わせて利用すれば、大したデメリットではありません。
■FindA.Photo
http://finda.photo/
「無料 写真素材」や、「photo free」などで検索してみると、膨大な数の無料写真素材サイトが出てきますので、「どれを選んだら解らない」という方も多いでしょう。そんな方には、厳選された無料写真素材サイトのなかから、横断的に著作権フリーの写真を検索できる「FindA.Photo」をおすすめいたします。
今回ご紹介した中だと、「Unsplash」も「FindA.Photo」で検索可能です。
「FindA.Photo」で特徴的なのは、何と言っても「色」で写真を絞り込むことができることでしょう。トップページの検索窓の下、「BROWSE BY COLOR」より、お好みの色をクリックすれば、紐付けられた写真が一覧で表示されます。メインカラーやアクセントカラーに合わせて写真を選びたいときなど、大変重宝するのではないでしょうか。
難点は特に見当たりませんが、その便利さ、写真の多さゆえ、逆に選びにくいこともあるかもしれません。また、参照するサイトのライセンスが変わってしまった場合には、すぐ対応してくれるか? という疑問は少々残ります。面倒でも写真を使用する際には、ダウンロード元を訪れて、商用の可否を確認した方がよいでしょう。
■常に規約の確認を。無料だからこそ、提供者にリスペクトを
以上、5つの無料写真素材サイトをご紹介させていただきました。予算がないときや、仕事で使えそうな写真をストックしておくなど、様々なシーンで役立つことかと思います。
ただ一点、「商用可」と表記されていても、それがWebなのか、紙媒体なのか、広告なのかによって、可否が変更になる場合もありますし、サイトの方針が変わってCC0以外の素材を置くことだってあるかもしれません。
いざという時に問題が起こらないよう、サービスを利用する際は、規約を読み込み、変更が無いか? どのような用途でも使えるか? などなど、その都度確認すると、間違いがありません。
無料で提供されている写真も、写真家、サービスを提供するサイト問わず、裏では多大な労力がかかっているものです。それゆえ、しっかりとしたライセンスに関する知識を持っておくことは利用者の義務です。仕事で使うなら尚更ですよね。こんなに美しくて、高解像度でな写真を無料で提供してくれる方々に感謝の気持ちを込めながら、ルールを守って、便利に、楽しく、使いましょう。
※CC0とは、科学者や教育関係者、アーティスト、その他の著作権保護コンテンツの作者・所有者が、著作権による利益を放棄し、作品を完全にパブリック・ドメインに置くことを可能にするもの