【アンガーコントロール】怒りをコントロールできれば、仕事はもっとうまくいく?!

「クライアントからの無茶ぶりが続く」「タイトな納期の中で差し込み案件が入る」など、クリエイティブ現場では何かとストレスフルな状況が生まれやすいもの。営業職とデザイナー職の喧嘩を日常茶飯事なんて感じている方も多いのではないでしょうか。そんなときは、ちょっとしたことにもイライラしがちで、つい周りに怒鳴り散らしてしまう…なんて方も多いかもしれません。
しかし、そこで「怒らない」という選択をすれば仕事も職場の人間関係ももっとうまくいきます。というわけで、今回は怒りをコントロールする方法についてご紹介しましょう。

 

自分の「イライラ」が生むデメリット

たとえば雨が降ってきたときに、「今日は雨だなんて、もう最悪だ・・・」と思うか、「雨の日だから仕事に集中できる!」と思うかは、その人次第です。「雨が降っている」という目の前の事実は変わりませんが、そのときの感情によって、雨に対する受け止め方は大きく変わってきます。リラックスして落ち着いているときに雨が降ってきても、別にそこまで雨を嫌がることはないでしょう。
しかし、もしもイライラしているときに雨が降ってきたらどうでしょうか。雨によってイライラが増長し、たまたま進捗報告にやってきた部下に対して、必要以上にキツく当たってしまう…なんてこともあるかもしれません。

このように、イライラすると人は物事をネガティブに受け取りやすくなります。そうすると、物事がさらに悪い方向に転んだり、周囲に「あの人はいつも余裕がない」といったマイナスイメージを与えたりする可能性も…。イライラは、まさに“百害あって一利なし”なのです。

実際に、現在では社員や管理職に対する研修として「アンガーマネジメント」を導入する企業が増えています。それらでは、精神論的なものではなく、あくまで「怒りをコントロールするスキル」として教えられています。

ではここから、怒りをコントロールする具体的な方法についてご紹介していきます。

 

【1】アンガーログをとる

簡単かつ効果が高いのは、自分の「アンガーログ」(怒りの記録)をとる方法です。

自分がいつ・どこで・どんな状況で・どれくらい怒ったかを詳細に記録し、情報を蓄積していきましょう。そうすることで、自分の怒りの傾向や頻度、パターンなどを知ることができます。重要なのは、「自分はこういう場面でイライラしやすい」ということを一歩引いて客観的に見てみること。それができれば、イライラする状況を自分から作らない、イライラしやすい相手との接し方を変える、といった回避方法を見出しやすくなります。

またアンガーログは、食べたものを書き出すだけで痩せていく「レコーディングダイエット」に例えられることがあります。怒りやイライラを書けば書くほどスッキリして怒らなくなっていくのです。

 

【2】怒りの第一感情を探す

怒りという感情は、実は「第二感情」と言われるものです。

怒りの背景には、イライラを感じる前の「第一感情」があります。第一感情とは、不安、ストレス、悲しみ、苦しみ、痛み、寂しさ、弱さなどです。
怒りの感情をぶちまける前に、まず「この怒りの第一感情は何だろう?」と考えてみましょう。そうすれば、「自分の気持ち(第一感情)を相手にきちんと伝えるにはどうしたらよいか」が見えてくるので、怒りに任せて出てくる暴言をグッと飲み込むことができます。

たとえば、頼んでいた仕事がなかなか終わらない部下に対してイライラしたとき、その第一感情が「納期に間に合わないかもしれない」という不安だったとします。そうと分かれば、部下に「納期に間に合うかどうか不安なんだ」と素直に伝えましょう。それだけで、怒りを抑えながら相手に言いたいことをきちんと伝えられます。

 

【3】状況を変えることにフォーカスする

「怒るのを我慢すると、ストレスが溜まるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、本当は「状況が変わらないから、ストレスが溜まる」のが正解です。裏をかえせば、私たちは怒ることで状況を変えようとしているのです。
しかし、怒ったところで状況が改善されなければ、ストレスが溜まる・・・悪循環ですよね。

事実、怒らずとも状況を変えられればイライラを解消することはできます

大切なのは、相手に「ここを改善してほしい」というリクエストをきちんと伝えること。怒り任せに感情をぶつけるのではなく、第三者から見ても分かるように明確なリクエストを出しましょう。
その際、「もっとしっかりして」「ちゃんとやって」といった、主観的で曖昧な表現はNGです。具体的な数字を挙げるなどして、正確な表現を心がけてください。
相手にきちんと意図が伝われば、イライラする状況を変えることができ、結果として怒らずに済みます。

 

まとめ

笑顔が笑顔を呼ぶように、イライラはイライラを呼びます。マイナス思考による負の連鎖を作らないように、「あ、今の自分はイライラしている……」と思ったら、そこで怒りをコントロールするようにしましょう。
今回ご紹介した3つのポイントを押さえ、ぜひ仕事や職場の人間関係を円滑に回すのにお役立てください。

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