もしや五月病!? クリエイターにありがちな原因と対処法

もしや五月病!?クリエイターにありがちな原因と対処法

ゴールデンウイークも終わり、もう6月。4月に転職や転勤、異動など、環境が変わって大変だったという方も、大型連休をはさんで、そろそろ腰を据えて仕事に取りかかりたいところ。
そんな時になぜか、やる気が出ない、集中できない、身体がだるい、などとふさぎこんでしまっている方はいませんか?それは『五月病』かもしれません。

 

そもそも五月病って?

『五月病』とは、環境変化に伴う心身の疲れやストレスが原因で、意欲が出ない、集中力が続かない、ネガティブ思考になる、胃が痛い、体がだるいといった症状が見られるものを指します。

4月には入学や就職、異動などの環境変化が多くあり、皆、無我夢中で取り組みますよね。5月の連休が明けたころにその緊張の糸が切れ、がんばってきたストレスがどっとあふれて、症状として現れてきます。
そのため、俗に『五月病」と呼ばれていますが、特に5月に限ってなる病気でもなければ、正式な医学用語でもありません。
多くは体や心を休めたり、新たな環境に慣れてくることで治まりますが、長引いたり、生活や仕事に支障をきたすほど症状が重い場合は早めに医療機関を受診するよう勧められています。
医療機関では「適応障害」や「軽度のうつ」と診断されることがあるようです。

 

クリエイター・デザイナーと『五月病』

クリエイターやデザイナーの場合、デザインや制作そのものが好きで仕事にしている方が多いため、「やる気が出ない」といった状態に陥ることはあまりないかもしれません。それでも、疲れやストレスが原因とあれば、クリエイターやデザイナーだって五月病にかからないわけではありません。
実際のところはどうなのでしょうか?クリエイターたちに五月病の経験について、聞き取りをしてみました。

 

まずは、「まったく無縁」と答える方たち。

「仕事以上に楽しいと思える趣味もなく、子どもができてからは、スケジュールを詰め込みすぎないようにスローダウンし、ストレスもない」(40代・女性・ライター)

「祝日や連休などとは無縁で、どこかに遊びに行きたいというアクティブな欲求もない。毎日、常に何かしら制作をしていて、それが合っている」(30代・女性・デザイナー)

 

次に、「フリーランスになってからは、まったくない」と言いきるのは、40代のウェブオペレーターの女性。
会社員時代は「五月病どころか、年中、毎日、鬱々していた」彼女ですが、フリーランスになり、いくつかの仕事をしながら生活している今は、
「自分で仕事の時間配分を決められるし、満員の通勤電車に乗らなくてよい。仕事をいくつも掛け持ちしていて、時間的、体力的には大変だけれど、ストレスは感じなくなった」とのことです。

また、ストレスを感じることもあるが、上手に気分転換をしている40代男性のデザイナーはこう言います。

「環境変化が常で、環境に縛られないことが自分に合っている。
東京の事務所、地方にある自宅、あるいは校了前には出版社の編集部でと、場所を移してあちこちで作業をする。移動中の新幹線の中や、出先のカフェでも。同時に複数のプロジェクトで動くこともあり、一緒に仕事する相手もその都度変わる。
それでも仕事が重なり、忙しい時は余計なことを考える暇がなく、悩むことがないけれど、時間的余裕のある時の方がイライラ、集中できない、眠れない、となることがある」

そういう時には、インターネットをやめ、公園を散歩しながら頭を整理したり、コーヒーを豆から挽いたりして気分転換を図っているようです。
また、自営で時間の融通がきくため、「幼稚園から帰って来た子どもの面倒をみるのもストレス解消かもしれない」と話していました。

 

毎年、大きなイベントをこなした後に『五月病』にかかっている人もいます。

イベント制作会社でWebとグラフィックを担当する30代女性は「クリエイティブといっても、お客さんとの交渉や発注先の業者さんとの話し合いなど、仕事はやはり、人間関係。胃が痛い」と悩みをこぼします。
さらに、職場が絶えず人手不足で、パート契約でも責任のある立場を任され、担当する仕事も毎年変わるという状況。一大イベントを終えると、意欲が出ない、集中力がない、不正出血、胃のむかつき、眠くて眠くてたまらない……という症状に陥ってしまうということです。
定期的に通っている鍼灸で、この『五月病』は良くなるそうです。

デザイナーで、ヨガの講師もしている30代女性は、「案件によっては胃が痛くなることもあるけれど、そんな時は、ヨガが効果的。ヨガは、マインドを前向きにしたり調和をとったり、心身ともに元気になる。ただ座って呼吸するだけでも心のお掃除になる」と話します。

このように、リフレッシュ方法を持っている人はいるものの、多くは、不調があっても、業務や職場に慣れるに従い、自然に解消したという声がほとんどでした。

 

「仕事が大好きでストレスとは無縁」という人もいますが、通勤や拘束時間、人間関係、家族の状況など、人によって環境はさまざま。誰もが「五月病」にかかってもおかしくないのです。
ただし、症状が長引いたり仕事や日常生活に支障をきたすような場合は、職場の健康相談を利用したり、心療内科や精神科など医療機関を受診しましょう。

 

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