Webライターの価格相場って?どうやって報酬アップを目指す?

フリーランスの方によくある悩みとして、報酬額をいくらに設定すればいいのかという問題があります。フリーのライターとして独立し4年目をむかえた筆者も、スタートしたばかりの頃はどうやって自分報酬額を設定すればいいのかわからず、“ライター 価格 相場”とネット検索をした経験があります。あまり相場からかけ離れた額ではなかなか仕事が見つからないかもしれませんし、反対にあまりにも相場より安い額だと生活できるだけの収入が得られないこともあります。そこで今回は、筆者がフリーランスのライティング経験から掴んだ、Webライティングの相場をお伝えします。特に、これから仕事を始めたい方やそろそろステップアップの目指したい方は、ぜひ参考にしてください。

 

Webライターの報酬はピンキリ!価格帯別にみたWebライティングのお仕事

Webライティングの単価は、1記事100円というものもあれば、1記事30,000円以上のものまでさまざま。なんと300倍もの価格差があります。もっともっと高い報酬を得ているライターもたくさんいるでしょう。
これらはあくまでも筆者の知る限りにすぎません。

同じ1記事でこれほど差がある仕事内容とはどんなものなのか、1記事1000文字の仕事を例にとり、具体的に解説していきます。

※当記事は、2017年7月現在のものです。
※すべてのケースに当てはまるわけではなく、あくまで傾向的なお話となりますのでご注意ください。

<1記事500円以下>
クラウドソーシングサービスなどを利用したライティングは、このあたりの価格帯が多いでしょう。
このようなサイトを利用した場合、必ずシステム手数料が発生します。そのため、1記事あたりの単価から手数料を引いた後の金額が、ライターが実際に受け取れる額となります。

仕事の内容は、アンケート記事や書籍・音楽のレビュー記事、モニター記事など。なかにはWebコラムなどの仕事もありますが、文章力はさほど問われないものが多く、いずれもライター名が記されない「無記名(無署名)記事」がほとんど。どのサイトにいつ掲載されたか知らされないこともあるため、ライターが一方的に原稿を納品して終わり……ということも。

編集者がきちんと原稿チェックを行い、フィードバックをもらえることもありますが、多くの場合は編集者がおらず、専門知識のない担当者による最低限の文章チェックで即サイト上に掲載されてしまうというケースも少なくありません。

<1記事1,000円前後>
大手ポータルサイトやニュースアプリに配信されているような、美容やファッション、子育てや暮らしのお役立ち情報などを発信するコンテンツメディアに寄稿する仕事は、この価格帯あたりからスタートします。
経験や実績はさほど求められず、記事のネタになるテーマや斬新な切り口など、提案力や企画力が求められます

この価格帯になると署名記事も増えるので、サイト上で自分の書いた記事が名前とともに紹介されることになります。いよいよ“Webライター”としての実感が湧いてくる人も多いでしょう。
諸問題で今は下火となっていますが、インターネット上の情報を1つの記事にまとめる、いわゆる“まとめサイト”と呼ばれるキュレーションメディアもこの価格帯が主流です。

<1記事3,000円前後>
大手企業が運営するコンテンツメディアでの仕事は、2,000円~4,000円くらいが平均的な単価のようです。
アクセス数を上げて広告収入を得ることが運営側の収益につながるため、
一定のクオリティでコンスタントに記事を寄稿できるライティングスキル(スピード感や対応力、一定レベル以上の文章力)が求められます

誰もが知っている大手出版社や有名雑誌が運営するWebサイト内に掲載するコラムの仕事は、経験豊富なプロの編集者が担当しているケースがほとんど。細かい言い回しや表現などのチェックが入った原稿のフィードバックももらえて、ライターとして大きくスキルアップができます

<1記事5,000円以上>
企業が独自に運営する自社コンテンツのライティングなどは、アクセス数重視のコンテンツメディアに比べて価格相場は高め。記事の質を大切にしたメディアが多くなるため、掲載する記事の数よりも記事の内容をより重視されます。ときには1記事あたり数万単位の仕事もあり、各社どれだけの予算を費やしているかによって大きく変わります。

もちろん、売れっ子ライターやベテランライターになれば、付加価値がついてもっともっと高単価になる場合もあります。

 

薄利多売状態に注意!低単価の仕事はステップアップするための第一歩に!

駆け出しの頃は1本あたりの単価も低く、数を多くこなさないと収入に結びつかないというのはよくあることです。それでも、経験が浅いうちは低単価の仕事もこなして実績を作る必要があります。プロのライターとしてステップアップするための第一歩として考えましょう。
そして、ある程度、相手先が望むような記事を納品できたり、修正が少なくなってきたなと自分でも感じるようになってきたら、より単価の高い仕事にチャレンジするタイミングです。

たくさんの記事を書いた経験は、ライターとしての確かな実績となります。
たとえ「自分はこのジャンルが得意!」とアピールしたとしても、判断材料は実際の実績です。どんな経験を積んできたのかやどんな記事が書けるのかを、実績を交えてしっかりアピールできれば、次の仕事にきっと繋がっていくはずです。

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