【失敗しない退職】円満退職の仕方とは?

【失敗しない退職】円満退職の仕方とは?

悩みに悩んで決意した転職。デザイナーなどのクリエイティブ職はもちろん、どんな職種であっても、転職の際に最も大切なことの一つが“円満退職”です。
どうしても転職先のことばかり考えてしまいますが、今の会社をただ辞めればいいというものではありません。立つ鳥跡を濁さず。お世話になった職場に感謝し、円満な退職日を迎えることで、新たな職場で気持ちよくキャリアをスタートさせることができます。
今回は、円満な退職に向けてのポイントを解説します。

 

退職までの3つのポイント

『円満退職』をするためにまず覚えておきたいのが、退職までのおおまかな流れです。
退職の際にやるべきことをきちんと把握しておけば、ミスや伝え漏れなどが少なくなり、トラブルを回避することができます。

1)就業規則を確認しよう
日本の法律では、自己都合で退職をする場合の届け出期間は特に定められていません。そのため退職を申し出る規定は各社で独自に定められていることが多く、その期間に従って退職を願い出ます。
通常2週間~1ヶ月ほど前に書面にて退職の意思を示す場合が一般的ですが、代表がADを兼ねているような小規模の会社の場合、正式な就業規則がない場合もあるので、事前に人事担当者に確認をしましょう。

また、有給消化期間から、短期的な派遣で働こうかなと考えている方もいらっしゃると思います。
とはいえ有給消化期間は、まだその会社に「雇用」されている期間となります。ですので、ダブルワークがOKなのかの確認も必要です。

2)退職意思を伝える
懐から唐突に退職届を提出し、上司が驚いてキョトン…なんていう場面をテレビドラマなどでよく見かけます。しかし社会人の常識として、退職届を提出する前にまず、直属の上司に退職の意思を伝えることが正しい流れです。

まずは退職意思を伝え、退職願を提出、お繁忙状況や引き継ぎにかかる時間などをしっかりと相談し、正式な退職日を決定後に退職届を提出します。提出・伝え先は、所属している部署のリーダーや責任者、人事部などが一般的ですが、会社によって異なります。
なお、正式な書類となる退職届は、受理されると基本的には取り消しはできないものと考えましょう。
※退職届と退職願の違いについてはこちら

3)退職までのスケジュールを組む
退職日が決定したら、退職日を基準にスケジュールを組みましょう。
有給消化はどうするか、担当している制作案件の引き継ぎはどうするのか等、さまざまな状況を考慮し、余裕をもったスケジュールを設定します。
引き継ぎについてのポイントは後ほど細かく解説します。

 

周囲に退職を伝える最適なタイミングは?

人事部や部署のリーダーなど、職場の規模や体制によって退職を願い出る先はさまざまですが、それとは別に、ディレクターやプロデューサーなど業務の内容を把握し、一番身近で仕事をしている直属の上司にも退職の意思を告げ、コンセンサスを得ることが大切です。

この時に気をつけたいのが、“相談”ではなく“報告”にすること
相談という形で切り出すと、退職を考え直すよう引き止められたり退職日を引き延ばされたりとスムーズに退職できないことも考えられます。そのため、ディレクターやプロデューサーへの報告の際には、人事部や部署のリーダー等とどのようにスケジュールを共有しているかといったことも報告しましょう。
また、退職時は何かとトラブルに巻き込まれやすいもの。たとえ前向きな理由であっても、退職が正式に決定するまでは、同僚や他部署への安易な報告は控えた方がベターです。

 

第三者を入れた綿密なミーティングを!トラブルを防ぐスムーズな引継ぎ

退職の日程が整ったら、現在担当している業務を後任者に伝えるための“引継ぎ”を行います。この際、口頭のみで引き継ぎをするのではなく、引継ぎ内容をまとめた資料を作成し、退職後も後任者がいつでも確認できるような形を取りましょう

◯資料作成のポイントは…
・誰が見てもわかる引継ぎ資料を作る
・資料+口頭で確実な引継ぎをする
・引継ぎのミーティングは数回行い、十分な時間を取る

引継ぎ資料を作成したら、それをもとに後任者とミーティングをしましょう。可能であれば、全体を統括するディレクターやプロデューサー、あるいは、担当は違うものの同じような業務を担当しているメンバーなどに同席をお願いするとベターです。
第三者に参加してもらうことで、引継ぎ内容の伝え漏れやトラブルを回避し、確実に引継ぎを行うことができます。
ミーティングは1回でなく、できれば複数回行いたいもの。不明な点や業務がスムーズに進行できるかなど、退職日までにお互いの認識を明確にしておくことも重要です。

 

考えておきたい!退職後のお金のこと

既に転職先が決まっている場合は大丈夫なのですが、なかなか内定が出なかったり、転職先の都合で入社までに期間が空いてしまったりすると、その間の収入はゼロです。
就職活動中に必要なお金は、『求職者給付手当(通称:失業保険)』でまかなうことができますが、自己都合での退職の場合は実際に給付されるのは退職日から約4カ月後。つまり、退職してすぐの収入は、前月の給料のみになってしまいます。
とはいえ、家賃や光熱費などの生活費や、転職活動のためにお金は必要ですよね。金銭的に余裕がないと転職活動に焦りがでて、本命の会社の合否を待たずして就職してしまったり、第一希望でない会社に妥協して入社してしまったり、といったことにもなりかねません。
数カ月分の生活費を賄えるだけの余裕があれば、焦らず自分のペースで転職活動を行うことができます。退職後、数ヶ月生活ができるだけの蓄えを準備しておきましょう

また、蓄えに余裕がない場合については、何かしらの形で収入を確保する必要があります。
この場合、短期的なアルバイトや派遣が候補となってきます。デザイナーの方については、特に優クリエイトが扱っているような1日~数日程度のスポット派遣であれば、転職活動と並行して収入の確保ができるほか、実際にデザインの業務に携われるので、ブランクの防止という観点からもオススメです。

 

【ここが重要!円満退職まとめ】
・余裕を持った退職日の設定を
・辞めるという強い意志を持とう
・引継ぎは十分な時間と手間をとって
・退職後の蓄えはしっかりと

最後に、退職日が近づいてきたら、取引先や他部署の人にも退職の旨を伝えましょう。
あまり親しくない人にまで大っぴらに伝える必要はないですが、仕事でお世話になって人には感謝の気持ちを込めて、退職することを伝えておくとよいでしょう。
退職日を迎えるその日まで気を抜かず、今できることを精一杯行うことではじめて円満退社が実現します。

 

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