テーマ:「事業会社のマーケ・メディア担当者向け、メディアコンテンツライティング外注のポイント」
所要時間:約5分
こんにちは。高田です。
数年前から、
「SEOや認知拡大のためにも、自社の独自コンテンツを作り発信することが必要だ」
という話を聞くようになりました。
記事制作に追われる企業
ターゲットに合わせた情報を、自社メディアや、ブログ、SNS、メルマガなどにコンスタントにUPしないと…。
まずは社内で記事の作成を開始することになります。
しかし、多くの企業で記事を作るのはマーケティングや事業推進部、もしくはインバウンド営業の人々。
彼らは、何かの仕事を兼務しています。
運よくメディア担当部門があったとしても、彼らの本質は企画や分析。
一つ一つの記事執筆ではありません。
ということで、オウンドメディアの運営を始めたものの、社内では賄えずにライティング業務を外注する企業様が増えています。
ユウクリでも、ライターチームを編成してコンテンツ運用をお手伝いする事例が増えてきています。
記事がイメージと違う、という問題はマニュアルで解決できる
さて今回の本題は、外注した場合の、記事クオリティの管理について。
納品された原稿を見たとき「イメージしてたものとちょっと違う」という経験をしたことはありませんか?
実はこれ、外注のあるあるなんです。
制作を担当している方であれば、誰もが経験したことのあるこの失敗。
依頼時にマニュアルを作成しておくことで、修正の負担をグッと抑えることができるのです。
ではどんなマニュアルを作成したらよいのでしょう?
ここでは、マニュアルに入れる具体的な内容についてまとめてみました。
ユウクリも失敗から学びました
ユウクリも、以前は失敗しました。
もう過去の話なので正直にお話ししますが、コンテンツのお手伝いを始めた当初、ユウクリではクライアントからの依頼をそのままクリエイターに横流ししていました。
ライティングを数名にお願いしたのですが、それぞれあがってくる原稿がかっちりした文体だったり、軽めの文体だったり、表現も文字量もさまざま。
大量に赤字が入り、何度も出し戻しを繰り返すうちに、クライアントからの信用も薄れだします。
はじめは快く引き受けてくれていたライターさんからも徐々に不満の声が・・・
失敗の原因
特に制作ルールがなければ、クリエイターは自分の知っている方法や、やり慣れている方法で自由に作業を行うものです。
当然、あがってくる記事のクオリティやテイストは人それぞれ。
指示されてない箇所を指摘されれば、ライターも不満がたまるのは当然です。
この失敗からユウクリでは、依頼の際にクライアントからヒアリングした内容を独自に整理してポイントをまとめ、ライターさんたちに展開するようになりました。
結果、チームは安定。
長期的にリピートいただく企業が増えています。
マニュアルに必要なこと
コンテンツの原稿作成では、複数のライターさんが同時に作業を行う場合が多くなります。
そういった場合は特に、文体やクオリティにばらつきが生じやすくなります。
方向性を合わせるためには、以下の内容を具体的に示したマニュアルを作成するのが良いでしょう。
・メインキーワードやサブキーワード
・ペルソナの設定
・テイスト・トンマナ・執筆ルール
記事作成の目的
どんなに優れたライターさんでも、掲載するサイトの目的が分からないままに良い記事を書くことはできません。
掲載するサイトがどのような目的のサイトなのか、どんな内容のコンテンツ記事を書いてほしいのかなど、メディアについての情報は、できるだけ細かく伝えるようにしましょう。
・誰に向けたサイトか
・どんなテイストで
・何を伝えたいのか
メインキーワードやサブキーワード
SEOライティングでは、キーワードの指定が重要になります。
上位表示させたいキーワードを選び、文章に盛り込んでもらいましょう。
同時にサブキーワードとして、サジェストキーワードもあげておくとよいでしょう。
サジェストキーワードをあげておくことで、ユーザーが知りたがっている情報を整理することができ、ユーザーが満足するコンテンツに近づけることができます。
ペルソナの設定
どんなユーザーに読ませたいのか、ターゲットによって記事の内容は変わってきます。
例えば、20代の若者に向けた記事と、40代の主婦に向けた記事では、内容もテイストも全く違うものになります。
仮に40代の主婦としても、今の時代は暮らし方や興味の持ち方はさまざま。
プロモーションにおいては、具体的な人物にピンポイントで訴求する方が効果的です。
せっかくの記事が誰にも届かないということにならないよう、ペルソナはできるだけ細かく設定しておくのがポイントです。
・職業・年収
・趣味
・ライフスタイルなど
テイスト・トンマナ・執筆ルール
執筆ルールやレギュレーションがないと、文体がバラバラになり、サイトのトンマナも変わってきてしまいます。
文字数や用字用語も揃っていた方が読みやすいので、漢字表記かひらがな表記か、数字やアルファベットの半角・全角などの統一ルールは決めておき、リスト化しておくと校正の時にも役立ちます。
・文字数は何文字以上、何文字以下か
・用字用語の統一表記
・NGワード
やっぱり大事!クリエイターとのコミュニケーション
しっかりと認識を合わせたつもりでも、修正が発生する場合があります。
納品後は赤字を入れて、記事に関するフィードバックを行いましょう。
フィードバックを行うことにより、徐々に修正が減り、「イメージに近い原稿」に近づくことができます。
また、フィードバックはライターさんにとっても、モチベーションにつながります。
自分の書いた記事がどうだったのか、どんな反響や効果があったのかを知ることにより満足度が高まり、次回への意欲が湧いてきます。
フィードバックはライターさんとのコミュニケーションと考えて、行うようにしましょう。
良い点や改善点を共有し、ともに次回につなげていこうという姿勢が重要です。
「パートナーとして頼りにされている」そう感じたクリエイターは精一杯頑張ります。
自社では盲点となるような提案をしてくれるケースもあるのです。
まとめ
ライティングに限らずですが、何かの業務を外部にお願いする場合には準備が必要です。
丸投げするだけでは、これまでの業務負担を減らすことはできません。
マニュアル作成は、一見手間のかかる作業ではありますが、結果として、皆さんの修正などの労力や時間を抑えることにつながります。
また、ライターさんとの良好な関係を築くためにもマニュアルの用意は必須です。
外注依頼に慣れていない企業様や初めて外注を行うという企業様は、ぜひ参考にしてみてください!
コンテンツライティング、外注運用のご相談もお気軽に
実はマニュアルより大変なのは、マッチする人探しや外注方法の選定、そしてライターチームを作った後の進行やクオリティ管理といった運用の部分です。
人数が増えれば増えるほど、管理が煩雑になっていきます。
ユウクリでは、コンテンツライティングやバナーなどの画像制作のご依頼において、運用支援を行っており、クリエイターのスケジュール管理や、品質管理などの進行管理も行っています。
上記に記載したような共有事項のマニュアル化はもちろん、ターゲットの整理や発注フローの整理などの対応実績も豊富にあります。
コンテンツメディアの運用にお困りのご担当者様は、お気軽にご相談ください!
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