【グラレコ活用事例】株式会社日経CNBC

【グラレコ活用事例】株式会社日経CNBC

△日経CNBC津田様(左)とユウクリ坊垣(右)

株式会社日経CNBC様は、日本経済新聞社と米国4大ネットワークのひとつNBCの子会社CNBCが中核となる24時間マーケット・経済専門チャンネルです。視聴可能世帯は日本全国で約500万世帯にのぼり、2023年には既存のインターネット配信サービスを「日経CNBC online」に名称変更してパワーアップ。さらにサービスや利便性を向上させています。生きた経済が「いつでも」「どこでも」「わかる」―そんな存在を目指している企業です。

お話を伺うのは営業本部長の津田様。特別番組「NISAの日スペシャル 〜キャリア世代のための「お金を育てる」話〜」にて、グラレコをご利用いただきました。今回グラレコを使用した背景と狙い、制作の裏側などをお聞きしました。

 

- まず貴社の事業を教えてください。

「正確なマーケット・経済情報をライブやオンデマンドで伝え、投資家と企業に貢献する映像メディアになる」をミッションとする24時間マーケット・経済専門チャンネルです。
全国のケーブルテレビ局、スカパー!、自社インターネットサイトなどが主な配信先です。

- 津田様の所属部署の業務について教えてください。

営業本部は日経CNBCの収入を担っている部署で、ケーブルテレビ局などプラットフォームへの配信、デジタル個人会員や法人会員向けの配信、CMセールスや提供番組の制作・企業向けの映像制作などが主な業務です。

若い世代へ向け、番組内容をグラレコでわかりやすくまとめて理解を促進

- 今回はなぜ、番組の演出にグラレコを使おうと思われたのでしょうか。

今回は2月13日の「NISAの日」特番で活用しました。番組内容でわかりやすくまとめたグラレコを制作し、後で番組WEBサイトから誰でもダウンロードできるようにしました。グラレコを見返して、より内容を視聴者に理解していただくことが一番の目的です。また「番組のこの部分は自分に関わりがあるな」と、グラレコを見返したときに自分ごととして認識していただけるのではと考えました。

また日経CNBCの視聴者は年齢層が高めで、株式投資や資産形成に取り組んでいる方が主です。今回グラレコを使用した番組では視聴者層の拡大を狙い、若い方にも興味を持っていただけるよう「資産形成」と「キャリア形成」両方の観点を盛り込んだ内容としました。

ただ少し心配だったのは「資産形成」だけ、もしくは「キャリア形成」だけの話なら伝わりやすいですが、2つの軸があると内容が混線してしまうのではないかと感じていました。その不安もあり、グラレコをまとめとして使いました。

- グラレコのメリットを理解いただき、効果的にご利用くださっていますね。大変興味深いテーマですが、今回の番組の狙いをもう少し詳しくお聞かせください。

先程話したように、日経CNBCのユーザーの多くは年齢層が比較的高く、経験豊富な個人投資家です。しかし2024年からスタートする新NISAのように、「貯蓄から投資へ」の動きを後押しする投資優遇制度の拡充もあり、株式投資などの資産運用にこれから取り組む層が世代を超えて広がると考えています。

一方若い世代にとっては、まず“自分のキャリアをどのように作っていくか”が最も重要で、資産形成が後回しになっているケースも多いと思います。番組内でABCashTechnologies社長の児玉隆洋さんも話されていましたが、自分のマネーリテラシーを高め、お金についての「漠然とした不安」を取り去ることは、キャリア形成の可能性を広げることにも有効です。

番組では、“キャリア形成が優先でも、資産形成ができれば選択肢が広がりチャレンジができる”ということを伝えたいと考えました。またこの番組をきっかけに日経CNBCというチャンネルに触れていただき、今後ユーザーになっていただければという思いは当然ございます。

本番組を事例に、現状を突破する新しい取組みへも挑戦

- 番組でグラレコを使用した効果や反応はいかがでしたか?

想像した以上にまとまっていて理解もしやすくなったと感じました。収録現場で完成したグラレコをスクリーンで投影したとき、出演者全員から「おお!」と歓声が上がっていましたね(笑)。 出演者の方々も皆コミュニケーションを仕事にされているので、「ここまでできるのか」と驚いていらっしゃいました。

弊社では既存の視聴者層を深掘りするのと同時に、新しいユーザー層を開拓していきたいと考えています。現状を突破するためには、いろいろなことを試さなければ先が見えてこない、という意識があり、この取り組みもその一環と位置づけています。

実施方法は収録現場でリアルタイム、対談をその場でグラレコ

- 今回のグラフィックレコーダー、本園さんの対応はいかがでしたか。

本園さんには、本当にノータッチでお任せできました。完成したグラレコもまったく修正をお願いしていません。一番初めに概要の打ち合わせをしたとき、グラレコで議事録を作成していただきました。また事前に番組に必要な情報のインプットをしっかりしてくれて、その点でも非常に安心できました。出来上がったグラレコの完成度にも反映されている部分だと思います

また本園さんには名刺交換の時にその場で似顔絵を書いていただいたりもしました。それを見てグラレコはいろいろな光の当て方ができるコミュニケーション手段だと感じ、イマジネーションが広がっています。今後はグラレコをメインにした新しい番組企画も考えています。

- グラレコを一度使うと、皆様イマジネーションが湧いてくるという方が多いです。
  今回の実施方法は、どのような形だったのでしょうか。

本園さんには収録現場に直接来ていただきました。iPadで収録での対談をその場で聞きながら、リアルタイムでグラレコしてもらいました。事前の打ち合わせは2回で、まず先程お話した番組概要のご説明と、収録直前の台本確認に同席いただきました。

最初にリモートでの実施も考えたのですが、やはり番組として現場での一体感がほしかったんですよね。また初めての試みだったのでリモートは若干不安もあり、やはり来てもらったほうが、その場で気になる点などをお伝えしやすいかなと思いました。

番組制作の裏側。「理念はわかるけど画にならない」、収録2週間前の決断

- そもそもユウクリを知ったきっかけは何だったのでしょう。また担当営業の坊垣がお力になれたことはありますか。

ユウクリさんを知ったのは、昨年春の展示会がきっかけです。そのとき坊垣さんの紹介で、グラレコを知りました。興味はありましたがすぐというわけではなく、坊垣さんからはその後も定期的にご連絡をいただいていましたね。

番組づくりは、リサーチして企画書を作って制作体制を整えて…そして私達は営業なので、そのスポンサーをどうやって見つけるかとか、そういう業務をやっているうちにすぐ「あ、もう番組来週だ」ってなっちゃうんですよ(笑)。

今回の番組もそうで、もう大体概要が固まって「これで行こう!」と決まっていました。
ただ私としては、そうは言いつつも「ちょっとひと手間足りないな」と思っていたところがあったんですよね。「こういう番組を作ろう」という思いはあったのですが、「理念はわかるけど画にならないな」という不安が残っていたんです。

そんななか、最終段階の会議で「もっと“なにか“にスッキリ落とし込めないだろうか…あ、グラレコだ」とひらめいたんですでも収録日が2週間後に迫っていて、坊垣さんに「今から大丈夫ですか」とおそるおそる連絡したところ、快諾いただきました。

例えば「1週間待ってください」と言われたら無理だったのですが、すぐに「大丈夫ですよ」とレスポンスしてもらえたので、無事にグラレコを実施することができました。本当にありがたかったです

- そんな裏側があったのですね。無事お力になれてよかったです!津田様はグラレコが活用できる企業は、どんな企業だと思われますか?

業種に関わらず、複雑な制度の説明などに使えそうですね。制度自体は図にしたほうがいいかもしれませんが、NISAのような制度で、使い方や使う場面などを表現するときにグラレコを組み合わせると、いろんな企業が伝えやすのではないかと思いますね。
人との接点があるところを画に見せるというのが向いているのではないかと感じます。

資産形成を真剣に考えるすべての人へ「日経CNBC online」

- 今後の展望を教えてください。

日経CNBCは、4月の改変で番組内容を強化するとともに、既存のインターネットサービスを「日経CNBC online」に改称しました。

アプリのリリースやウェブサイトのリニューアルが最初の取り組みとなりますが、これは日経CNBC自体のリブランディングの一環でもあり、今後、マーケット解説の強化と、オンデマンド動画の充実によって、弊社のミッションとして定めている「正確なマーケット・経済情報をライブやオンデマンドで伝え、投資家と企業に貢献する映像メディアになる」に一歩でも近づくよう目指していきます。

資産形成を真剣に考えるすべての人に関心を持っていただきたいと思っています。これからもよろしくお願いいたします。

 

【今回グラレコが使われた番組はこちらからご覧になれます】※グラレコもダウンロードできます
▼番組視聴ページ
日経CNBC NISAの日スペシャル 〜キャリア世代のための「お金を育てる」話〜 | 番組 | 日経CNBC (nikkei-cnbc.co.jp

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