【新卒スカウトサービス 導入事例】株式会社アットキャド

【新卒スカウトサービス 導入事例】株式会社アットキャド

株式会社アットキャド様は、創業以来、設計部門のお客様に対する人的支援(CAD及びBIMオペレーターに特化した専門派遣・紹介事業)を中心として事業を展開している企業です。

今回お話を伺ったのは人事部主任の脛永様と、今年『美大芸大就活ナビ』から新卒入社したシステム部の大塚様。100名の新卒採用目標のもと、サービスをご利用いただいた成果と感想、美大生として実際に就活していた際の考えの変化などをお聞きしました。

23卒の採用で7名の成果!定額なので多く採用するほど効率的

- 貴社の事業と従業員数について教えてください。 

主に2つあり、ひとつがCADオペレーター製図専門の人材派遣、もうひとつが製図のアウトソーシング事業です。CADとはコンピューターで設計するためのソフトウェアになります。製図ということでクライアントは建築系が多く、スーパーゼネコンと呼ばれる大手企業様とのお取引が多いです。

-  全体の社員数と、今回新卒採用したポジションを教えてください。約100名も新卒で採用されるのですね。

全体の社員は435名です。(2023年4月現在)
24卒は新卒を設計職として90名、社内システムエンジニア職を5名、採用目標として掲げていました。設計職に関しては、正社員で採用した方が他社様で就業するという形を取っています。企業様の製図を手伝ったり、また現在建築業界ではCADからBIMというソフトへの移行が行われているのですが、社内に実際に入ってその推進を行ったりしております。社内システムエンジニアに関しては、社内のインフラ整備・システムの構築、運用を行っています。

脛永様

人事部主任の脛永様

-  『美大芸大就活ナビ』導入にあたり、どんな背景・課題をお持ちでしたか。

中途採用はしてはいますが、基本的に新卒がメインです。
100名を目標とした大型採用ということもあり採用費用が一番の課題です。
当社は2005年設立ですが、ありがたいことに設計の採用は年々拡大しており、20卒から今のような大型の採用を行っております。ただ、弊社はまだそこまで知名度が高いわけではないので、母集団形成に苦戦していました。
人材紹介でお願いすると費用がかさんでしまうこともあり、媒体とうまく併用してバランスをとっています。それだけ企業様からのお引き合いが多いということになります。

「美大芸大就活ナビ」は、前任者がユウクリさんのSNSを見たことがきっかけで知りました。毎年採用目標人数が伸びていることもあり様々な手段が必要なので、そのひとつとして利用しています。

-  「美大芸大就活ナビ」ご利用の成果はいかがでしたか。

23卒からの利用で、7名を採用することができました。
スカウト通数に制限がないのはありがたいですね。登録している学生全員にスカウトを送って見てもらうことも可能です。また「美大芸大就活ナビ」は美大生に特化しており、CAD人材の即戦力となりうる建築科で設計を学んだ学生が多くいますので、非常に弊社の事業と相性がいいです。また、設計が未経験でも技術職に挑戦したいという前向きな学生たちとも出会うことができました。

スキルは仕事をしているうちに身につく、大切なのは人間性

- 美大出身者によさを感じる部分はありますか。

一般大学から来る学生は、もちろん全員がそうではないのですが「とりあえずこの仕事を選んだ」という層が、残念ながら多い傾向にあります。
美大生はつくることに強い意志があり、「専門的になにかを突き詰めたい」という気持ちで学んできているので、質感が違いますね。なので、美大出身だとこの仕事を長く続ける方も多いですし、入ってくるときから気概の違いを感じます。うちでは専門的な経験がなくてもチャレンジできるよう間口を広げているのですが、美大生には素養の部分でアドバンテージがあると感じています。

- 新卒を中心にしている理由はありますか。

基本的な弊社の考えとして、スキルは仕事をするうちに学び、習得することができると考えています。そのため、当社が新卒採用で一番大切にしていることは「人間性」です。
入社した企業で適応するためには人柄の良さは非常に大切な要素になります。そのためスキルの高さより、相手のことを考えてコミュニケーションができるかどうかを重要視しています。

「美大芸大就活ナビ」の記事がきっかけで将来の視野が拡がった

- では、今年「美大芸大就活ナビ」から新卒入社したシステム部の大塚さまにお話を伺います。所属部署と具体的な仕事内容を教えてください。

システム部に所属しています。私はCAD人材としてではなく、自社での直雇用でシステムエンジニアの仕事に従事しています。社内で使う端末などの管理や不具合の対応を主に行っています。

- 学生時代はどんなことを学んでいたかをお伺いできますか。

武蔵野美術大学の造形学部デザイン情報学科を卒業しました。学生時代は、音を視覚的に表現することに興味があり、モーショングラフィックスを使って、音と動画の映像作品を主に作っていました。
「美大芸大就活ナビ」にも登録していて、学校で就活情報のセミナーをやっていたので、参加したり、トピックスを見たりして活用していました。

大塚様

新卒入社された大塚様

- 昨年当社の根岸が武蔵野美術大学でセミナーを開催したので、それですね!参加ありがとうございます。学生時代に学んだことといまの仕事へのつながりを聞かせてください。

はじめはモーショングラフィックをやろうと思っていたのですが、2年生の時に3DCGをつくるためにプログラミングをするという授業があったのです。そのとき非常に達成感を感じ、違う世界もあるということに気がついて、もっと自分の可能性を広げて考えてみようと思いました。

それから将来の道を制作に決めてしまうのではなく、プログラミングの経験を生かしながらできる仕事はないかと考え、少し視野を広げて会社を探しはじめたのです。そのときに「美大芸大就活ナビ」を使用していたのですが、ちょうどこの【先輩インタビュー】の記事を見つけました。

美大芸大就活ナビ 2022 | 【先輩インタビュー】私がこの会社を選んだ理由と魅力~アットキャド編~ – 美大芸大就活ナビ 2022 (y-create.co.jp)

この記事で「設計のCADを使用している会社」というのを見たとき、CADを使ったことはないけれど3DCGを学んでいたし、自分が学んできたことと全く同じとはいえなくても、重なっている部分が多くあるなと興味を引かれました。
その後に人事の方と面接して、「人を大事にする」という社風が強く感じられ、共感できたということもあり、最終的に志望して決めました。

- 【先輩インタビュー】の中では「手に職をつけたい」という話がありましたが、それも考えていましたか?

やはり作り手であるならば「技術が身につく」というのはどうしても惹かれますよね。自分が将来思ったように何かを作れるようになるには、技術や知識は必ず必要になるので、「技術を身に着けたい」ということは学生時代から常々考えていたと思います。

- 実際に今の仕事をしてみて、いかがですか?

社内SEは会社のために利益を作り出す側ではなく、会社で働く方へ還元をする仕事だと考えています。学生時代に塾のアルバイトをしていて、講師が教えやすい環境づくりに注力していました。会社のみんなを支えるような仕事にやりがいを感じていて、社内SEは似た立場だと思います。

いまの具体的な仕事は、会社の端末の不具合に対応するなどの基礎的な処理です。社内の方との関わりが多く、自分の属していない方の部の方々が困ったときに話す機会が多いですね。みんなに「ありがとう」とか「助かりました」など感謝をもらえた時には凄くやりがいを感じています。

問題解決のプロセスをふむ、SEの仕事と制作の仕事の共通点

- 学生時代の経験が今の仕事に活きていると感じることはありますか?

今の仕事は「不具合に対してなぜそれが起こったのか」という原因を突き止め、その後にどう対応したらいいかと考えることが常々あります。大学時代の制作の時は、課題があって、そこに対してどのように自分の制作・デザインを通して対応していくか考えて解消していくかを考えていました。

なぜこれが問題なのかを考える、原因を突き止めるためには調べる、ということを行います。調べるには、記事を探したり、現地に実際行って状況を見たりします。

その調べた情報を元にどうしたらいいのか考えて行動する、という流れで制作活動をしていました。この考え方は、問題を解決する上でプロセスを踏むなど、いまの仕事と非常に共通点が多くありますね。制作で論理的な思考をしていた経験が、今の仕事にも生かせていると思います。

- これからの目標はありますか?

のちのちシステムの中身を担当するときに、プログラミングの知識がまだと感じます。なので、しっかり勉強をして技術的な能力も身に着けて、できることの幅を増やしていきたいです。先輩方がいまやってくださっている仕事ができるように、というのが今の自分の目標になっています。

- ありがとうございました。それでは脛永さまに戻ります。「美大芸大就活ナビ」はどのような企業におすすめでしょうか。

専門性を高めてきた学生が登録しているので、1つのことに熱中できる方、集中して取り組むことができる方を採用したい企業に向いていると思います。

- 御社の今後の展望やアピールしたいことがありましたらお伝えください。

弊社は、おかげさまで毎年125%以上の成長をしています。CAD人材の派遣事業では現在シェア1位となっています。今後もCAD事業のリーディングカンパニーとして、技術者の支援をとおして、日本の建設業界に貢献してまいります 。

株式会社アットキャド

Connect People and Companies
人と企業をつなぐ

https://recruit.at-cad.co.jp/

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