今回は、はじめてのデザイナー転職のための心得『転職理由』についてお話していきます。
私は今まで2,000人以上のデザイナーをはじめとしたクリエイターの転職支援をさせていただいており、年齢層も20代前半から40代後半までスキルやキャリアも様々な方の転職相談を聞いてきました。
なかでも、転職自体が初めてとなる20代のクリエイターは、行動に移すまでにとても慎重になるケースが多いように感じます。
例えば、こんなことを思ったことはありませんか?
人生一度きり。そして今の時代はネットで様々なことを知ることができます。
多角的な情報収集をしていくことで可能性を広げることができる第一歩になるので、是非今回の記事もその一助となれば幸いです。
「しんどい」「楽しくない」こんな転職理由でもいいの?
まず、仕事で違和感を感じた時、直感的にどのような感情・気持ちになりましたか?
キャリア相談でよく挙がるのは、
・しんどい…
・楽しくない…
このような言葉が多いです。
そして、その感情や気持ちを、忙しさでごまかしながら仕事に邁進していく日々を送っていませんか?
はじめての転職だと、「こんな理由で転職してもいいのか…?」と迷うこともありますよね。
特に、最初の転職では他の会社を知らないので「今の環境が当たり前」と捉えてしまい、転職に踏み切る勇気がなかなか出ない…というデザイナーさんも多くいらっしゃいます。
実は、私も20代半ばでデザイナーとして1社目の少数精鋭の制作会社にいた頃は、社内に相談できる人もおらず情報も入ってこないことから「これが普通なんだ」と自ら言い聞かせてしばらくがんばっていました。
しかし、やはり違和感は増幅していくもので、数カ月後には「やっぱり転職しよう」と決意しました。
上記のまるこさんのように、誰もが一度は経験するであろう違和感。
この違和感を放置せず、まずは見つめ直すことからがスタートです!
転職理由を掘り下げ、ネガティブからポジティブな言葉に変換していきましょう
転職理由として大切なのは、「しんどい」「楽しくない」をそのままに解釈しないことです。
なぜしんどいと思うのか?なぜ仕事が楽しくないと思うのか?について、その背景を振り返ってみてください。
どんな時にしんどい、楽しくないと感じますか?
その背景には、もっと本質的な課題があるかもしれませんので、目を背けずに向き合いましょう!
例えば、
・クライアントに厳しい指摘をされてしまった時
・毎日締切に追われ、こなすことに精一杯に感じている時
このような背景があるとします。
このときの感情はやはり辛いですよね…。
でも、なぜその感情になるのでしょうか?
それは、裏を返せば「クライアントに喜んでもらいたい」「一つ一つしっかり仕事に向き合いたい」という気持ちがあるからだと思います。
このように、ネガティブな気持ちはもともとポジティブな期待・意志があるからこそ生じるものであるので、根本にあるポジティブな期待・思いを具体化すると、転職活動にもアウトプットしやすくなります。
転職理由「残業が多い」をポジティブ変換するには?
クリエイター職だとあるあるな転職理由「残業が多い」というネガティブワードの場合。
もちろん、これをそのまま面接で答えるだけでは落選してしまうでしょう。
では、どのようにしてポジティブ変換すればいいでしょうか?
これも先程と同じように、「残業が多い」で思考停止にするのではなく、「残業が多い」背景を振り返ってみましょう。
・担当クライアントを数多く受け持っている
・納期が短い案件が同時並行になりがち
・少数精鋭のため対応できるのが自分しかいないから
などなど様々な背景があると思います。
さすがにクライアントや社内都合もあるため仕方ない…と思いがちですが、完全に自己解決は難しくとも、自分なりにできる工夫があるはずです。
「残業をしない工夫を率先してできていたか?」も振り返ってみると良いと思います。
そうすると、「違和感・不満→自分なりに改善策を講じても現状が変わらなかった→転職を決意した」というストーリーができあがります。
ここで棚卸しをしておくと面接でも受け身ではない自発性をアピールできるようになり、面接でも説得力が増すので、ぜひ自分が努力したことを書き出してみましょう。
そして最後に付け加えたいのが、「残業を少なくして、どうしたいのか?」という展望について。
「残業が多い」という課題を解決するとどんなパフォーマンスを発揮できるのか?を具体的に話ができると、話をポジティブに展開しやすくなります。
例えば、残業を減らすことで
・プライベートを充実させ、仕事にも還元していきたい
・就業後はかねてから興味のあったマーケティングの勉強をしたい
・家族ができるので、家族のための時間に充てたい
などなど、仕事観や価値観が伝わる内容だと好印象に映る場合が多いです。
みんなはどんなことに悩んでいる?クリエイターに聞いてみました
実際に、他のクリエイターはどんなことに悩んでいるのだろう…と気になったことはありませんか?
クリエイターワークス研究所(CWL)で2022年6月に行ったアンケート調査がありますので、以下ご確認ください。
引用:クリエイターワークス研究所《クリエイターの仕事満足度調査⑦》デジタル(Web/IT)系・グラフィック(広告/SP)系クリエイターの転職事情
悩みのトップ3は
『給料(年収)が上がらない』
『スキルアップできているのか分からない』
『目標となる先輩や上司がいない』
でした。
このような悩みが続き解決する見込みがないと判断した時、転職を決意するクリエイターが多いようです。
このように、みんな同じように悩み、行動している人がいると思うと、行動する勇気も湧いてくるのではないでしょうか?
人生一度きり。より良い働き方、生き方をするために、今できることから始めてみませんか?
悩んだらまずは情報収集をしてみましょう!
今では求人媒体だけでなく、エージェント、スカウトサイト、ダイレクトリクルーティング、SNS、縁故など、様々な手段や経緯で転職成功しているクリエイターがいます。
では、クリエイターはどんな経緯で転職活動を成功させているのでしょうか?
同じくクリエイターワークス研究所のアンケート調査では、以下の通りとなりました。
引用:クリエイターワークス研究所《クリエイターの仕事満足度調査⑦》デジタル(Web/IT)系・グラフィック(広告/SP)系クリエイターの転職事情
回答を見ていくと、1位は『求人広告・求人サイトを見て直接応募』となりました。
まずは、世の中に自分の希望・条件に合う求人があるのか?求人広告や求人サイトでリサーチから始めていくのが一般的なようです。
そこで興味のある求人があればカンタンに応募できますし、応募ボタンをクリックする勇気がなくとも『気になる』ボタンをクリックして先方からのスカウトやオファーを狙うという手もありです。
2位は『エージェントからの求人紹介』。
最近では、弊社のようにデザイナー職を得意とするエージェントやエンジニア職に特化した人材系エージェントが増えていますし、大手企業から中小企業、さらには個人で転職支援サービスを行っているキャリアコンサルタントもいます。
今後目指したい職種やキャリアや相性により使い分けているクリエイターもいますので、まずはどんなエージェントがあるのかチェックしてみると良いかもしれません。
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事業会社出身Webデザイナー(20代)→IT企業にマーケティング知識をつけることができるWebデザイナーとして入社(年収400万円)
▼はじめてのデザイナー転職の心得②|キャリアの軸
▼はじめてのデザイナー転職の心得③|志望動機の作り方
▼はじめてのデザイナー転職の心得④|面接対策
▼はじめてのデザイナー転職の心得|まとめ
次回は、転職の『軸』について、お話していきたいと思います。
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